作品データ
あらすじ
元ハッカーで今はITの技術者として働くオーランドはある日、オフィスへ出勤してデスクに着くと時限爆弾が仕掛けられていると正体不明の脅迫を受ける。
脅迫者の指示に従ってオーランドは同じビル内にある金融機関のコンピューターにハッキングし、大金を違法に操作する事を強要される。
一方、非常事態の知らせを聞いた爆弾処理のエキスパート、ウォレスは同僚たちとオーランドのビルへ向かうのだった。
登場人物&出演者
・オーランド・フライヤー(演:ケヴィン・ディロン)
近年の出演作に『ワイヤー・ルーム』、『ホテル・バディーズ/ワンちゃん救出大作戦』などがあります。
主人公。IT会社のカスタマーセンターに勤めている。最近では給料が減り、家族の為に娘の誕生日で出勤する。
過去にハッカーとして犯罪を犯しているが、司法取引で釈放されて更生して懸命に働く。
妻から離婚を突きつけられても仕事へ行くと、椅子に爆弾が仕掛けられ犯人の指示に従う。
銀行のセキュリティを突破して金庫を開け、椅子をエレベーターに放り出して助かっていた。
最後はエンゾが犯人と分かって家族を人質に取られるが、銃撃して倒して妻と娘を助けた。
・キム・フライアー(演:リディア・ハル)
代表作に『タイム・トゥ・ラン』、『大脱出』シリーズなどがあります。
オーランドの妻。家族よりも仕事を優先する夫に辟易していて、何度も注意するも聞いていなかった。
過去の出来事からも夫に不信感を持っていて、娘の誕生日に離婚届を見せて別れようとする。
夫から電話があって娘のパーティを見せていたが、不愉快だったせいですぐに切っていた。
ニュースを見て娘と夫の職場に来ると、爆弾テロをやるような人間じゃないと必死に言った。
最後は娘とエンゾの人質にされるが、夫が銃撃をして助かると、絆を取り戻して離婚を破棄。
・エヴァ(演:ケイト・カッツマン)
代表作に『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』、『サバイバル・シティ』などがあります。
ビル管理会社のマネージャーの秘書。オーランドが勤める会社のビルの7階に会社があり、エンゾと関係を持つ。
エンゾと付き合っていたようだが、ちょっと頭がおかしいとして彼に振られているらしい。
オーランドが犯人によって椅子に拘束され、エンゾに会おうと休みの日に来て巻き込まれる。
当初はパニックとなっていたが、エンゾが爆弾で死んで冷静になって消火器で火を消した。
最後は事件が解決してオーランドから勤めている会社を説明し、IDをエンゾに盗まれていた。
・ウォレス・リード(演:メル・ギブソン)
近年の出演作に『ファーザー・スチュー/闘い続けた男』、『バッド・トレジャー』などがあります。
爆弾処理のエキスパート。新しい相棒と組んで4ヶ月となる。チェスが趣味で相棒にずっと勝ち続ける。
公園で爆弾テロが発生して現場へ駆けつけると、すぐにどんな物を使ったか推測していた。
今度はビルで爆弾テロが発生すると、犯人がオーランドと言われる中で一人だけ否定した。
ビルへ突入して相棒が犯人の罠で死亡すると、罠で死ぬとオーランドが犯人じゃないと知る。
最後はエンゾが真犯人で追うも撃たれたが、オーランドが解決して名誉の負傷となった。
・ジャクソン(演:エディ・スティープルズ)
代表作に『トルク』、『ホーム・アローン5』などがあります。
爆弾処理班のエキスパート。4ヶ月前にウォレスの相棒となった。何度もチェスで挑んで負けている。
公園で爆弾テロが発生して現場へ急行すると、悲惨な状況にウォレスの推測に驚いていた。
今度はビルでの爆弾テロが発生して、ウォレスに言われてオーランドの娘の相手をしていた。
ビルへ突入して真犯人がサーバー室にいると知って、ウォレスを説得して自分が向かった。
最後は真犯人ではなくビルの責任者が死体で見つかり、爆弾があって解除ができず爆死した。
・パム・コネリー署長(演:シャナン・ドハーティー)
代表作に『裸の銃を持つ男PART33 1/3 最後の侮辱』、『ドント・サレンダー/進撃の要塞』などがあります。
地元警察の女性署長。ビルでの爆弾テロが発生すると後から来て指示を出す。ずっとガムを噛んでいる。
すぐに犯人がオーランドという情報を聞くと、SWAT部隊が抹殺を要求するも慎重となる。
キムからオーランドが何者か事情聴取していくと、過去の判断ミスを説明して様子を見る。
オーランドが脅されて犯行声明をニュースで流すと、判断ミスするもウォレスが止めていた。
最後はオーランドが助かって現場まで来るが、真犯人を見つける事ができず彼が解決した。
・エンゾ(演:マイケル・ウェルチ)
代表作に『デイ・オブ・ザ・デッド』、『デッド・ウィッシュ』などがあります。
オーランドの同僚でIT会社のカスタマーセンターに勤めている。片足が悪くいつも遅刻して出勤している。
エヴァと付き合っていたが彼女を振っていて、デリバリーの注文が違っていて下へ降りた。
戻ってくるとオーランドの椅子の爆弾を知ってパニックになり、エレベーターで爆死した。
その正体は真犯人でオーランドのせいで父親が財産をなくし、その恨みで利用していた。
最後はオーランドの家族を人質にして逃げようとしたが、彼の銃撃を受けてゆっくり死んだ。
感想
[個人的な評価]
本作は『のむコレ6』で上映された作品となります。
この作品は『沈黙の鉄槌』、『サバイバル・シティ』などで知られるジェームズ・カレン・ブレザックが監督を務めています。
爆弾が仕掛けられて時間がないという意味では、キアヌ・リーヴスが主演した「スピード」に近い構成となっています。
主人公はハッカーで座ってしまったイスに爆弾が仕掛けられ、真犯人によって必要なプログラムの突破をさせられる。
イスに爆弾が仕掛けられているというのは、これもまた本作に脇役として出演するメル・ギブソンの「リーサル・ウェポン2」を彷彿とさせています。
メル・ギブソンが爆弾処理班というのは面白い設定ですが、そこまで大きな活躍がない感じとなりました。
基本的にハッカーで主人公のケヴィン・ディロンが物語の中心にいるが、本当に華のない俳優だと思います。
兄のマット・ディロンは狂人的な感じの役がハマるのに、ケヴィン・ディロンはあまり魅力がないのは残念すぎます。
本作では昔から使われているネタであるハッカーが活躍するが、いつも思うにそのコードを全部覚えているのが超人的すぎる。
プログラマーはある程度のコードを覚えているでしょうが、ハッカーになると更に上の知識が必要だから、全備暗記しているとは思えません。
パソコンさえあればどこにでも侵入できるという印象があるけど、その為のプログラムはある程度何かのデバイスに記憶させているはず。
ただ、本作はイメージ先行しているハッカーなので、勝手に指が動いて大量のコードを生成するのは古すぎる印象がありました。
あくまで主人公は座っているだけで、「スピード」のような緊張がなく、無能な警察やフラグを立てて死ぬ脇役が王道すぎて面白味がない。
メル・ギブソンもアクションができなくなっているが、こういう残念な作品への出演が多くなっていて少し残念な気持ちです。
リンク
コメント