【ゴジラ-1.0】VD-1023

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作品データ

公開年月 2023/11/03
ジャンル SF/怪獣
原作 なし
監督 山崎貴
脚本 山崎貴
製作 山田兼司、岸田一晃、ほか
製作国 日本
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

太平洋戦争末期、大戸島で伝説の生物“呉爾羅”と遭遇した特攻兵の敷島浩一は、基地を破壊する恐竜のような生物の話を聞く。
終戦後、深い自責の念とともに焼け野原となった東京に帰還した敷島は、ひょんな成り行きから赤ん坊を抱えた女性・大石典子と共同生活を送る事に。
敷島は生活の為に機雷の除去作業を行う特設掃海艇“新生丸”で働き始めるが、奇しくも彼はゴジラを相まみえる事になるのだった。

登場人物&出演者

敷島浩一(演:神木隆之介)

近年の出演作に『大名倒産』、『Dr.コトー診療所/2022年版』などがあります。

主人公。元海軍航空部隊の少尉。模擬戦ではトップクラスの実力者。大戸島で呉爾羅に遭遇するも生還した。

両親を空襲で亡くすも典子と出会い、彼女が拾った赤ん坊と暮らしながら生活費を稼ぐ。
呉爾羅が東京を襲撃して典子を失うと、復讐と自分の戦争を終えるべく橘を探し出した。
再び呉爾羅が来て震電で相模湾へ引き戻し、「海神作戦」が失敗すると頭部へ特攻で爆破。
最後は橘が用意した脱出装置で生還し、典子が生きていると知って再会して涙を流した。

大石典子(演:浜辺美波)

近年の出演作に『六人の嘘つきな大学生』、『もしも徳川家康が総理大臣になったら』などがあります。

ヒロイン。東京空襲で両親を亡くした。縁もゆかりも無い赤ん坊を拾って敷島の家に居座る事となる。

次第に敷島と家族のような関係になっていき、彼が命がけで金を稼ぐ事に反対していた。
東京の復興が進んで生活が安定していくと、敷島に頼らず独立するべく銀座で働く事になる。
銀座を呉爾羅が襲撃して放射熱線による爆風に巻き込まれ、直前に敷島の身代わりとなった。最後は生きている事が発覚して入院していると敷島が知って、再会を果たして家族となる。

太田澄子(演:安藤サクラ)

近年の出演作に『ゆとりですがなにか/インターナショナル』、『BAD LANDS/バッド・ランズ』などがあります。

敷島家の隣に住んでいた女性。幼い息子を空襲によって失ってしまい、途方に暮れるような毎日を送る。

戦場から帰ってきた敷島を責め立てるが、典子が拾った赤ん坊の世話をして手伝っていく。
呉爾羅が銀座を襲撃して典子が死亡すると、彼女の代わりに赤ん坊の面倒を見る事になる。
明子を敷島に頼まれて面倒を見ていると、電報が入ってきて急いで相模湾まで駆けつけた。
最後は呉爾羅による放射熱線の爆風で死んだはずの典子が生きている事を敷島に伝えた。

水島四郎(演:山田裕貴)

近年の出演作に『キングダム/運命の炎』、『東京リベンジャーズ2』などがあります。

「新生丸」の見習い乗組員の青年。艇長から「小僧」と呼ばれている。戦争に対する憧れを持っている。

敷島が戦闘機のパイロットだと知って興奮するが、すぐに艇長からツッコまれていた。
呉爾羅を足止めする作戦に駆り出され、その巨大さから勝てないとしてビビってしまう。
「海神作戦」では負傷した左腕で参加するが、実際には艇長たちから乗せないと言われた。
最後は漁船を率いて作戦に参加して、敷島が呉爾羅を倒して出迎える涙を流しながら喜んだ。

野田健治(演:吉岡秀隆)

