作品データ
公開年月 | 2017/09/02 |
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ジャンル | ホラー/アクション |
原作 | なし |
監督 | ハイメ・ペレス・ソト |
脚本 | タミー・ベネット |
製作 | タミー・ベネット、サリー・ペンバートン |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
花嫁のベッキーと花婿のグラントは仲間たちから熱い祝福を受け、結婚式の盛り上がりは最高潮に達していた。
ベッキーとグラントが誓いのキスをしようとした時、遠くから銃声が聞こえたとともに参列者の一人がゾンビと化し、周囲の人間を襲い始める。
あっという間に広がる感染にベッキーたちは命からがら式場から逃げ出すが、すでに街は機能を失い崩壊していたのだった。
登場人物&出演者

代表作に『ダブルヘッド・シャーク』、『天国からの奇跡』などがあります。
グラントとの結婚式に期待をする。ロクでもない父親とヤク中の母親を持っている。
親友のミカと結婚式の準備ではしゃいでいるが、義母からはビッチ呼ばわりされる。
ゾンビが出現してからはグラントに守られてなんとか小屋まで避難していた。
自宅にたどり着くが、運転した男が噛まれていて、ゾンビになる前にトドメを刺して交代。
最後はたまたま隣に座っていた男からヘリの席を譲られ、そのまま町を出て行った。

代表作に『Rockabilly Zombie Weekend』、『Heart Break』などがあります。
ベッキーの恋人。ベッキーとの結婚式を控えているが、母親のレイラはずっと反対している。
ベッキーをどんなにパティが否定しても、必ず幸せにしてやると覚悟を決めている。
ゾンビが出現してからはベッキーを守ろうと銃で応戦してそれなりに活躍した。
バーで弾を補充して逃げ出そうとして、パティの誤射で足を撃たれるという運の悪さ。
最後は軍の避難所にたどり着くが、満席だと言われて運良くヘリで逃げ出した。

代表作に『Rockabilly Zombie Weekend』、『Shadowglade』などがあります。
ベッキーの親友。結婚式を控えるベッキーの傍にいる。ボーの下品な態度を見下す。
ボーがベッキーの部屋に来ると、イヤがって結婚式のドレスを持ち込んで出て行った。
結婚会場に到着すると、グラントたちと合流してベッキーの着替えを手伝っていた。
ゾンビが結婚式場で発生して逃げ回るが、蚊に刺されていた事で雑貨店で発症する。
トイレに駆け込んでいたが、そこに来た一人に襲いかかろうとして頭部を吹き飛ばされる。

代表作に『365 Decision Time』、『Haima』があります。
グラントの親友。結婚式場へ向かう途中で車が故障し、上空から散布された農薬を浴びる。
蚊に刺されなかったおかげでゾンビ化せず、グラントたちと普通に合流していた。
結婚式場ではグラントを呼び出してベッキーとの結婚を一緒に二人で喜んでいた。
ゾンビが発生すると、グラントたちと行動してなんとか逃げ出そうと応戦していた。
最後はゾンビたちに銃撃をして倒すが、車の荷台から転げ落ちてそのまま食われて死亡。

代表作に『Delivery』、『Finding Eden』などがあります。
ベッキーの母親。バーで働いている。噂ではバーの裏で奉仕して金を稼いでいる。
グラントの母親とも仲が悪く、娘が結婚する前から別れるように言われていた。
ゾンビの出現でベッキーたちと合流するが、なぜか至近距離でグラントの足を誤射。
その後、バッグに入っていたクモに噛まれて、ゆっくりとゾンビ化していく。
最後は軍の避難所にたどり着くも、すでにゾンビ化してボーにトドメを刺された。

代表作に『Echoes』、『Shooting the Prodigal』などがあります。
グラントの母親。結婚式を控えていたグラントにベッキーはビッチだと呼び捨てする。
結婚式が始まる前にパティが働くバーにやって来て、ワザワザ文句を言いに来た。
それでも結婚式にやって来て、普通に楽しんでいるという矛盾を生み出した。
ゾンビが出現して逃げ回る中で、パティがグラントを誤射して怒り狂う。
最後はゾンビと一対一となるも弾切れになって、囲まれて普通に食われて死亡。

代表作に『The Essence of Irwin』、『Exhune』などがあります。
ベッキーの父親。昼間からビールを飲み、ベッキーの友達を下品な目で見るクズ。
ゾンビが出現してベッキーたちが家へ帰ってくると、意気揚々と殺しまくっている。
本作では登場人物に個性がないけど、その中では比較的頑張っていた方でした。
最後はアバズレと呼んでいた妻のパティが死んで、後を追うように自殺をしました。
感想
[個人的な評価]
本作は典型的な低予算ゾンビ映画となっています。
舞台はどこかの田舎町であるが、出てくる人物はみんな刺青と小汚い格好が特徴です。
ビールはラッパ飲みでヤク中もいれば、バイカーもいる典型的なアメリカの田舎町です。
西ナイル熱と農薬のコンボでゾンビになり、もちろん、噛まれたらゾンビにもなる。
かなり強引なこじつけになっているが、一応はそれでゾンビ映画として成立する。
ちゃんと一度死んでから蘇生して、周りの人間を襲って内臓から食う事もやっています。
王道的なゾンビ映画のパターンであるが、前半の結婚式がビックリするぐらい退屈。
そもそも、登場人物が全員が田舎者で女性陣が軒並み微妙なルックスだから見所がない。
タイトルから考えて、主人公ポジションの花嫁は美人じゃないし、刺青だらけ、肝心のウェディングドレスすら着ていません。
花婿もタンクトップにジーンズと結婚式らしくない雰囲気で、アメリカの田舎ではこれが普通なのかと首を傾げます。
それで退屈な物語がようやく動き出すと、アクションに迫力を出す為にカメラの手ブレを多用するというクソみたいな演出を展開する。
しかも、夜だから余計に観にくくて、ただでさえつまらないのに、クソ演出によって更に観る気が失せてしまう。
登場人物たちも単純にいるだけで個性的なキャラクターがいないのも痛い部分でもある。
なぜかカニバリズムだけはちゃんとしているので、そこだけが監督のこだわりだったのだろうと思われます。
最後も生き残った花嫁と花婿が運良くヘリを待機させた人から譲られるご都合主義展開に呆れてしまう。
そこで一波乱あればいいのだが、なぜか普通に乗って普通に逃げ出す緊張感の欠片もない。
ゾンビメイクについては新鮮なゾンビだからグロテスクな感じはなく、そもそも夜だからハッキリと見えません。
クラシック型のノロノロとしたタイプのゾンビであるが、その怖さをみせる演出がほとんどないからよく分からない。
所詮は低予算ゾンビ映画という感じで開き直っているような作品で、オリジナリティの欠片もないなんの魅力もない作品でした。
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