作品データ
あらすじ
17歳のジベーリは片時もスマホを手放す事ができず、少しエッチな投稿で人気になっていた。
父親が仕事で留守の中、ジベーリは友達のダイアナが初のお泊り女子会にやって来ると、二人揃ってランジェリー姿で配信を開始した。
しかし、ジベーリは危険な雰囲気を持つフォロワーにドラッグを頼み、三人で楽しんでいると思わぬ事件が起きるのだった。
登場人物&出演者
・シベーリ(演:ダンダラ・エイドリアン)
本作が長編映画デビュー作となります。
主人公。SNSのアプリで男たちに自分を見せつけチヤホヤされていた。親友のダイアナを呼んでパーティする。
父親が週末に仕事で出かける事になって、ダイアナと一緒に楽しく過ごそうと考えていた。
ダイアナが男を知らない事を何度も小バカにして、ゲームでも下ネタを言って引かせていた。
実は父親と付き合っていたデイユが別れて、その後に一日300通のメールをもらっていた。
その裏ではデイユの悪口をSNSに投稿していて、これを本人見られて復讐のきっかけを作る。
ジョニーシスにマリファナを持ってきてもらい、意識をなくしてレイプされかけてしまう。
ダイアナのおかげで目覚め、ブチ切れてジョニーシスをナイフで刺殺して混乱していた。
最後はデイユに拘束されるも警察に射殺されるが、問題行動をSNSに流されて人生が終わる。
・ダイアナ(演:ジョバンナ・アルメイダ)
本作が長編映画デビュー作となります。
ジベーリの親友。ビッチでSNSに色々と投稿するジベーリとは違い、真面目で一度も男と付き合った事がない。
父親が出かけて家に誰もいないと言われ、週末をジベーリと一緒に楽しもうとやって来た。
酒を飲ませるゲームをやるも下ネタな質問に機嫌を損ねるが、その後は楽しく飲んでいた。
ジョニーシスが来て危険だとジベーリに注意するも、聞いてももらえずベッドで一人寝た。
レイプされそうになったジベーリを見て、ジョニーシスに飛びかかって止めようとした。
暴走したジベーリが持っていたナイフでジョニーシスを殺害し、遺体の処理を手伝う事に。
復讐の計画を立てたデイユに襲われると、ジベーリとともに拘束されて悲鳴を上げていた。
最後はブチ切れたデイユによって喉をナイフで切り裂かれ、なぜか一瞬で死んでしまう。
・ジョニーシス(演:ラファエル・フェレイラ)
本作が長編映画デビュー作となります。
ジベーリが世話になっているマリファナの売人。家でのんびりしているとジベーリから連絡をもらった。
上物のマリファナを持ってくるように言われると、何かの見返りを期待して家にやって来る。
ジベーリに約束のマリファナを持ってくると、すぐにタバコを使って二人で楽しんでいた。
酒を飲んで意識を失ったジベールを見て、急にムラムラしてレイプしようとして襲った。
最後は見つけたダイアナに止められ、ジベールの反撃によってナイフで刺されて死亡した。
・デッデ/デイユ(演:リタ・モンテイロ)
本作が長編映画デビュー作となります。
シベーリの父親と付き合っていた女。当初から結婚して子供を欲しがったが、結局は別れてしまう。
その後、娘であるジベーリに対して一日300通のメールを送るなど、執拗に粘着していた。
ジベーリに対するメール攻撃を反省して、直接家にやって来て和解を求めて仲直りをした。
その目的はジベーリがSNSで自分を罵倒する事が気に入らず、彼女に復讐しようと計画した。
最後はダイアナと仲間を殺害し、警察に射殺されるもジベーリの問題行動をSNSに投稿した。
感想
[個人的な評価]
本作はコンマビジョンが配給している作品となります。
この作品は『ニューヨーク世界映画祭』、『ロサンゼルス独立映画祭』など31の映画賞で受賞をしています。
数多くの映画賞を受賞している時点で怪しさ満点であり、物語もほとんどあってないようなモノになっていました。
何を評価して受賞したのか分からないぐらい退屈な内容で、ラストの数分でようやく物語が少し動く程度でした。
基本的にPOV手法を使って主人公たちが持っているスマホの映像を通しての視点で、そのせいでかなり見づらいところがあります。
登場する人数も主人公と友人がメインにいて、あとは物語を動かす為だけに出てくる二人という感じで非常に内容が薄いです。
確かに主人公と友人は美人で可愛らしいので画面に写っているだけでも充分だが、これを一本の映画として考えると圧倒的に足りない部分の方が多い。
主人公はビッチの部類で遊びまくっていて、父親と付き合っていた女とちょっとしたトラブルがあって、それを全部SNSに投稿していた。
これが問題の発端になっていきますが、このエピソードがあまりにも短いせいで、主人公を恨むだけの動機が伝わってきません。
それと主人公の友人もなんの為に出てきたのか分からないぐらい、この物語ではただ巻き込まれるだけの存在でした。
多分、ビッチな主人公との対比として真面目なキャラクターを登場させたが、そこに意味を持たせないと単なる頭数を揃えた程度にしかならない。
ラストでは主人公たちが追い詰められるが、巻き込まれた友人があまりにも可哀想すぎた。
暴走する女についても描写が少なく、そこまでに至る過程が分からないから暴走が単なる物語にインパクトを与えるだけになりました。
とにかく、これは低予算のせいだけじゃなく、監督の実力不足が分かる地雷映画でした。
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