作品データ
あらすじ
元凄腕のテキサス・レンジャーであったジムは、過去に相棒を誤射した事で心に大きなキズを負い、第一線を退いて小さな町の保安官となっていた。
ある日、突如として凶悪犯“ディアブロ”一味が平穏な町を襲撃し、なんとかジムだけは彼らから逃れる事ができた。
町の住民を容赦なく殺害していくディアブロに対して、ジムはかつての闘志を蘇らせて町を奪還しようと決意するのだった。
登場人物&出演者
・ジム(演:ガイ・ピアース)
近年に出演作に『ブラッドショット』、『ドミノ/復讐の咆哮』などがあります。
主人公。元テキサス・レンジャー。過去に犯人を追っていて相棒を盾にされ、誤射でケガを負わせてしまう。
寝たきりになった相棒が死亡しバーで飲んでいて、次期市長を狙うコックランに言われた。
ディアブロの仲間が騒動を起こし逮捕すると、悪い予感を持って町に残って様子を見ていた。
町がディアブロに占拠されてマットと戦っていき、過去のトラウマを乗り越え敵を排除した。
最後はディアブロを追い込んで至近距離から射殺し、なぜか町の町長となって平和に暮らす。
・ケイティ(演:ケリー・グレイソン)
代表作に『ウッドローン』、『リトル・ボーイ/小さなボクと戦争』などがあります。
ヒロイン。町に唯一あるカフェを経営する。マットは弟。牧師で亡くなった父親の農場に住んでいる。
町では有力者の娘という事で注目され、店に入って態度の悪かったバイカーを懲らしめる。
ディアブロの仲間が町を占拠され、銃で脅されるままに住民たちと教会で大人しくしていた。
隙を見せたアマンダを背後から襲って銃を奪い、馬とライフル銃をジムの為に持ってきた。
最後はディアブロたちが排除されると、町長となったジムをまた馬で遠出を誘っていた。
・マット(演:マイケル・シロウ)
代表作に『トゥルース/真実の行方』、『インファマス』などがあります。
町の保安官代理。ケイティの弟。ジムの相棒が亡くなってバーで飲んでいた事を心配していた。
銀行に新しく入ったアマンダを気に入っていて、ジムに言われるままに食事に誘っていた。
バイカーを逮捕し郡の留置所に連行する際にディアブロたちに捕まり、ジムと合流して謝る。
なんとか脱出してジムの指示で町の外を観察し、戻ってきて狙撃するバイカーを倒していた。
最後は銃へのトラウマを克服したジムが敵を排除する中、特に邪魔をせずに見守っていた。
・コックラン(演:ルーク・マーティン・コリンズ)
代表作に『Disturbing the Peace』、『The Beast of LBL』などがあります。
次期町長を狙っている議員。資金が足りないと仲間と相談するも軽く流されてしまう。
カフェにバイカーが騒動を起こすと、すぐに安全な場所に逃げて様子を黙って見ていた。
ジムが登場してバイカーを簡単に倒し、なぜか彼がバーで酒を飲んでいた事を責めていた。
ディアブロたちに捕まって教会で大人しくするが、ケイティに政治の話しをして注意される。
最後はケイティがアマンダを倒すと、彼女の指示に従って教会を出て、町長選にも落選した。
・アマンダ(演:バービー・ブランク)
本作が長編映画デビュー作となります。
町の銀行で窓口で新人行員として雇われた。マットからアプローチを受けて素直に承諾していた。
ディアブロたちがやって来ると、銀行員たちに銃を突きつける中で余裕の態度を見せていた。
その正体はディアブロたちの仲間であり、タイマー式の金庫のシステムについて教えていた。
ディアブロの指示で住民たちを教会に集めると、余計な事をしないよう仲間たちと監視する。
最後は外の様子を見ていた時に背後からケイティに襲われ、戦うも勝てずに倒されてしまう。
・ジャーヘッド(演:ジェイコブ・グロドニク)
代表作に『エンド・オブ・ア・ガン/沈黙の銃弾』、『ファナティック/ハリウッドの狂愛者』などがあります。
ディアブロの仲間。元海兵隊員。狙撃兵として活躍していた。今回の銀行強盗で血を流さないと考えていた。
ディアブロたちと別行動するが、様子を見に来た州警察が殺されると脅される形で協力する。
仕方なくディアブロたちに従うが、住民たちを皆殺ししようとした事に反対し殴り倒される。
ジムに見つかって保安官事務所の留置所に収容されるが、ずっと後悔してジムに協力をした。
最後は襲撃してきたディアブロたちに反撃したが、逃げようとして腹に弾を食らい死亡した。
・ディアブロ(演:デヴォン・サワ)
代表作に『キャスパー』、『大脱出3』などがあります。
バイカーたちのボス。元海兵隊員。ジムたちがいる町の出身だが、誰にも覚えられていない。
先にアマンダを銀行に就職させ金庫のシステムを探らせ、他のバイカーで騒動を起こさせた。
あとからやって来てジムたちを捕まえるが、町の住民から反撃を受けて計画が一気に狂った。
計画通りに現金輸送車から現金を奪うが、ジムの反撃を食らって一人だけになってしまう。
最後はバイクで逃げようとしてジムに追い詰められ、至近距離から銃撃を食らって死亡した。
感想
[個人的な評価]
本作は『LOGAN/ローガン』や『ヴェノム』などでSFXを務めたスタッフが集結した作品となります。
なんと言っても本作最大の魅力は、主演を務めているガイ・ピアースの存在だろうと思います。
基本的にガイ・ピアースは超大作に多く出ていて、人気はもちろん、安定した演技力を兼ね備えた実力派の俳優です。
そんな彼が単独での主演作を久しぶりに感じて、ちょっとだけ期待したけど、残念ながらガイ・ピアースじゃないと鑑賞する事はなかった。
どうやら低予算で製作されているようで、上記のSFXスタッフが集結したとは思えないぐらいにずっと地味な内容でした。
爆発シーンは一応あるけど、ほぼ記憶に残らないほど小規模で、もしかすると銃も実際に発砲していない可能性がありました。
ガイ・ピアースが町を守る為に立ち上がるという王道のアクション映画だが、思っていたほど活躍していなかったです。
本来ならば、ずっとガイ・ピアースに視点を置くべきだが、なぜか他の脇役に使う時間が多くて印象が薄くなってしまっている。
悪役のバイカーたちもインパクトある見た目の割に役割しかなく、別に誰でもいいような感じで頭数を揃えただけになる。
当然ながら悪役のボスも単なる銀行強盗をしているだけで、それ以上に何もなく、計画も穴だらけで頭の悪さしか感じられなかった。
主人公の保安官は過去に相棒を誤射して寝たきりにさせたトラウマがあるけど、最後は同じシチュエーションで克服するだろうと思っていた。
むしろ、その為に序盤で印象づけていたはずだが、それをしないで気付いたら普通に銃で人を殺していて笑うしかなかった。
このように本作はガイ・ピアースじゃないと鑑賞する選択肢に入らず、それでも脚本として面白味がまったくない作品でした。
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