【ビースト】RE-3790

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アクション

作品データ

公開年月 2022/09/09
ジャンル アクション/サスペンス
原作 なし
監督 バルタザール・コルマウクル
脚本 ライアン・イングル
製作 バルタザール・コルマウクル、ジェームズ・ロペス、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

二人の娘を連れて亡き妻との思い出の地、南アフリカに旅行へやって来た医師のネイト。
旧友のマーティンと再会し、サバンナの野生動物保護区を案内してもらい、途中で住民の多くが残忍な“魔獣”に襲われ壊滅した集落に出くわす。
その惨劇は密猟者への怒りから人間に対して激しい復讐心を宿して凶暴化したオスライオンが原因で、ネイトたちはその魔獣に遭遇してしまうのだった。

登場人物&出演者

ネイト・サミュエルズ(演:イドリス・エルバ)

近年の出演作に『刑事ジョン・ルーサー:フォールン・サン』、『アラビアンナイト/三千年の願い』などがあります。

主人公。医師。妻を亡くして二人の娘とともに南アフリカへ来る。別居状態で妻の病気に気付かなかった。

そのせいでメアと仲違いし、ノラとも微妙な距離感になって仲直りの為に妻の出身地に来た。
マーティンが観光客の来ない場所に連れてこられると、ライオンに襲われてケガを負った。
密猟者と遭遇するもライオンが片付け、マーティンが車とともに自爆を果たして逃げた。
最後はライオンを引き付けて他のライオンに倒させ、生還して娘たちと絆を取り戻した。

メレディス・サミュエルズ(演:イヤナ・ハーレイ)

代表作に『ヘイト・ユー・ギブ』、『リコリス・ピザ』などがあります。

ネイトの長女。亡くなった母親と同じく写真を撮る趣味でカメラを持っている。愛称を「メア」にしている。

別居して母親の病気に気付かなった父親を許せず、マーティンがいても文句を言っていた。
ライオンに襲われるとパニックを起こし、父親の指示を無視してマーティンを助け出した。
密猟者が消えた後、ライオンに再び襲撃され、脇腹をケガして軽傷ながら死にそうになる。
最後は密猟者のアジトまで来たライオンから父親が守り、あっさりと父親と絆を取り戻した。

ノラ・サミュエルズ(演:リア・ジェフリーズ)

代表作に『Faith Under Fire』、『ティファニーの贈り物』などがあります。

ネイトの次女。南アフリカとの縁はほぼなく、亡くなった母親の出身地というだけで仕方なくやって来ていた。

SNSやネットに夢中な状態であり、マーティンの家でWi-Fiが使えない環境にガッカリする。
母親の病気に気付かなった父親に対して、微妙な距離感を保っていて前に進もうとしていた。
ライオンの襲撃を受けてパニック状態となるが、麻酔を打ち込む活躍をして時間稼ぎした。
最後は密猟者のアジトに来たライオンから父親が守り、おかげで家族の絆を取り戻した。

マーティン(演:シャールト・コプリー)

近年の出演作に『テッドK/ユナボマー狂気の目覚め』、『ラストデイズ・オブ・アメリカン・クライム』などがあります。

ネイトの友人で野生動物保護区の監視者。ネイトとは古い付き合いでメアやノラを小さい頃から知っている。

広い家に一人だけ住んでいて、ネイトの妻が妊娠していた頃の写真を未だに飾っていた。
ネイトたちを観光客にも知られない場所まで連れていき、ライオンに襲われた村を目撃した。
ケガした村人を見てライオンを始末しようとして、逆に襲われて足に重傷を負ってしまう。
最後はメアに助けられるが、再びライオンの襲撃で車が落下し、火をつけて自爆を果たした。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作はいわゆる主人公たちが凶暴化した動物に襲われるモンスター映画です。
この作品は『エベレスト 3D』、『アドリフト/41日間の漂流』で知られるバルタザール・コルマウクルが監督と製作を務めています。
凶暴化した動物が人間を襲うというパターンは非常に多く、海ではスティーヴン・スピルバーグ監督の『ジョーズ』はまさにその典型である。
単純に襲ってくる動物に主人公が対抗していく展開はストレートな事もあって、ほとんどは関係ない家族の問題を持ってくる設定が多い。
主人公は父親で娘や息子と仲が悪い状態であるが、物語が終わった頃には仲直りしていくパターンは腐るほど鑑賞してきました。
今回の主人公は妻とも別居しているような状態だったが、亡くなった事で娘たちと出会った南アフリカに行くけど仲が悪いという感じです。
序盤から家族問題が持ち上がって、凶暴化したライオンは冒頭だけで伏線を張って、だいぶ経ってから登場してくれます。
このような構成は本当に多く、一つの型であるけど、本作はそこに対してオリジナリティを与えようとする努力が感じられなかった。
どうやら監督はフルCGで作ったライオンにこだわりを持っているが、別に自分で作っているワケじゃないから、もっと脚本と演出に力を入れるべきだと思いました。
確かに本作の主役とも言えるライオンの出来は素晴らしいけど、それ以外は凡庸すぎるし、思っていたよりも緊張感が伝わってこなかった。
イドリス・エルバやシャールト・コプリーという名優を使っているのに、面白くないと感じた時点で作品にパワーがないと思わせます。
だからと言って、凶暴化したライオンが設定をぶち抜くほどの魅力はなく、ラストで不死身の主人公を襲っても迫力が感じられなかった。
多分、リアルなライオンを作ったおかげでリアリティにこだわった襲撃シーンだろうけど、それをスクリーンで観る価値はあまりないと思います。
リアリティ路線よりも、ツッコミどころ満載のぶっ飛んだ設定の方が面白いだろうし、凶暴化したライオンが徹底した残虐さがあったら良かったと思うところがありました。

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