【フィアー/新感染山】VD-1027

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洋画

作品データ

公開年月 2021/04/26
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ジェフ・ライスナー、ジェイソン・トバイアス
脚本 ジェフ・ライスナー、ジェイソン・トバイアス
製作 アンナ・ブラッドリー、ジェイソン・トバイアス、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

感染すると化け物のように変貌し人々を襲う謎の感染症が広がり、軍は高い壁を築き感染者を封じ込めようとした。
父親のイーサンと母親のジョー、息子のジョシュたちは感染した娘のミアとともに山奥へひっそりと暮らすも残り物資がわずかとなっていた。
ある日、ジョーが家族を守る為に殺害された娘の復讐をするべく、モロー姉弟が彼らのいる山奥の家へ襲撃を仕掛けるのだった。

登場人物&出演者

ジョー・アリスター(演:マーシ・ミラー)

代表作に『死への招待状』、『ロジャー・コーマン/デス・レース』などがあります。

アリスター家の母親。ゾンビパンデミックが起きて山奥に暮らすが、家族を守る為にデザレーの娘を射殺した。

ゾンビ撃退の練習から帰ってきた夫が感染してしまい、信じられない状態で様子を見ていた。
デザレーたちが復讐の為に襲撃を受けるが、死体を演じてなんとか逆転して彼らを捕まえる。
夫たちが物資調達に行く間、デザレーの説教を聞くも油断して娘を人質に取られてしまう。
最後は夫が持ち帰った予防薬で娘が回復し、息子たち三人で安全な場所を求めて旅をする。

イーサン・アリスター(演:ジェイソン・トバイアス)

代表作に『死への招待状』、『ジュラシック・リボーン』などがあります。

アリスター家の大黒柱。ゾンビパンデミックが起きると、ゾンビがあまり来ない寒い山奥へ逃げていた。

息子にゾンビ撃退の練習をさせるが、失敗したせいでフォローするも感染してしまう。
妻から感染を常に疑われる状態になる中、デザレーたちの襲撃を受けてなんとか切り抜く。
リンカーンの案内でアジトに行くも油断して捕まるが、息子のおかげで倒して物資を入手。
最後は予防薬を娘に使うように言って、ゾンビを食い止めるべく犠牲となって家族を逃がす。

ジョシュ・アリスター(演:ダニー・ルイス)

代表作に『Mighty Oak』などがあります。

アリスター家の長男。ゾンビパンデミックが起きて家族で山奥に暮らす。父親から銃の扱い方を襲われる。

ゾンビ相手に撃退を父親から教わるも、失敗して恐怖によって襲われそうになってしまう。
銃の練習をするも自分のせいで父親が感染している事を知らず、デザレーの襲撃で隠れた。
父親がリンカーンの案内でアジトに行くと、ひっそりと後からついて行って様子を見る。
最後は父親のピンチを助け、帰ると母親のピンチでも助け、回復した姉たちと旅に出ていく。

ミア・アリスター(演:シーシー・ケリー)

代表作に『カバーアップ/隠蔽工作』、『ファミリーキャンプ/ドタバタ家族の大冒険』などがあります。

アリスター家の長女。ゾンビパンデミックが起きて家族で山奥に暮らす。デザレーとの抗争で感染した。

ゾンビ化している状態で人工呼吸器で生きながらえ、発作を起こすと鎮静剤を打たれていた。
感染が広がる前は家族の中では積極的に活動し、山での暮らしがいいと提案をしていた。
デザレーが逃げて人質に取られるが、母親に解放された事で自力でなんとか切り抜いた。
最後はデザレーの予防薬を投与されて回復し、母親と弟たちと安全な場所を一緒に目指す。

リンカーン・モロー(演:ジャスティン・ドレイ)

代表作に『ザ・コンテンダー』、『アド・アストラ』などがあります。

デザレーの弟。ジョーによって姉の娘が殺害された事で、復讐の為にアリスター一家を襲撃していた。

姉の命令には忠実で人間を盾にして襲撃するが、イーサンによる反撃で気絶させられていた。
ジョーと姉たちの取引によって、自分たちがいるアジトへイーサンを連れて行く事になる。
油断したイーサンから逃げて逆に捕まえると、人肉を食べて生き抜いていたと見せていた。
最後は父親を助けるジョシュにやられ、イーサンによって頭を潰されて死亡してしまう。

デザレー・モロー(演:スーザン・ムーア・ハーモン)

代表作に『モンタナの風に抱かれて』、『Peridot』などがあります。

弟や仲間たちとコミュニティを作っているリーダー格。ジョーに娘を殺された事で強い憎しみを持っている。

復讐する為に弟たちを引き連れてアリスター一家を襲撃するが、油断して逆に捕まっていた。
銃撃を食らうも急所を外していたが動けず、ジョーに物資を分けるとして説得を成功させる。
油断したジョーの隙を狙って逃げ出し、感染したミアを人質にして究極の選択をさせる。
最後は解き放たれたミアに殺され、ゾンビ化してジョーを襲うもジョシュに射殺された。

感想

[個人的な評価]

評価 :1/5。

本作は超低予算で作られたゾンビ映画となります。
この作品は出演しているジェイソン・トバイアスが監督や脚本として活躍しています。
超低予算で作られるゾンビ映画というのは、基本的にゾンビとの対決よりも人間同士の抗争がメインになりがちです。
なぜなら、人間とゾンビの戦いでは単純な予算をどれだけ使うかによって、その規模や派手さが決まってしまいます。
残念ながら本作は多くの予算をかけられないので、会話劇でなんとか尺を稼げる人間同士の抗争を主軸にしていました。
ただ、それだけで尺が足りなかったらしく、仕方なく主人公たちの過去を描く回想劇も入れてしまっている。
そうなってくると、全体的なテンポが非常に悪い上にゾンビは最初と最後しか出てこないからゾンビ映画としての醍醐味はありません。
では、メインとなっている会話劇に面白さがあるかというと、残念ながらこちらも説教臭い内容になっていて退屈に感じられます。
回想劇を描くにしても場当たり的な印象しかなく、登場人物たちを掘り下げるつもりがテンポを悪くしているだけでした。
主人公たちに恨みを抱く相手についても、悪役の範囲を出ていないから言葉に説得力がないように感じました。
超低予算であっても上手い脚本や演出があれば、いくらでも面白くなりますが、その分だけ一流の作り手じゃないと成立しません。
出演しているジェイソン・トバイアス自体は低予算映画の常連であり、その程度しか作れないと感じました。
家族愛を描くにしても要素が足りず、演出も微妙で回想も中途半端すぎるので、何一つ効果的なところはなかったです。
昨今のドラマの方がよっぽど面白いと思えるほど足りない部分が多く、ゾンビ映画というジャンルじゃない限り鑑賞する事はないだろう。

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