作品データ
あらすじ
ゾンビ映画撮影の為に訪れた廃墟ビルで、ギャングの処刑現場を目撃した自主映画クルーは建物から出られずにいた。
そこでクルーたちは映画撮影技術を駆使してギャングたちから身を守ろうと奮闘する。
武術の達人であるスタントマン、特殊効果技術のスペシャリスト、音響のプロはそれぞれ特技を発揮し、建物からの脱出を目指すのだった。
登場人物&出演者
・ドニー(演:ジャン=ポール・リー)
代表作に『アフガン・サバイバー』、『アルテミスと妖精の身代金』などがあります。
映画『DEAD OF THE DEADLY』のスタントマン。アクションではハーパーの代わりにゾンビたちを倒していた。
あくまでマーシャル監督の指示に従っていて、特に文句を言う事なく素直に仕事をしていた。
ギャングの処刑現場を撮影して逃げ回ると、襲ってきた彼らを一人でほぼ相手して負傷させる。
チレンバの部下に手こずるも一人を倒し、捕まったキムを助ける為にマーシャル監督と同行。
最後はチレンバと対決して劣勢になり、オッドボッドに助けられ、仲間の遺体を積み生還した。
・エリー(演:ロザンナ・ホルト)
代表作に『マッド・ドライヴ』、『ロブスター』などがあります。
映画『DEAD OF THE DEADLY』の特殊効果を担当。ハーパーのメイクも担当するが、セクハラをされてやり返していた。
雑用係のキムに登場人物への着弾するリモコンを渡すが、誤作動させた事に少し怒っていた。
ギャングの処刑現場を撮影して逃げ回り、勝手に動いたハーパーに付き、反撃用の武器を作る。
ビルを爆破する素材で武器を作り、途中でオハラに見つかり負傷するも混合液が顔を溶かした。
最後はチレンバをオッドボッドが殴りつけ爆破し、仲間の遺体を車に積んで生還を果たした。
・オッドボッド(演:ニッキー・エヴァンズ)
代表作に『BEFORE DAWN/ビフォア・ドーン』、『Adult Babies』などがあります。
映画『DEAD OF THE DEADLY』の音響スタッフ。マーシャル監督が用意した機材が古くて文句を言っていた。
やたらと携帯電話の電波を拾ってノイズを起こすと、全員の集めてキムが別の場所に置いた。
ギャングの処刑現場を撮影して逃げ回り、携帯電話の場所を知るキムたちを探しに向かった。
機材を使って近寄ってくるギャングの動きを的確に判断するが、チレンバの接近に気付かず。
最後はジェンを殺したチレンバの左手を爆薬で破壊し、肩口にも爆薬で破壊して生還を果たす。
・キム(演:マイカ・プロトコル)
代表作に『Hollows Wood 3D』、『Attack of the Adult Babies』などがあります。
映画『DEAD OF THE DEADLY』の雑用係。コーヒーを用意したり、特殊効果のリモコンなどを持たされるなどなんでもやる。
有能じゃないせいで失敗ばっかりするが、マーシャル監督たちが静かに怒る程度に許される。
ギャングの処刑現場を撮影して逃げ回り、勝手に動いたハーパーを安全そうな部屋に入れた。
オハラたちに捕まってターカーに顔を何度も殴られ、マーシャル監督の犠牲でなんとか助かる。
最後は爆破リモコンをエリーに渡しチレンバを倒して、仲間の遺体を積んで車の運転をした。
・ハーパー・パートリッジ(演:ダグ・アレン)
代表作に『ギャングスター・ナンバー1』、『クローズド・サーキット』などがあります。
映画『DEAD OF THE DEADLY』の主演俳優。今回の撮影に対して不満を持ち、実は裏でドラッグをやっている。
撮影では勇ましい主人公を演じるが、実際はクズでジェンにセクハラするもやり返される。
ギャングの処刑現場を撮影して逃げ回り、勝手に動いてキムとジェンとともに逸れてしまう。
見つかりそうになって死体のフリをすると、焼かれそうになって反撃してエリーに助けられる。
最後は負傷していたドニーに緩和する為にドラッグを渡し、仲間の遺体を積んで生還した。
・ジェン(演:ケイトリン・リオーダン)
代表作に『If I Were You』、『A Fistful of Lead』などがあります。
映画『DEAD OF THE DEADLY』のカメラマン。デジタル一眼レフでの撮影について限界があると監督に言っていた。
有名作品のように撮るようマーシャル監督に言われるが、ムリだとハッキリ言うも努力はした。
ギャングの処刑現場を撮影して逃げ回ると、廃墟ビルの出入り口が一ヶ所の事実に呆れていた。
マーシャル監督が許可を撮っておらず、ゲリラ撮影だから誰にも知らせていない事に驚く。
最後は足音を消して忍び寄ったチレンバに反撃するが、あっさりと捕まって首を折られて死亡。
・マーシャル(演:アダム・マクナブ)
代表作に『Way of the Monkey’s Claw』、『The 95th』などがあります。
