作品データ
あらすじ
モンゴルの広大な砂漠で伝説の秘宝を探すダニエルは、車の故障で立ち往生している慈善団体「希望の医師団」のアリシアたちに遭遇する。
助ける代わりに金を要求するダニエルに嫌悪感を示しながら、アリシアは自分たちを待っている伝染病に苦しむ村へ向かう。
仲違いするダニエルとアリシアだったが、そんな二人の前に古くから伝わる“モンゴリアン・デス・ワーム”が襲いかかるのだった。
登場人物&出演者
・ダニエル(演:ショーン・パトリック・フラナリー)
代表作に『処刑人Ⅱ』、『ソウ/ザ・ファイナル』などがあります。
主人公。モンゴルの砂漠でチンギス・ハーンの墓を長年探し、ようやく手がかりを見つける。
契約したカオランから急かされるが、なんとか逃げ回ってお宝を独り占めしようとする。
立ち往生するアリシアたちを村へ連れて行くが、カオランの部下に捕まるがなんとか脱出した。
デス・ワームが村を襲っていると知り、石油プラントに助けを求めるとお宝を見つけた。
最後は石油プラントがデス・ワームの巣窟で爆破し、お宝が降ってきて結果的に大儲けする。
・アリシア・ブルーワー(演:ヴィクトリア・プラット)
代表作に『ハウス・オブ・ザ・デッド2』、『バッド・ネゴシエーター』などがあります。
ヒロイン。慈善団体「希望の医師団」に所属する女医。車が故障し、フィリップと立ち往生していた。
ティマー保安官が来るも方向が違っていて、寄ってきたダニエルから金を要求されるも応じた。
当初は感じの悪いダニエルと衝突するが、なぜか急に仲直りするもカオランの部下に捕まる。
ダニエルのおかげで脱出し、フィリップの言葉に従って彼を見捨てて村へ薬を届けた。
最後は石油プラントでデス・ワームごと爆破し、ダニエルと笑いながら村へ戻っていった。
・フィリップ(演:ネイト・ルビン)
代表作に『スーパー!』、『The High Schooler’s Guide to College Parties』などがあります。
慈善団体「希望の医師団」の所属するメンバー。車が故障してアリシアと立ち往生していた。
通りかかったダニエルから金を要求されると、仕方なく持ち金をアリシアに渡してしまう。
途中でダニエルの車がオーバーヒートで止まってしまい、彼の言い分を聞いて大人しくさせた。
カオランに捕まってしまうと、急に性格が変わってダニエルに暴言を吐きまくっていた。
最後は村でデス・ワームに襲われ、ティマー保安官に助けられ、戻ったダニエルを認めていた。
・ティマー保安官(演:ジョージ・チェン)
代表作に『ランボー/怒りの脱出』、『ラッシュアワー』などがあります。
地元の保安官。チンギス・ハーンの遺物を手にしたダニエルを知っていて彼を見逃していた。
通報を受けて問題の処理に向かい、途中でアリシアたちに遭遇するもダニエルに任せた。
石油プラントにいたアリシアの電話を受けて、デス・ワームに襲われていると知って向かう。
到着してからデス・ワームを倒すと、今度は連絡を受けた石油プラントに向かっていった。
最後はダニエルたちと合流してデス・ワームと戦うが、呆気なく女王に食われてしまう。
・バナ(演:タイガー・シュー)
代表作に『Blacktino』、『アトラクション/制圧』などがあります。
石油プラントの整備士。人食いイモムシの伝説で作業員が逃げ出す中、一人だけ残っていた。
伝染病で苦しんでいる村の為に残っていて、荷物を運び出そうとした所長に警備を頼まれる。
助けを求めてきたダニエルたちに遭遇すると、村の為に来たと言われて二人を中に入れた。
石油プラントが原因でデス・ワームが出ていると分かると、ダニエルに説得されて停止させた。
最後は怖くなって一人で逃げようとして、戻ってきたマヌス所長に射殺されてしまう。
・ビクスラー(演:マシュー・トンプキンズ)
代表作に『バトル・ライダー』、『ボーダーライン』などがあります。
石油プラントの本社から視察にマヌス所長の上司。作業が進まない状況を確認しにやって来る。
掘削作業が大幅に遅れている原因をマヌス所長から聞くが、マトモな説明がなく納得しない。
石油プラントの基本的な作業について説明をして、地下施設まで来るも禁断のドアに入らず。
本社と電話をして掘削作業の停止を話すが、ブチ切れたマヌス所長に銃を向けられて捕まった。
最後は地下施設に拘束されると、抵抗できないままデス・ワームに食われてしまう。
・マヌス所長(演:ドリュー・ウォーターズ)
代表作に『ザ・ヒット・リスト』、『ホームラン/人生の再試合』などがあります。
石油プラントの所長。掘削作業が何度も中断してしまい、本社から視察に来ると知って焦る。
作業員たちに修理作業を任せるもなかなか進まず、人食いイモムシの伝説に振り回される。
結果的に本社からビクスラーが視察に来て色々と言われ、ブチ切れて彼を拘束した。
実はチンギス・ハーンのお宝を見つけていて、こっそりと持ち出そうと部下に指示した。
最後はダニエルたちに邪魔されてしまい、ケガを負っても諦めないがデス・ワームに食われた。
感想
[個人的な評価]
本作は「トレマーズ」というタイトルが入っていますが、残念ながら『トレマーズ』シリーズとは関係ないです。
てっきりシリーズの一本だと思ってレンタルしたが、普通に騙されてしまいました。
どっちにしても、こういうタイプの作品は嫌いじゃないので早速と鑑賞したらクソ映画でした。
どうやら「トレマーズ」を意識したデス・ワームの造型だが、設定がかなり雑となっている。
実際に「モンゴリアン・デス・ワーム」は未確認生物として知られ、それと「トレマーズ」を合体させたような感じでした。
物語としては二つの視点で進んでいくが、両者が合流するまでかなり時間がかかります。
主人公側と悪役側で展開していくけど、この二つを繋げる要素があまりに弱いと感じました。
全体的にはそこまで悪くない構成に見えるが、決定的な要素が足りない印象を持ちます。
登場人物の配置として、保安官にアジア人を置いたのは「トレマーズ」を意識していると思う。
低予算映画としてはデス・ワームの造型は頑張っていましたが、やはり、本家の「トレマーズ」と比べて演出の面が弱すぎました。
あとはなんと言っても放題が紛らわしいので、「トレマーズ」シリーズを期待すると肩透かしを食らってしまう作品となる。
登場人物についても主人公が感情的で強欲、ヒロインも他人の意見に流されるだけでほとんど自分の意思で動いていないから魅力が感じられなかったです。
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