【ネクロマンサー/魔界大戦】RE-3375

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作品データ

公開年月 2019/11/14
ジャンル ファンタジー/アクション
原作 なし
監督 ピチャパ・パンタムジンダ
脚本 ピチャパ・パンタムジンダ
製作 ピチャパ・パンタムジンダ
製作国 タイ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

幼い頃にカルト集団の襲撃によって父親を惨殺されたヴィンは、彼らへの復讐を誓って黒魔術の使い手になると覚悟を決めて儀式を受ける。
ある日、ついに父親を殺害した敵を見つけ出すと、それぞれが伝説の呪術師、偏執狂の殺人鬼、カルト集団のリーダーと判明する。
生き残れるのは最強の呪文を持つ者だけで、ヴィンと三人との間に黒魔術同士の人知を超えた壮絶な戦いが始まるのだった。

登場人物&出演者

ヴィン(演:プリン・スパラット)

代表作に『Pachatippatai United』、『Bbop Twilight』などがあります。

主人公。黒魔術を使う父に持つ。ストリートファイトをしながら日銭を稼いでいる。

父親が持つお守りと命を奪われると、復讐するべく儀式を受けて黒魔術師となる。
不死身となってあらゆる術を使いながら、敵が「世界の法則」というカルト教団と知る。
伝説の黒魔術師から攻撃を受けるも人違いと分かり、別行動でゴットと戦うも一度負ける。
最後はイッチから力をもらい、脱獄してゴットを倒して戻るが、暴走を必死に抑えていた。

トゥーン(演:チチャ・アマタヤクル)

代表作に『魍美』、『The Exchange』などがあります。

女性刑事。連続で起きる不審死を調査していて、黒魔術師の存在を知ってしまう。

黒魔術をまったく信じていなかったが、同じ資料を探っていたヴィンの存在を知る。
警部が殺されると、ヴィンが犯人だと勘違いするが、すぐに誤解が解けて協力していく。
ゴットを追い詰めるヴィンとイッチとともに銃で応戦するも、あっさりと倒された。
最後は捕まったヴィンにイッチの力を授け、彼が戻って復讐が完了したと知った。

ナウ(演:ピチャパ・パンタムジンダ)

本作が長編映画デビュー作となります。

ヴィンの恋人。モデルの仕事をしていて、忙しくてヴィンと会う時間があまりなかった。

父親を殺されたヴィンが去ってしまい、人生のどん底にいて「世界の法則」で立ち直る。
取り戻した人生とモデルという事から「世界の法則」の広告塔になって体験談を話す。
ヴィンが再び会いにやって来ると軽く拒み、実はゴットに惚れて恋人の関係となっていた。
最後は儀式の途中で乱入したヴィンにより目を覚ますが、ゴットに首を折られて死亡。

イッチ(演:チャトチャイ・ブレングパニック)

代表作に『サルウィン』、『スリヨータイ』などがあります。

かつて伝説の黒魔術師と言われた男。現在は警察によって厳重な牢獄に囚われている。

刑事だった弟が何者かに殺され、訪ねてきたトゥーンを利用して簡単に脱獄した。
黒魔術師として復讐するヴィンに遭遇し、圧倒的な力で制するが犯人じゃないと知る。
ゴットが犯人だと判明してヴィンと共闘するが、強大すぎる力によって退避した。
最後は力を失ったヴィンに自身の力を渡し、電車でどこかへと去っていった。

メイ(演:シングジャイ・プレングパニック)

代表作に『スリヨータイ』、『ミウの歌/Love of Siam』などがあります。

カルト集団「世界の法則」の導師。青年実業家のゴットから資金援助を得ている。

各地から呪術に関するお守りなどを集めて、信者を増やしながら大儲けをしていた。
ヴィンから父親を殺したと疑われるが、実は何も知らないと分かってもらった。
脱獄したイッチが弟殺しの犯人を探していると、過去の因縁について問われていた。
最後は黒幕がゴットだと知ってお守りを使おうとするが、偽物で結局は殺された。

ゴット(演:ジラュ・タントラクル)

代表作に『ゴールド/金塊の行方』、『Nemesis』があります。

青年実業家。カルト集団「世界の法則」に出資して重要な幹部として活動している。

メイの指示に従って各地の呪術のお守りを集めていて、大儲けしようと画策していた。
ヴィンの父親を殺して彼が持つ呪術の力を手に入れると、全身にタトゥーが浮かぶ。
カルト集団の導師だった父親が殺され、奪ったメイに対して恨みを持つも暴走していた。
最後は復活したヴィンと対決するが、主人公補正による逆転劇に呆気なく倒された。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は監督であるピヤポン・チューベッチが2005年に製作した作品のセルフリメイクとなります。
この作品はタイ映画となりますが、未だに自分の中ではトニー・ジャーが世界に向けて出したアクション映画のイメージが強い。
最近では東南アジアの各国から多くの映画が作られているので、それまで目立っていたタイ映画も一時よりも埋もれつつある。
そんな中で、本作はアクション映画のベースを持ちながら、独自の黒魔術というモノを出してダークファンタジーのような感じになっています。
個人的に黒魔術はアフリカや南米のイメージが強いけど、タイにも黒魔術があるとは思わなかったです。
その為にかなり新鮮な印象を与えてくれて、劇中で使われている様々な黒魔術は面白いアイデアだと思いました。
ただ、大きな問題として黒魔術のルールについての説明がなく、どこからどこまでできるのか分からないです。
これは重要なポイントで、ある程度のルールを説明してもらわないと、なんでもアリ状態で面白さが半減してしまいます。
なぜなら、制限を設けないと物語の都合に合わせて便利すぎるモノになってしまい、緊張感が一切なくなってしまう。
なので、一定の条件でしか使えないとか、これができて、これができないとか、それがあるだけで面白さが引き立つと思います。
そのせいでせっかくの黒魔術という面白い設定も、輪郭がフワッとしているせいで完全に活かしきれていなかった。
しかし、これをもしハリウッドなどでリメイクするならば、もっと分かりやすく派手な演出になって面白くなるはずだと期待します。

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