作品データ
あらすじ
とある未来、特別な宝くじが発行され、当選者か当選者を日没までに殺害した者が数十億ドルを獲得できるというルールで殺人は合法となる。
ケイティ・キムは思いがけず当選券を手にしてしまい、多くの人間から命を狙われる事に。
そこでケイティは、賞金の一部と引き換えにアマチュアのボディガードであるノエル・キャシディと手を組むのだった。
登場人物&出演者
・ケイティ・キム(演:オークワフィナ)
近年の出演作に『ブルー/きみは大丈夫』、『リトル・マーメイド』などがあります。
主人公。役者。ミシガン州で母親の看病をしていたが、亡くなった事で再び役者を目指してロサンゼルスに来る。
36億ドルの当選者となるも知らず、多くの人間に追われる中でノエルに助け出される事に。
リタイアしたいと気持ちを持ち、追い詰められるとノエルのツテでルイスの部下が救出する。
ルイスの企みを知って逃走するが、人質となったノエルを助ける為に戻って戦っていた。
最後は賞金を手にして親友のノエルと組んで、様々な事業を展開して人生を謳歌していく。
・ノエル・キャシディ(演:ジョン・シナ)
近年の出演作に『ARGYLLE/アーガイル』、『俺らのマブダチ/リッキー・スタニッキー』などがあります。
フリーランスのボディガード。宝くじの当選者を日没まで必ず守る。自費でCMをテレビで流している。
当選を知らなかったケイティの前に現れ、賞金の10%と引き換えに彼女を守ろうとする。
他人を信用できなくなったケイティを守るが、追い詰められてルイスに貸しを作ってしまう。
元は傭兵でルイスと同じ部隊にいたが、無実の人を殺害した贖罪から長年寄付していた。
最後はケイティが賞金を手にして、50%をもらって一緒に慈善事業を展開させていった。
・シャディ(演:エイデン・メイエリ)
代表作に『恋のからまわり:イタリアの誘惑』、『フレッチ/死体のいる迷路』などがあります。
民泊のホスト。自称・役者。ネットに載せている写真は別物で、実際は誰も借りないような部屋となっている。
何も知らないケイティに適当な説明をして、恋人のDJを紹介して服を40ドルで貸していた。
ケイティが当選者だと知るとDJと追いかけるが、電話攻撃の影響で顔を火傷してしまう。
ルイスの護衛がついた事で一旦ケイティに逃げられるが、執念深く殺そうと追いかけていく。
最後はDJとともにケイティとノエルの護身術道場にてデモンストレーションをやっていた。
・DJ(演:ドナルド・エリース・ワトキンズ)
代表作に『友情にSOS』、『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』などがあります。
シャディの恋人。自称・DJ。頭が悪く簡単な計算もできない。同じレベルのシャディと息が合っている。
民泊にやって来たケイティを格闘家と勘違いするなど、早合点が多く物事を深く考えず。
蝋人形館に逃げ込んだケイティを追うが、3週間前に問題を起こして出禁となっていた。
パニックルームに逃げたケイティを追い詰めるが、電話攻撃で手を負傷してシャディに託す。
最後はケイティとノエルが作った護身術道場で、シャディとデモンストレーションをやった。
・ルイス(演:シム・リウ)
近年の出演作に『アトラス』、『シミュラント/反乱者たち』などがあります。
当選者護衛会社を立ち上げている。会社は大成功を収めており、豪奢な建物や多くの部下を所有している。
ノエルとは旧友で貸しを作っていたが、ケイティを守る為に電話攻撃を仕掛けて救出した。
会社へケイティとオマケのノエルを出迎えると、必ず守るとして取り分30%の契約をした。
その正体は傭兵時代に金塊を手に入れ会社を立ち上げ、当選者を殺害して賞金を手にした。
最後はノエルを人質にしてケイティに迫るが、手榴弾のピンを取られて爆死を遂げてしまう。
感想
[個人的な評価]
本作はAmazon・Prime・Videoで独占配信された作品となります。
この作品は『ゴーストバスターズ/2016年版』で知られるポール・フェイグが監督を務めています。
WWE出身のプロレスラーが俳優として成功するパターンは多いが、その中でもジョン・シナは個人的にも注目しています。
残念ながらジョン・シナのプロレスラーとしての活動はほとんど知らないが、映画の中での彼は非常に魅力的だと感じています。
マッチョでありながら遠慮なく三枚目の役を引き受けているところでは、人の良さがしっかりと出ています。
当選者を殺害するという他人を信用できない中、ずっと清廉潔白だったジョン・シナのキャラクターに説得力を生み出しています。
主人公を演じるオークワフィナも魅力的な役者であり、こういう負け組が一生懸命生きていくキャラクターは非常に似合っています。
今回はかなりアクション部分が多かったが、スタントウーマンを使いながらも生き残る為の必死さが伝わりました。
そして、最近では悪役が多くなっているシム・リウですが、ちょっとだけ扱いが雑なように感じました。
あくまでシム・リウに頼って悪役のイメージを作り出してしまっているので、この作品において唯一の残念なところでした。
もう少し悪役にも濃いキャラクターが欲しかったが、本作はオークワフィナとジョン・シナのコンビを中心に据えているからだろうと思います。
Netflixはオリジナル作品に力を入れているが、同じコンテンツを提供するAmazon・Prime・Videoは少し出遅れている印象でした。
しかし、本作のような昔みたいな軽いノリの作品を作っていくならば、差別化ができて期待もできてしまいます。
オークワフィナとジョン・シナのコンビが非常に良かったので、続編や違った作品でも再び共演して欲しいです。
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