作品データ
あらすじ
はるか昔、南極の氷河の奥深くに封印された「失われた王国」では、世界を滅亡させるほどの力を持つ伝説の古代兵器“ブラック・トライデント”が眠っていた。
ある日、アクアマンへの復讐を誓うブラックマンタがブラック・トライデントを見つけ出し、邪悪な力を解き放ってしまう。
5億もの海の生物を操る事ができる海底アトランティスの王アクアマンは、かつてない脅威から海と地上の世界を守るべく仲間たちと立ち上がるのだった。
登場人物&出演者
・アーサー・カリー/アクアマン(演:ジェイソン・モモア)
近年の出演作に『マインドクラフト/ザ・ムービー』、『ザ・フラッシュ』などがあります。
主人公。アトランティス帝国の王。元女王で母親のアトランナと、人間の父親トムの間に生まれた半人間。
弟の野望を阻止した事で王に就いたが、メラとの間に息子が生まれて忙しい日々を送る。
アトランティス帝国をブラックマンタが襲撃し、見つけるべく弟のオームを脱獄させていた。
強くなったブラックマンタに振り回され、封印を解く為に息子が誘拐されるとブチ切れた。
最後はオームと協力してブラックマンタを倒し、アトランティスを公表して協力を示した。
・オーム(演:パトリック・ウィルソン)
近年の出演作に『インシディアス/赤い涙』、『ムーンフォール』などがあります。
アトランティス帝国の元王。アーサーとは異父兄弟。地上を支配しようとして失敗して投獄されている。
必要最低限の水分しか与えられず、拷問を受けるせいで痩せ細っているも誇りは保っている。
アーサーによって脱獄して元の肉体を取り戻し、ブラックマンタの暴走を一緒に止めていく。
当初からアーサーを兄と認めず協力するが、ブラック・トライデントに操られてしまう。
最後はアーサーと兄で王と認め、釈放されると地上でチーズバーガーを食べて満足していた。
・メラ(演:アンバー・ハード)
近年の出演作に『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』、『ガリー』などがあります。
海底国ゼベルの王女でネレウス王の娘。水を操ったりテレパシーで他のアトランティス人と通信できる。
アーサーと恋に落ちて結婚して、息子を授かって面倒を見ながら女王としても君臨する。
地上で息子の子守していると、評議会に呼び出されて疫病が蔓延している状況を知った。
アトランティス帝国を襲撃したブラックマンタを迎え撃つも光線を食らって重傷を負った。
最後は復活して息子を取り戻すべく加勢し、オームを許して、再び家族で平穏に暮らす。
・トム・カリー(演:テムエラ・モリソン)
近年の出演作に『ザ・フラッシュ』、『インベイド』などがあります。
アーサーの父親で灯台守。地上では息子のアーサーや孫たちと一緒に暮らしている。
地上でのヒーロー活動と海中での王の義務、父親の役割で疲れるアーサーに助言をしている。
シングルファーザーとしてアーサーを育てたコツを教えて、悩める彼を励ましていた。
孫と一緒にテレビを見ていたが、ブラックマンタによる襲撃で重傷を負ってしまう。
最後はアトランティスの治療で一命を取り留め、再び家族で仲良く灯台の家で暮らしている。
・アトランナ(演:ニコール・キッドマン)
近年の出演作に『ファミリー・アフェア』、『ノースマン/導かれし復讐者』などがあります。
かつてアトランティス帝国を治めていた女王。アーサーとオームの母親。現在もアトランティス帝国に住んでいる。
ブラックマンタがオリカルクムを盗み出そうとして、メラとともに迎撃するも逃してしまう。
アーサーに地球環境を破壊している原因だと話し、投獄されたオームの脱獄に助力した。
ブラックマンタがトムの家を襲撃して彼が重傷を負うと、すぐに治療して一命を取り留める。
最後はアーサーの判断でアトランティスの公表を指示して、オームの解放にも賛同した。
・ネレウス王(演:ドルフ・ラングレン)
近年の出演作に『エクスペンダブルズ/ニューブラッド』、『ベストマン/最強の介添人』などがあります。
海底国ゼベルの王でメラの父親。ブラックマンタがアトランティス帝国を襲撃して駆けつけた。
ブラックマンタが狙ったオリカルクムについてアーサーに説明し、どうするか考えていた。
唯一ブラックマンタの居場所を知るオームの脱獄に危惧するが、アーサーの言葉で納得した。
当初はオームを信用しなかったが、怪物に襲われるところで助けられて彼の信頼を取り戻す。
最後は南極を脱出する際に娘と孫にシン博士を助け出し、地上への存在公表に賛成した。
・スティーヴン・シン博士(演:ランドール・パーク)
近年の出演作に『アントマン&ワスプ』、『スラムドッグス』などがあります。
アトランティス帝国の存在を信じている科学者。デヴィッドに雇われてアトランティス帝国を探している。
南極で信号を捕らえると大きな穴に落ちてしまい、ブラック・トライデントを発見した。
オリカルクムで地球環境が破壊される様子を知りながらも、デヴィッドに仕方なく従った。
ブラックマンタの暴走が危険だと分かり、アーサーたちに協力して彼の息子を守ろうとした。
最後はネレウス王たちに助けられ、アーサーによるアトランティスの公表を見て喜んだ。
・デヴィッド・ケイン/ブラックマンタ(演:ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)
近年の出演作に『アンビュランス』、『マトリックス/レザレクションズ』などがあります。
海賊で傭兵。アーサーとの戦いで父親を失っている。アーサーに対する復讐心だけを糧に生きている。
シン博士がブラック・トライデントを発見し、封印された怪物と意思疎通して暴走していく。
オリカルクムを奪う為にアトランティス帝国を襲撃し、多大な被害とメラに重傷を負わせる。
隠れていた島へアーサーたちが来て戦うが、ネレウス王の攻撃によりギリギリで逃げ出す。
最後はアーサーの息子を連れ去るが、オームとの連携で倒され、穴の底へ落ちていった。
感想
[個人的な評価]
本作は『DCエクステンデッド・ユニバース』の第13作目で最終作となります。
この作品はジェームズ・ワンが監督と共同製作を務めています。
残念ながら本作が「DCエクステンデッド・ユニバース」の最終作になってしまい、もったいないと思ってしまうところがあります。
ライバルとなる「マーベル・シネマティック・ユニバース」が大成功して、DCコミックスもシリーズ化したのは分かります。
しかし、以前からゴチャゴチャがあったせいで作品の製作に問題が生じてしまい、結局はリセットする事になりました。
そのせいでシリーズとして本作が最後になったが、せっかく作り上げたユニバースを終わらせるのは残念だと言える。
しかも、この「アクアマン」はマーベルがまだ本格的に手を出していない海を舞台にしているだけにインパクトが違っていました。
ジェイソン・モモアの当たり役とも言えるので、この先もアクアマンを演じていくのか分からないのも残念である。
今回は王道中の王道である敵が味方となって、新たな敵に立ち向かう展開であり、しかも兄弟の絆が結ばれる点で熱い物語となっています。
アクアマンはアトランティス人として、地上人としても中途半端で前作の悩みだったが、今回は王としての悩みに変わっています。
本作は個人的な問題よりも敵だった弟との絆が中心となっているので、主人公が2人と言ってもいいと思います。
ただ、最大の問題として悪役であるブラックマンタが利用されていただけで、あまりにも救われない展開は残念だと思いました。
今回の黒幕についても取って付けたような感じで、世界の脅威と言われても説得力があまりなかったように感じました。
前作のブラックマンタは良かっただけに、今回は単なる操り人形となってしまったのはもったいないと思いました。
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