【インフィニット/無限の記憶】VD-669

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あ行

作品データ

公開年月 2021/06/10
ジャンル SF/アクション
原作 D・エリック・マイクランズ 『The Reincarnationist Papers』
監督 アントワーン・フークア
脚本 イアン・ショア
製作 ラフィ・クローン、ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

現実感のある夢に悩まされていたエヴァン・マコーリーは、過去に起きた暴力沙汰や統合失調症という診断が原因で再就職できずにいた。
金欠から常用する薬の服用が滞る事を恐れたエヴァンは、なぜか身についている技術を活用して日本刀を仕上げ、それと引き換えに麻薬を手に入れようとする。
しかし、売人が報酬をごまかそうとしたせいでトラブルとなり、エヴァンは刀と薬を持って逃げ出すと、見た事もない景色の幻覚に襲われてしまうのだった。

登場人物&出演者

エヴァン・マコーリー/ハインリッヒ・トレッドウェイ(演:マーク・ウォールバーグ)

近年の出演作に『ジョー・ベル/心の旅』、『スペンサー・コンフィデンシャル』などがあります。

主人公。見知らぬ記憶に悩まされる男。少年時代から自暴自棄な行動を繰り返し、現在でも自分が異常者と考えている。

取調室でバサーストから尋問を受けるが、ノーラに助け出され、自分が何者か徐々に理解する。
ビリーバーたちがいるハブで記憶を取り戻そうとするが、結局はできずアルチザンの元へ行く。
ショック療法で記憶を取り戻し、「エッグ」がハインリッヒの遺体にあると明らかにしていた。
最後はバサーストの魂を封じ込め倒れると、生まれ変わってアルチザンから日本刀をもらう。

ノーラ・ブライトマン(演:ソフィー・クックソン)

代表作に『キングスマン』シリーズ、『スノー・ホワイト/氷の王国』などがあります。

インフィニットの女性で“ビリーバー”の一員。何度も生まれ変わって恋人のアベルと一緒に戦ってきた。

前々世でアベルの魂をバサーストが封じ込めたと知り、解放しようとエヴァンを探し出した。
記憶を取り戻していないエヴァンの為に尽力して、彼が知る「エッグ」の記憶が第一と語った。
一人でバサーストを暗殺しようとして失敗し、シンと対決して重傷を負いながらも倒した。
最後はアルチザンが爆弾を仕掛けて自爆し、解放されたアベルの魂と来世で再会を果たした。

アルチザン(演:ジェイソン・マンツォーカス)

代表作に『ジョン・ウィック:パラベラム』、『ドクター・ドリトル/2020年版』などがあります。

インフィニットの男性で“ビリーバー”の一員。カジノで独自の研究室を持ち、人間の脳に対して執着している。

記憶が戻らないエヴァンにショック療法を使い、成功させるが、バサーストの襲撃で脱出する。
隠れ家の研究室にやって来ると、ケガを負っていたエヴァンの治療をして戦闘ヘリを用意した。
バサーストのアジトを戦闘ヘリで攻撃し、瀕死の重傷を負ったノーラに爆弾を預けて立ち去る。
最後は死亡して生まれ変わったエヴァンを見つけ、彼の日本刀を渡して連絡先を置いていく。

コヴィック(演:ヨハネス・ハウクル・ヨハネソン)

代表作に『アウトロー』、『アトミック・ブロンド』などがあります。

インフィニットの男性で“ビリーバー”の一員。主に武器を担当していて、スパーリングの相手も務める。

ノーラが連れてきたエヴァンに対して、記憶を取り戻していない事から信用していなかった。
エヴァンのスパーリングをするが、殺すつもりで挑むも記憶の断片を取り戻した彼に倒された。
アルチザンの元でエヴァンの記憶を取り戻すと、「エッグ」の居場所を聞いてホッとした。
最後はエヴァンたちを逃がすべく、バサーストの相手をして魂を封印されるも後に解放された。

ギャリック(演:リズ・カー)

