作品データ
あらすじ
元デルタフォース特殊部隊員のロイは、朝目覚めた瞬間から謎の殺し屋集団に襲われ、なんとか切り抜けても最後は必ず殺されて同じ朝を迎えていた。
そんな不条理な一日を何度も繰り返していたロイだったが、彼は殺される度にコツを掴んでレベルアップしていく。
やがて、科学者で元妻からタイムループに関する重要な情報を得たロイは、死のループを抜け出すべく敵を倒しながら真相へ迫っていくのだった。
登場人物&出演者
・ロイ・パルヴァー(演:フランク・グリロ)
近年の出演作に『コップショップ』、『コズミック・シン』などがあります。
主人公。デルタフォース特殊部隊の元隊員。家をいつも空けていたせいでジェマと離婚してしまう。
一人息子であるジョーには父親だと知らせれておらず、あくまで知り合いとして会っていた。
タイムループに巻き込まれて何度も死にながらも、襲ってくる殺し屋たちを何度も倒していた。
一日無事に過ごしても世界が崩壊し、息子との時間を過ごし、そこからヒントを得て動いた。
最後はジェマが殺される直前に助け出し、タイムループから抜ける方法を知って実行した。
・ジェマ・ウェルズ(演:ナオミ・ワッツ)
近年の出演作に『ペンギンが教えてくれたこと』、『ウルフ・アワー』などがあります。
ヒロイン。ロイの元妻で科学者。長年に渡って「オシリス・スピンドル」の研究を続けてきた。
一人息子であるジョーの親権を持っていて、ずっと家を空けていたロイを父親とは言わない。
「オシリス・スピンドル」が完成間近になると、ヴェンター大佐の企みを知って反旗を翻す。
マシンを起動させてロイをタイムループに組み込むが、バレてヴェンター大佐たちに殺される。
最後は殺される直前にロイに助けられると、タイムループを切り抜ける方法を教えて見守る。
・ダイ・フェン(演:ミシェール・ヨー)
近年の出演作に『シャン・チー/テン・リングスの伝説』、『ガンパウダー・ミルクシェイク』などがあります。
世界で最高の剣豪。中国の大会で12回連続で優勝している有名人。ロイが一日の最後に通う中国料理店に現れる。
ロイよりも早くやって来るとカウンターに座るが、後からやって来るとテーブル席に座る。
いつもスマホの画面を凝視しながら操作しているが、視線を送っていたロイの存在に気づく。
最後は殺し屋の観音を倒す為に弟子入りしたロイを訓練し、最終的に自分よりも強くした。
・観音(演:セリーナ・ロー)
代表作に『スコーピオン・キング3』、『2バッドガイズ』などがあります。
ヴェンター大佐が雇っている殺し屋の一人。アジア系の華奢な女性ながら、卓越した剣術の使い手。
何度も生き返って殺し屋を倒していたロイにとって天敵で、初期の頃は何度も首を刎ねられる。
決まった時間になって殺し屋たちが一斉に襲いかかる中、トドメとして登場して確実に倒す。
会社へ乗り込んできたロイを剣一本で迎え撃ち、銃を乱射されても避けて確実に斬殺していた。
最後はダイ・フェンに剣術を教わったロイに翻弄され、最終的に相手にもならず倒される。
・ブレット(演:ウィル・サッソ)
代表作に『わたしが美しくなった100の秘密』、『新・三バカ大将/ザ・ムービー』などがあります。
ダイナウ社の警備責任者。ヴェンター大佐の右腕として動いている。秘密が漏れる事を阻止する役目でもある。
ジェマが招き入れたロイに対して警戒するような態度を取り、直接会って履歴書を手に入れた。
ヴェンター大佐から素性を調べるように言われ、ついでにジェマの様子も監視していた。
会社へ何度も乗り込んできたロイを射殺していたが、レベルアップする彼に返り討ちに遭う。
最後はロイに重傷を負わされ、ベラベラとしゃべったせいで彼にヒントを与える事になる。
・クライヴ・ヴェンター大佐(演:メル・ギブソン)
近年の出演作に『クリスマス・ウォーズ』、『リーサル・ストーム』などがあります。
ダイナウ社を経営している。長年に渡るジェマの研究である「オシリス・スピンドル」に期待している。
秘密が外部へ漏れる心配を常にしていて、部外者であるロイを見かけると監視対象にしていた。
実は「オシリス・スピンドル」を兵器として使い、世界を支配しようと秘かに画策していた。
タイムループするロイの存在を知って実験の成功に喜び、何度も同じ演説をして彼を殺害する。
最後はタイムループを抜ける糸口を見つけたロイに襲撃され、何もできないまま射殺された。
感想
[個人的な評価]
本作は『特攻野郎Aチーム/THE MOVIE』や『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』で知られるジョー・カーナハンが監督を務めています。
この作品は当初20世紀フォックスで企画されたが進展せず、別の製作会社によって実現する事になりました。
監督であるジョー・カーナハン曰く、本作はアクション映画版の『恋はデジャ・ヴ』と言っているように間違っていません。
タイムループをテーマにした作品は非常に多く、上記に加えて『オール・ユー・ニード・イズ・キル』や『ハッピー・デス・デイ』なんかもあります。
特に『オール・ユー・ニード・イズ・キル』と非常に似たような展開で、主人公が死ぬ度に強くなっていくところがほぼ一緒でした。
ただ、本作の主人公であるロイは元々が特殊部隊の出身なので、基本的な戦闘能力を備えているから対応が早いです。
しかしながら、タイムループから抜け出す糸口が見えず、一日を無事に過ごしても世界が崩壊する絶対的なバッドエンドが用意される。
もちろん、そのまま終わるはずもなく、タイムループから抜け出すヒントを得て、ようやく解放されそうになります。
ですが、本作はその時点で終わってしまっていて、どうやら続編を意識しているラストになって少し残念に思えてしまった。
本当ならしっかりと結末を描いて欲しいので、二部構成にするならば、最初から発表して欲しいと思いました。
物語全体が緩い感じになっていて、コミカルなシーンもいくつかあって、楽しそうに演じるフランク・グリロが印象的です。
他にナオミ・ワッツやメル・ギブソン、ミシェール・ヨーと言った大物が出ているが、彼らの知名度と比べて内容は少しB級寄りだと感じました。
殺し屋がいっぱい出てくるけど、もう少し分かりやすい特徴があれば良かったが、観音だけは特別扱いで悪くなかったです。
リンク
コメント