作品データ
あらすじ
近未来、超富裕層は娯楽として無人の孤島を舞台にした人間狩りゲーム“APEX”を行っていた。
今回の標的に選ばれたのは仮釈放なしの終身刑で服役する元悪徳警察官のマーロンで、あらゆる悪行に手を染めてきた彼は不死身のように修羅場をくぐり抜けてきた。
そんなマローンの首をトロフィーとして飾ろうと待ち構えるハンターたちから、制限時間まで生き延びて報酬の自由を手に入れようとするのだった。
登場人物&出演者
・トーマス・マローン(演:ブルース・ウィリス)
近年の出演作に『ワイヤー・ルーム』、『ザ・ローブ/THE HEROES HIGHT VOLTAGE』などがあります。
主人公。元悪徳警察官。終身刑の服役している。自由を手に入れる為に人間狩りゲーム“APEX”に参加する。
息子に双子の子供が生まれて祖父になったと知り、ウェストの提案を受けてゲームに参加。
参加者同士の殺し合いも可能だと聞いて彼らに緊張感を与え、ゲームが始まって森を歩く。
内輪揉めで参加者の同士討ちを傍観し、カリオンを倒し、傭兵たちをあっさりと返り討ちに。
最後はレインフォードとタイマン勝負を無傷で倒し、勝利者として自由を手に入れる事に。
・サミュエル・レインズフォード(演:ニール・マクドノー)
近年の出演作に『ノーセインツ/報復の果て』、『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』などがあります。
人間狩りゲーム“APEX”に参加する中年の男性。一代で製薬会社を立ち上げる。ゲームの常連で圧倒的な勝率を誇る。
一番最後に登場してウェストにゲームの説明を求め、あくまで冷静な態度で聞いていた。
過去に妻を殺害している異常者で、殺しこそが追い求めている快楽だが慎重に進めていく。
暴走するビショップを重機関銃で殺害し、カリオンと手を組もうとするも拒まれてしまう。
最後は傭兵を駆り出すも全部倒され、山荘に戻ったマローンと対決するも負けて殺された。
・カリオン(演:コーリー・ラージ)
代表作に『アンチ・ライフ』、『コズミック・シン』などがあります。
人間狩りゲーム“APEX”に参加する男性。再婚して信仰心に目覚めたが、ゲームの参加とは無関係だと考える。
登場するとビショップから再婚や信仰心の事を茶化されるが、一切相手をせずに無視した。
ゲーム開始前からレインフォードからチームを組む提案をされるが、単独で動いていた。
ビショップの暴走でジェザが死にレインフォードと制圧し、マローンを一人で殺そうとする。
最後は背後からマローンに襲われ、首をケガで流血し負けを認めた事で殺されずに済んだ。
・ビショップ(演:ネルス・レナーソン)
代表作に『エネミー』、『ホーンズ/容疑者と告白の角』などがあります。
人間狩りゲーム“APEX”に参加する男性。兄から2兆ドルを手に入れるが、株投資の失敗で大損している。
登場するとライルから嫌味を言われ、エッカを見て終始に渡って小バカにする発言をする。
ライルがレインフォードに殺されたと知り、エッカに銃弾の盾にされた事で発狂して暴走。
地雷を踏むジェザを見て金儲けしようとする態度に呆れ、リモコンを使い彼女を爆死させた。
最後はマローンに言われてレインフォードを殺そうとしたが、重機関銃で射殺されてしまう。
・ジェザ(演:ミーガン・ペータ・ヒル)
代表作に『ケージ・ダイブ』、『アンダーワールド/新種襲来』などがあります。
人間狩りゲーム“APEX”に参加する女性。ゲームを楽しむ事を第一にして、他の参加者から下心で見られる。
ゲームが開始される前にレインフォードがチームで動く作戦を提案するが、拒否していた。
ライルがレインフォードに殺された事を知らず、ビショップが発狂して彼を獲物認定した。
インサイダー取引を使ってライルの株で儲けようとして、ビショップの地雷を作動させる。
最後はビショップに取引を持ちかけて成立するが、地雷をまた踏み起爆されて爆死した。