代表作に『Le Accelerator』などがあります。

インフィニットの女性で“ビリーバー”の技術研究部責任者。車椅子がないと移動できない障碍を持っている。

ノーラが連れてきたエヴァンを見ると、親しげに挨拶を交わすも記憶が戻っていないと理解。
短い時間で記憶を取り戻す為に様々な装置を駆使するが、限界を感じてアルチザンに託す。
アルチザンの元に向かったエヴァンたちを待つが、バサーストの襲撃によって捕まった。
最後はバサーストに久しぶりの挨拶を交わし、魂を封印されるもノーラたちに解放される。

エージェンド・シン(演:ウォリス・デイ)

代表作に『Between Two Worlds』などがあります。

インフィニットの女性で“ニヒリスト”の一員。バサーストの右腕として常に彼の傍に立っている。

バサーストが逮捕されたエヴァンを尋問していた時から監視役として、ずっと動きを追う。
記憶を取り戻す為にノーラと飛行機で飛び立ったエヴァンについて、バサーストに報告した。
エヴァンの居場所を得る為にバサーストとビリーバーの一員を捕らえ、拷問を手伝っていた。
最後はアジトに乗り込んだノーラと対決するが、重傷を負う彼女に呆気なく負けて死亡した。

バサースト(演:キウェテル・イジョフォー)

近年の出演作に『ロックダウン』、『オールド・ガード』などがあります。

インフィニットの男性で“ニヒリスト”のリーダー。前世で作った「エッグ」で人類の絶滅を企んでいる。

ハインリッヒに「エッグ」を奪われてしまい、居場所を知らずに殺して来世でも探していた。
ビリーバーたちの魂を次々とチップに封じ込め、エヴァンが記憶を取り戻すまで監視していた。
ハインリッヒの遺体から「エッグ」を手に入れるが、エヴァンたちが来ると飛行機で逃げ出す。
最後は記憶を取り戻したエヴァンと対決し、チップによって魂を封じ込められて倒された。

1985年のハインリッヒ・トレッドウェイ(演:ディラン・オブライエン)

近年の出演作に『ラブ&モンスターズ』、『バンブルビー』などがあります。

エヴァンの前世で1985年に死亡している。バサーストが開発した「エッグ」を奪って長年に渡って隠している。

バサーストのアジトから「エッグ」を奪い取って、激しくカーチェイスしながら逃亡していた。
逃げ切れないと理解すると、次に生まれ変わった時に託すべくノーラたちに言葉を残した。
クレーンで前世のバサーストと戦い、結果的に負けて高所から突き落とされて死亡した。
最後はエヴァンが記憶を取り戻し、自分の肉体に「エッグ」を隠しバサーストに奪われた。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はD・エリック・マイクランズの小説を原作として実写映画化されました。
この作品は新型コロナウィルスの影響を受けて劇場版ではなく、日本ではアマゾンプライムビデオで配信公開されました。
さすがに元々が劇場用の作品だった事もあって、アクションの方は動画配信サービスとは一線を画しています。
冒頭からのカーチェイスは往年のカーアクションを彷彿とさせ、劇中に登場する近未来的なギミックもまた面白いと感じさせる。
舞台は現代であっても少し進んだ技術が出てきて、物語に関わる登場人物たちが当たり前のように使うところも良かった。
前世占いというモノがあるぐらい、前世についての記憶に大きな興味を持つ人間も少なくないと思っています。
個人的にも前世の記憶があると、どれだけ面白いかと考えてしまうぐらい、本作の登場人物に羨ましさすら感じさせます。
何より前世で習得した知識や技術が生まれ変わっても引き継がれるのは、ゲームで言えば強くてニューゲームとも言えるだろう。
当然ながら良い記憶だけじゃなく、辛い記憶もあるだろうけど、それをすべてひっくるめて面白そうだと思います。
本作は金のかかったアクションは悪くないが、キャラクターや世界観の設定については中二病に近かったです。
いきなり冒頭から説明から入ってしまうパターンは、高い確率でストーリーが微妙なので、期待値は最初から下げて鑑賞しました。
壮大な世界観の設定があるけど、結局は単純な殴り合いで決着をつけるのは本作を象徴するような頭を空っぽにして楽しむ作品であると分かります。
下手にロマンスへ走らなかっただけマシだが、主人公と悪役の因縁をもっと物語に入れ込むべきだと思いました。
余計な登場人物をもっと減らすべきだし、二人の対決を深めて、周囲の人間がサポートする程度にするべきだと感じました。

コメント

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