映画『DEAD OF THE DEADLY』の監督。低予算でゾンビ映画を解体寸前の廃墟ビルで撮影を進めていた。
スタッフに給料を払えないほど金に困窮しているが、今回の撮影で成功すると信じていた。
間違えてギャングの処刑現場を撮影し、逃げ回って勝手に廃墟ビルへ来たとみんなに告白した。
オッドボッドやドニーと携帯電話を探すが、チレンバの登場でジェンが殺されると反撃した。
最後はターカーに捕まったキムを助ける為に身代わりを申し出るが、呆気なく殺されてしまう。
・オハラ(演:ニコラス・アーロン)
代表作に『運命を分けたザイル』、『アウト・オブ・タイム』などがあります。
ギャングの一人でターカーの右腕。ターカーの甥を殺した男を捕まえるが、商売女まで連れて来た事を報告していた。
甥を殺した男が怯えて命乞いする姿を笑顔で見て、仲間に対して行う処刑について説明した。
マーシャル監督に顔を見られて事で始末しようとして、ドニーによる反撃を受けて焦っていた。
ドニーのせいで劣勢になるもチレンバの登場で形勢逆転し、逃げていたキムを捕まえていた。
最後は逃げようとしたエリーを負傷させるが、混合液を顔面に食らって溶けてしまい死亡した。
・チレンバ(演:カラニャ・ヨーク)
代表作に『トレイン・ミッション』、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』などがあります。
ターカーの元にいる格闘に秀でいた部下。別の場所にいたが、ドニーにやられた事で部下とともに呼び出される。
ドニーを含めた撮影スタッフを倒す為に廃墟ビルへ足を踏み入れ、足音を立てずに近づいた。
オッドボッドの隙を付いて登場し、反撃したジェンの首を折るもマーシャル監督の攻撃で気絶。
逃げていたドニーと顔合わせすると、負傷していたせいで圧倒的に有利な立ち回りをした。
最後はドニーの首を折ろうとするが、オッドボッドの爆破攻撃を食らいターカーに始末された。
・ターカー(演:リチャード・サンドリング)
代表作に『ピープルVSジョージ・ルーカス』、『死の恋人ニーナ』などがあります。
ギャングのボス。甥を殺した男を廃墟ビルで処刑しようとするが、商売女まで連れて来た事にブチ切れていた。
顔を見られた事から商売女をあっさりと銃殺し、甥を殺した男の処刑方法を説明して実行した。
マーシャル監督たちに処刑現場と顔を見られた事から、オハラたちに始末するよう指示した。
負傷したチレンバにトドメを刺し、ドニーたちを圧倒するも、キムに足を撃たれて倒れる。
最後はドニーたちを追うが、間違えてビルの爆発物を撃ってしまい、大爆発の中で死亡した。
感想
[個人的な評価]
本作は『コリン/LOVE OF THE DEAD』で知られるマーク・プライスが監督と脚本を務める。
この作品は『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』などで特殊効果を担当したスタッフが参加しています。
低予算のアクション映画となっているが、当初は少しコミカルな内容だと思ったら、意外にもシリアスな展開に驚いてしまった。
巻き込まれるタイプの作品というのは、基本的にコミカルな要素が多い中で、本作は危機に立たされた主人公たちのサバイバルを描いていました。
冒頭の低予算のゾンビ映画も観てみたい感じであったが、早々に物語が撮影スタッフの主人公たちとギャングの対決に意向していきます。
さすがに有名な映画の特殊効果のスタッフが参加している事もあって、それをふんだんに使った表現が多彩だったと思います。
どうしても軽い気持ちで鑑賞していたせいで、監督と女性カメラマンがあっさりと死んだところでかなりギャップを感じてしまいました。
ただ、本作は決してテンポがいいというワケじゃなく、低予算でありがちな登場人物の多さで尺を稼ごうとする感じになっていました。
そのせいで途中から活躍する登場人物と、棒立ちになる登場人物に分かれてしまい、これは統合しても良かったと思います。
結局、本作ではスタントマン、特殊効果、音声が良く活躍していて、他の役割を監督一人に集約しても良かったという印象になりました。
悪役側もムダに部下の数があって、しかも途中から増えるので、こちらも統合してもっとキャラクターを濃くするべきでした。
あとアクションが何度か登場するけど、同じようなパターンになっていて、代わり映えのないシーンに少し飽きてしまう。
唯一、良かったのはスタントマンを演じたジャン=ポール・リーのアクションと、特殊効果を演じたロザンナ・ホルトの美しさと頼りになるキャラクター
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