作品データ
あらすじ
潜水レスキューのプロ、ジョナス・テイラーは、研究チームとともに深海調査へ向かい、そこで不測の事態に巻き込まれてしまう。
しかし、地球上で最も深い場所でジョナスたちは生態系の頂点に君臨する絶滅したはずの巨大ザメの“MEG”を目覚めさせた。
未曾有の大きさと獰猛さで襲いかかるMEGの群れ、更に未知の巨大生物たちが深海からビーチまで絶体絶命の危機にジョナスたちは立ち向かうのだった。
登場人物&出演者
・ジョナス・テイラー(演:ジェイソン・ステイサム)
近年の出演作に『エクスペンダブルズ/ニューブラッド』、『オペレーション・フォーチュン』などがあります。
主人公。潜水レスキューのプロ。現在は環境保護の活動を行い、不法投棄する化学物質の取り締まりをする。
潜水艇で未知なる領域を調査するが、モンテスの爆破で動けず採掘場まで徒歩で向かった。
深海7000メートルを生身で泳いでジウミンたちを助け、研究所でマックたちを助け出す。
島ではお手製の爆弾を使ってメガロドンを一体倒し、モンテスを簡単に倒し食い殺させた。
最後はジウミンを助ける為にヘリのプロペラでもう一体倒し、救助隊が来て生還を果たした。
・ジウミン・ジャン(演:ウー・ジン)
代表作に『ドラゴン×マッハ』、『コール・オブ・ヒーローズ/武勇伝』などがあります。
メイインの叔父。姉であるスーインの後を継いで海洋研究所「マナ・ワン」の所長として就任している。
深海で使えるパワードスーツを開発し、子供だったメガロドンを手懐けていると自負する。
潜水艇で深海の未知なる領域を調査するが、モンテスの爆破で中断して採掘場へ避難した。
研究所に戻るとマックたちを助け出し、島へ行くと一緒に行動して巨大タコと戦っていた。
最後はメイインがピンチになって助け出し、ジョナスがメガロドンを倒すと生還を果たした。
・メイイン・ジャン(演:ソフィア・ツァイ)
代表作に『MEG/ザ・モンスター』などがあります。
ジウミンの姪。祖父と母親を亡くしているが、海洋研究所「マナ・ワン」を家だと思って住んでいる。
ジョナスを父親のように慕っているが、自分勝手な行動をするせいで何度か注意を受ける。
潜水艇での調査へ勝手に潜り込んでしまい、ジョナスを困らせるも仕方なく参加させられる。
モンテスの爆破で採掘場まで来ると、ギリギリでジョナスに助けられ研究所から島へ行く。
最後は溺れる女性を助けて巨大タコに狙われるが、ジウミンに助けられ生還を果たした。
・ジェームズ・“マック”・マックライズ(演:クリフ・カーティス)
近年の出演作に『トゥルー・スピリット』、『ザ・フォーギブン/襲撃地帯』などがあります。
海洋研究所「マナ・ワン」のチーフ。環境保護活動するジョナスのサポートをして現地まで迎えに行っていた。
潜水艇で未知の領域へ踏み込むと、ジウミンからの指示を受けてそのまま彼らを見守った。
モンテスの爆破で通信が途切れ、ジェスの裏切りを知ってDJと逃げてジョナスが助ける。
島まで脱出するとヘリの操縦をジウミンから頼まれると、巨大タコの怪物の上空を飛んだ。
最後はヘリが撃墜されるもほぼ無傷で、ジウミンに助けられジョナスが解決して生還した。
・DJ(演:ペイジ・ケネディ)
代表作に『S.W.A.T.』、『MEG/ザ・モンスター』などがあります。
海洋研究所「マナ・ワン」でオペレーターをしている。前回の危機的な状況から独自に対策している。
子供の頃から買っているメガロドンを手懐けるジウミンに対し、理解できない行動に驚く。
ジウミンが潜水艇で未開の地を探索する事に反対するが、マックの指示で仕方なく協力する。
ジェスの裏切りで事前に準備を発揮させて、マックと逃げてジョナスたちに助けられていた。
最後は島でリガスと行動して救助隊を呼び出し、ジョナスがメガロドンを倒して生還した。
・リガス(演:メリッサンティ・マハウト)
代表作に『もうひとりの私』、『ユーロビジョン歌合戦/ファイア・サーガ物語』などがあります。
海洋研究所「マナ・ワン」の操縦士。環境保護活動をするジョナスをサポートし、飛行機で迎えに行っていた。
ジウミンの研究が完成して、深海である7000メートルに潜る潜水艇の1号機を操縦した。
深海採掘がバレてモンテスが証拠隠滅で爆破させ、潜水艇が壊れて直そうとするも断念した。
裏切り者のジェスにジョナスを殺すように言われるも断り、研究所でボートを手配していた。