・エッカ(演:トレヴァー・グレツキ)
代表作に『ケージ・ダイブ』、『アンダーワールド/新種襲来』などがあります
人間狩りゲーム“APEX”に参加する男性。ハンターの中で一番若く、精神科に通うほどイカれていると自称。
ライルと楽しく談笑していると、ビショップが登場して小バカにされると反論をしていた。
ゲームが始まってからみんなが単独で動いていると、殺されたライルを見て緊張感を持った。
マローンの銃撃でビショップを盾にして凌ぐが、彼は生きていて突き落とされて足を折る。
最後はビショップに命乞いをするも逆効果となり、ナイフを側頭部に刺されて死亡した。
・ライル(演:ロックリン・マンロー)
近年の出演作に『コズミック・シン』、『ロマンス・ウェディング』などがあります。
人間狩りゲーム“APEX”に参加する男性。投資家で体を鍛えている。ゲームには何度も参加している。
参加する目的は自分を高めたいという理由だけで、単なる金持ちの道楽として楽しんでいる。
新入りのエッカに声をかけ、常連のビショップが来るとゲームを降りたいと冗談を口にする。
ゲームが始まると単独行動しながら独り言を口にして、装備や補給品に文句を言っていた。
最後は森から現れたレインフォードを侮辱すると、銃弾を食らって命乞いするも射殺された。
・ウェスト・ザロフ(演:アレクシア・ファスト)
代表作に『ゾンビーノ』、『アウトロー』などがあります。
人間狩りゲーム“APEX”のゲームマスター。ザロフ・メガズ子会社の社長。囚人を使ってゲームを作っている。
参加者たちに獲物を与える事で彼らを啓蒙して導いている状況に満足を得ているという。
ゲームの参加者たちが揃うと、マローンが極上の獲物だと紹介して武器などの説明をした。
マローンが変異したベリーを食べていると、危険さを説明するも無視されて呆れていた。
最後はビショップが獲物認定されたとマローンに伝え、手を組むべきと助言して見届けた。
感想
[個人的な評価]
本作は1994年に公開されたアーネスト・ディッカーソン監督の『サバイビング・ゲーム』のリメイク作品となっています。
この作品は俳優引退を表明したブルース・ウィリスが出演した一本となっています。
もう二度と見られないブルース・ウィリスが引退前に出演した作品だが、もう彼には本格的なアクションはできない。
それよりも普通の演技もできないような状態になっていて、自分がどんな作品に出ているのは理解してない事実を知って悲しくなりました。
本作はそんな一本になるだろうけど、ブルース・ウィリスに対する敬意のようなモノを感じさせる設定になっています。
まず、彼が元警察官というのは『ダイ・ハード』のジョン・マクレーンを彷彿とさせ、過去にあった事をなんとなく出していた。
次に不死身の男とも言われているが、これは完全に『アンブレイカブル』の設定であり、列車事故で一人だけ生還したネタも使っている。
それと劇中で「ジャッカルのようだ」とも言われていて、これもまた悪役として登場するイメージも使っています。
つまり、本作は今までブルース・ウィリスが歩んできた経歴をそのまま主人公に当てはめている感じで序盤から期待させられます。
しかしながら、実際はブルース・ウィリスがほぼ森を徘徊しているだけで、参加者たちの内輪揉めでほとんで消えてしまう。
終盤で傭兵が雇われて殺しにやって来るが、迎撃する様子を見せるも代役とカット割で実際にブルース・ウィリスがアクションをやっていなかったです。
やはり、もうブルース・ウィリスにはアクションどころか、普通の演技もムリだという事が伝わってしまう感じになりました。
残り少ないブルース・ウィリスの出演作になりますが、偉大なるアクション俳優の引退前の活躍を静かに見守っていきたいです。
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