【デッドタウン・ゾンビ】RE-3813

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洋画

作品データ

公開年月 2011/12/15
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ジェイソン・ボリンジャー、マイク・ソーンダーズ
脚本 マイク・ソーンダーズ
製作 ブルース・エルジン、エリン・ヘプナー=エルジン、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

農夫のロバートが住む小さな町は、突然ゾンビたちが徘徊する地へと一変した。
ロバートは家族を守る為に窓を板で打ち付け、あらゆる出口を塞ぐも息子がゾンビに噛まれてしまい時間が残されていなかった。
治療薬を入手する為にロバートは妻と息子を家に残し、ゾンビが蔓延る危険町の中心部へ向かうのだった。

登場人物&出演者

ロバート・モーガン(演:クリス・マルケイ)

代表作に『ヒドゥン』、『オペレーション・ローグ』シリーズなどがあります。

主人公。田舎町で農業を営んでいる。娘の死と妻の病気、それに農場経営の悪化によって心労が相当の心労がたたる。

従業員が給料未払い、銀行からの圧力を受けて悩んでいると、ゾンビの襲撃ですぐ対処した。
息子が噛まれて部屋に監禁し薬を与えて落ち着かせ、家での籠城を選択して数日耐えていた。
物資がなくなって町へ出ると、ゾンビだらけの状況で大量の銃器で始末し生存者を探した。
最後はすべて妄想で保安官たちと銃撃戦となり、ケガで止まるも全員がゾンビに見えていた。

モリー・モーガン(演:カレン・ランドリー)

代表作に『恋をさがして』、『ハートブレイクホテル』などがあります。

ヒロイン。ロバートの妻。娘が死亡したせいでストレスで病気となり、農場の経営について夫にすべて任せる。

洗濯をしていた時にゾンビの襲撃を受けて、助けに来た夫に家での籠城を言われて従った。
薬をもらってしばらく寝込んでいて、息子を心配するも夫がすべての面倒を見て納得した。
苦しむ息子の声を聞いて部屋を開けると、薬漬けにされて死んだ事で夫の妄想を知った。
最後は家に戻った夫に何も言えず振り回され、保安官たちが踏み込んで逮捕されて助かる。

ウィル・モーガン(演:トラヴィス・スレイド・ラインダース)

代表作に『Progidy』などがあります。

ロバートとモリーの息子。兄弟を亡くしたせいで両親が不安定な状況になり、放置されるような状態になっている。

学校のスポーツ大会に出場するも良い成績が得られず、コーチなどに励まされる状態になる。
父親とは微妙な関係性となっていて、埋め合わせにバットとグローブをもらうも喜ばず。
ゾンビの襲撃で噛まれてしまい、父親が部屋に監禁して精神安定剤を打たれて寝込んでいた。
最後は父親の妄想で精神安定剤を許容量以上打たれ、母親の前に出るもそのまま死亡した。

チャールズ医師(演:マイケル・コーネリソン)

代表作に『老婆の部屋』、『ザ・フィールド』などがあります。

地元の医者。ロバートとは友人のような関係。ロバートが娘を亡くし、病気のモリーについて診察していた。

心労が多くなっているロバートを心配していて、息抜きとして家族での食事に誘っていた。
ロバートが無線で生存者に問いかけると、応答して彼を止めようとするが結局できずにいた。
無線を一緒に聞いていたローズ保安官が状況の悪化に対応し、止めるべきだと助言していた。
最後は実はロバートが大量の精神安定剤を服用していて、モリーに黙って診察をしていた。

ローズ保安官(演:クリント・カーティス)

代表作に『16 to Life』などがあります。

地元の保安官。片足が悪くチャールズ医師の診療を受けている。娘を失ったロバートに声をかけて励ましていた。

ロバートが無線で生存者に問いかけると、応答したチャールズが話しを聞くも止められず。
大量殺人による暴走をしていたロバートを止める為、保安官事務所総出で彼の家まで向かう。
家に踏み込むとウィルが死んでいて、地下室に向かうも斧を腹部に食らって倒れてしまう。
最後は力を振り絞りモリーを殺そうとしたロバートを撃って止め、倒れて仲間が駆けつける。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は『トロント国際映画祭』にて正式出品されています。
この作品はジェイソン・ボリンジャーとマイク・ソーンダーズが共同監督を務めています。
ほぼ主人公の農夫を演じているクリス・マルケイの独壇場となっている物語でした。
主人公は農場経営が微妙な状態で支払いが滞っていて、その上、娘を亡くしていて、妻が病気で多大のストレスを受けている。
それなのに、病気の妻や息子に対して自分がすべて面倒を見るという負担を一人だけ抱えるような状態になってしまう。
そんな中でゾンビの襲撃を受けて、家族を守ろうとする主人公だが、農夫なのに武器を大量に所持している違和感がありました。
外にはゾンビの大群がいて、家に籠城する方が安全を確保できるとして守りを固めるが、戸惑う妻と噛まれた息子には何もさせない。
全部自分がやっていくような状態で、明らかに主人公の許容範囲を超えているせいで、妻が足を引っ張るような存在になってしまっている。
そんな退屈な展開が続いていき、ついに食料や燃料がなくなって主人公が町へ行くと、ゾンビだらけで大量の銃器を使って追い払っていく。
ここまでは普通のゾンビ映画とも言えるけど、店で食料を確保して避難していた女性が登場した時から大きく物語の真実が判明する。
実は主人公は精神安定剤を定期的に投与するほど精神が不安定であり、彼が見ていたゾンビは存在せず被害妄想が拡大した結果、大量殺人をしていくという展開になる。
これはさすがに予想できない部分であったけど、それまでの主人公が起こす行動に違和感を持っていた引っ掛かりが解消された感じになる。
ただ、単なる精神が錯乱した農夫なのに警察ですら何人も殺される戦闘力はさすがにちょっとやり過ぎている気がする。
いくら農夫が殺す事に躊躇いがないとは言え、射殺されずケガを負わさえて捕まえるのは少しばっかり都合が良すぎたと思いました。
本作をゾンビ映画にするのは少し微妙なところが、一応は主人公の中でゾンビパニックが起きているからギリギリでジャンルに入れる感じだと思います。

コメント

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