最後は島へ行くとDJと行動をしていて、救助隊を呼んでジョナスが片付けて生還を果たす。
・ジェス(演:スカイラー・サミュエルズ)
代表作に『エアポート’04』、『アニマル・ウォーズ/森林帝国の逆襲』などがあります。
海洋研究所「マナ・ワン」のオペレーター。DJと一緒に潜水艇のオペレーターとして状況を冷静に分析する。
モンテスが採掘場を爆破して潜水艇との連絡がつかなくなり、マックの指示で待機していた。
その正体はヒラリーに買収されていて、モンテスとは恋人の関係でジョナスたちを裏切る。
採掘場から逃げようとしたジョナスに正体を暴き、脱出艇を排除して彼らを閉じ込めていた。
最後はヒラリーから昇進を言われるが、メガロドンが強化ガラスを突き破り食い殺された。
・モンテス(演:セルヒオ・ペリス・=メンチェータ)
代表作に『バイオハザードⅣ/アフターライフ』、『ランボー/ラスト・ブラッド』などがあります。
深海で違法な採掘を指揮する犯罪者。過去に環境保護活動するジョナスのせいで捕まり、2年も服役していた。
ヒラリーに雇われ違法な採掘をしていると、ジョナスたちが来ると証拠隠滅の為に爆破した。
採掘場にジョナスたちが来ると、彼らを始末する為に攻撃するもあっさりと返り討ちに遭う。
研究所まで行くと恋人のジェスと挨拶するが、メガロドンに襲われると怒りで始末を優先。
最後は始末部隊を率いてジョナスを追い詰めるが、反撃を受けてメガロドンに食い殺された。
・ヒラリー・ドリスコル(演:シエンナ・ギロリー)
近年の出演作に『でっかくなっちゃった赤い子犬/僕はクリフォード』、『43年後のアイ・ラヴ・ユー』などがあります。
ジウミンの研究に出資している女性投資家。ジウミンが「マナ・ワン」の所長として大きな功績を称賛する。
パーティでは最初に挨拶をして、ジウミンが行った研究に関して称賛しながら彼を紹介する。
実は裏で深海からレアアースを違法で採掘し、その際にはジウミンが開発したスーツを使う。
裏切り者のジェスを使ってジョナスたちを追い詰め、自ら彼らを始末する為に島へ来ていた。
最後はヘリで待機していると、古代生物が襲撃して銃を手に取るが、結局は食い殺された。
感想
[個人的な評価]
本作はスティーヴ・オルテンの小説『The Trench』を原作にした続編です。
この作品は『フリー・ファイヤー』や『イン・ジ・アース』で知られるベン・ウィートリーが監督を務めています。
前作は正直言ってジェイソン・ステイサムがメガロドン相手にナイフ1本で戦いを挑むというシーンとチャイニーズマネーの影響しかない。
そもそも、サメ映画というのは2種類しかなく、名作『ジョーズ』のようなシリアスさか、迷作『シャークネード』のようなバカ映画しかない。
本作はどっちかというとバカ映画の部類に入るが、そこはチャイニーズマネーが絡んでいるので、彼らのプライドが完全にそうさせない。
何より本作では中国が関わっている作品なのに、主人公が環境保護の為に活動しているのはギャグの何者でもない。
自国どころか世界を平然と汚染している中国が環境保護なのは、意図的なギャグか忖度しかないほど無理がありました。
もちろん、脚本の出来は前作と同様にメチャクチャでリアリティがなく、衝動的にインパクトのあるシーンを撮りたいだけの印象でした。
人間が潜水服を来て到達した海深が600メートルだが、本作では当たり前のように6000メートルで薄い潜水服の時点でリアリティを捨てていました。
しかも、子供を含めた主人公たちが6000メートル以上の海底を普通に歩いているのはファンタジーの領域になってしまう。
バカ映画にも愛せるバカ映画と本当にゴミのようなバカ映画があるけど、本作は前者に加えて違和感のある中国語を使うシーンの多さがありました。
唯一の救いとしてジェイソン・ステイサムが主演でメガロドンを倒していくところで、それでもフォローしきれていません。
それぐらい他の要素がゴミレベルすぎるし、個人的に中国の主張が多くてうるさいと感じさせるところが駄作に引き下げていました。
さすがにもうチャイニーズマネーのパワーがなくなっているので、本作のようなサメ映画の面汚しはもう出てこない事を思うと安堵しています。
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