近年の出演作に『夢みる小学校/完結編』、『犬神家の一族/2023年版』などがあります。

「新生丸」の乗組員。艇長から「学者」と呼ばれる。元海軍の技術士官で戦時中は兵器の開発に携わっていた。

戦後は米軍が東京湾にばら撒いた機雷を除去する仕事に就き、船の整備も担当していた。
呉爾羅の襲撃を受けて政府から「海神作戦」の立案を任せられ、復讐に燃える敷島を誘った。
敷島が頼んでいた戦闘機を見つけ出すが、特攻兵として呉爾羅を倒す彼の考えを知らず。
最後は「海神作戦」が失敗するが、敷島による呉爾羅の頭部破壊で勝利してみんなで喜ぶ。

秋津清治(演:佐々木蔵之介)

近年の出演作に『映画 マイホームヒーロー』、『シャイロックの子供たち』などがあります。

「新生丸」の艇長。政府から機雷除去用の特別掃海艇の艇長となり、米軍のばら撒いた機雷を除去する。

銃の腕はあまり良くなく、浮かび上がった機雷に当てられず敷島に任せる事にしていた。
敷島と一緒に暮らす典子が妻だと思っていたが、単なる同居人だと言われて驚いていた。
呉爾羅の襲撃で典子が死亡し、彼女を妻にしなかった敷島を責めるも彼の言い分に黙った。
最後は「海神作戦」に参加して、見事に呉爾羅が倒されると英雄となった敷島と喜んでいた。

橘宗作(演:青木崇高)

近年の出演作に『蛇の道』、『ミッシング』などがあります。

元海軍航空隊の整備兵。整備の腕前は一流で敷島とは訓練時代から知る。大戸島で故障機の整備をしていた。

特攻作戦から逃げた敷島に不信感を持ち、呉爾羅の襲撃で仲間が全滅して彼のせいにした。
左足を負傷して不自由になり、日本へ帰還する船で仲間たちの写真を敷島に手渡した。
消息不明だったが敷島の手紙で怒りを持って現れると、事情を知って戦闘機の整備を手伝う。
最後は敷島の特攻作戦を許さず脱出用の装置を作り、呉爾羅を倒すとみんなと喜んでいた。

感想

[個人的な評価]

評価 :4/5。

本作は『第96回アカデミー賞』にて視覚効果賞を受賞しています。
この作品は『ゴジラ』シリーズにおいて37作目となり、国産の実写作品として30作目となっています。
今回は日本における『ゴジラ』シリーズで、あの『シン・ゴジラ』以来、7年ぶりの実写映画の新作となりました。
今ではアメリカにおける「モンスターバース」でゴジラが活躍していますが、待ち望まれた日本産のゴジラが復活しました。
タイトルにもあるように本作のゴジラはリブートとも言える感じで、戦後すぐに日本を襲うような展開となっています。
第二次世界大戦で日本は敗戦して本土がボロボロとなり、その中で人々は懸命に復興しようとする姿も印象的でした。
現行のアメリカ版「ゴジラ」では近代兵器すら通用しないのに、戦後のボロボロとなった日本でどうやって倒すのか気になっていました。
今までいろんなゴジラが登場してきて、途中でコミカル路線まで歩んだシリーズだけに今回はどうなるのか楽しみにしていました。
『シン・ゴジラ』はシュールな空気の中で行っていて、庵野秀明監督の世界観を反映させた内容でした。
それに対して、本作はかなり現実的なストーリーとなっている上に毎回邪魔とも思える人間のドラマがしっかりと描かれていた。
特にアメリカ版のゴジラシリーズでは人間ドラマが少し邪魔で、本当なら怪獣同士だけの戦いだけで十分に感じてしまう。
しかし、本作はしっかりと主人公とゴジラとの因縁が描かれていて、ラストでのハッピーエンドも納得ができました。
ただ、さすがに人間側の武器が限られている分、アクションの部分では派手さがなかったのは残念だと言える。
それでも戦後で日本人が再び立ち上がろうとする姿はしっかりと描かれ、彼らが未来を見て生きている点では現代でも見習う部分があると思います。
日本産の『ゴジラ』として今回は人間ドラマに力を入れていて、戦後の復興を上手く組み込んだ良作と可能性を感じさせる作品でした。

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