作品データ
あらすじ
高校時代の同級生とのリモート飲み会に参加した佐々木菜奈は、仲間の一人あゆみが連絡もなく欠席している事に気付く。
参加していた裕貴と鈴の発言で、二人があゆみと3人でとある廃墟へ遊びに行ったが、それ以降彼女の様子がおかしくなったと話す。
その廃墟は20年以上前に流行った“鮫島事件”という都市伝説との関係があり、菜奈たちの周りでも奇怪な出来事が起きるようになるのだった。
登場人物&出演者
・佐々木菜奈(演:武田玲奈)
代表作に『暗殺教室』シリーズ、『ハロウィンナイトメア2』などがあります。
主人公。就職活動中の大学生。一年ぶりに高校時代の友達とリモート飲み会に参加した。
リモート飲み会の為に帰っている途中で何かの気配に感じるが、気のせいとして無視していた。
みんなとリモート飲み会を始めるが、背後にあゆみの存在に気付いて恐怖を覚えてしまう。
他が恐怖で思考停止になる中で冷静に呪いを解こうとして、兄が巻き込まれて廃墟へ行かせる。
最後は兄がドアを閉める間に合わず、部屋に転送されて、呪いがやって来て連れ去られた。
・仲瀬フミ(演:小西桜子)
代表作に『一晩中』、『猿楽町で会いましょう』などがあります。
就職活動中の大学生。一年ぶりに高校時代の友達とリモート飲み会をして、唯一就職先が決まっていた。
リモート飲み会が始まると、遅れてやって来た菜奈に対して誰よりも早く挨拶をしていた。
唯一仲間の中で就職が決まっていたが、過去にフルートを吹いていた菜奈が上手いと褒めていた。
あゆみから始まった恐怖でずっと泣いていて、将輝を巻き込んでも助かりたいと菜奈に話した。
最後は諦めてフルートを吹き始めて、将輝がドアを閉めた瞬間に通信が途絶えて行方不明に。
・戸高亮(演:濱正悟)
代表作に『祈りの幕が下りる時』、『ステップ』などがあります。
就職活動中の大学生。一年ぶりに高校時代の友達とリモート飲み会にて、彼女がいる北海道での就職を目指すと報告。
急にリモート飲み会に呼び出された事に少し不満を漏らすが、それでも笑顔で会話していた。
あゆみとリモートが繋がるも、異様な状況から裕貴に警察へ電話をかけるように大声を出した。
外界と切り離された状況で外に出ようとドアを叩くも効果なく、恐怖に振り回されていた。
最後は将輝を巻き込むも号泣していて、呪いの正体を見せると宣言するも捕まって行方不明に。
・追水裕貴(演:林カラス)
代表作に『午前0時、キスしに来てよ』、『のぼる小寺さん』などがあります。
就職活動中の大学生。一年ぶりに高校時代の友達とリモート飲み会にて、オカルト好きが高じて廃墟へ行ってきた。
リモート飲み会が始まると、遅れてきた菜奈に挨拶をそこそこにしてから近況報告をしていた。
あゆみが来ない事について心配する菜奈に、鈴が廃墟に行ったと話して代わりに説明した。
鮫島事件についての真相に迫った事で呪いを受けてしまい、外界と切り離されてしまう。
最後は責任を感じてなんとかすると話し、ドアの外に出たが何もできず捕まって行方不明になる。
・山田鈴(演:鶴見萌)
代表作に『ふたつの昨日と僕の未来』、『FIND』などがあります。
就職活動中の大学生。一年ぶりに高校時代の友達とリモート飲み会にて、裕貴とあゆみたちと廃墟へ行っていた。
リモート飲み会が始まって遅れてきた菜奈に挨拶をすると、就職活動に手こずっていると話した。
あゆみがやって来ない事について、廃墟へ行ってきたと話し、怖かったと感想を述べていた。
ようやくリモートであゆみの彼氏が連絡して、発狂した状況に戸惑って映像が制止してしまう。
最後は背後から何かが近寄るところを菜奈に言われるが、そのままどこかへ連れ去られた。
・佐々木将輝(演:佐野岳)
代表作に『HiGH&LOW』シリーズ、『ふたつの昨日と僕の未来』などがあります。
菜奈の兄。菜奈と同居している。仕事の都合で帰りが遅くなると菜奈に伝えるが、リモート飲み会の事を忘れていた。
仕事が終わって家に帰ると菜奈に連絡するが、呪いに巻き込まれていると言われるも信じない。
家に帰るも菜奈の姿ないと話すが、ビデオ通話になって違う世界にいると分かって協力する。
菜奈の指示で廃墟へ急いで向かうと、サイトに投稿される写真の順番通りに行くように説明する。
最後は廃墟で裕貴たちが開けたドアを閉めたが、菜奈の部屋に転送されてそのまま死亡した。
感想
[個人的な評価]
本作は匿名掲示板「2ちゃんねる」で流行った都市伝説をベースにした作品となります。
この作品は同じ題材を使って別の映画を製作した永江二朗が監督と脚本を務めています。
物語としては怪談話をベースにしているが、それに巻き込まれるリモート飲み会をした若者たちを描いています。
あくまで匿名掲示板「2ちゃんねる」の怪談話なので、信ぴょう性については確かではないです。
これを題材にリモート飲み会というワンシチュエーションを使い、低予算のホラー映画として本作が作られています。
ただ、近年ではこういうタイプの作品が増えているが、残念ながらどれも似たようなパターンになっている。
POVに近い要素を持っている為、視点の切り替えでビックリするポイントばっかりで、怖さや面白さはありませんでした。
どうやら本作は顔が何度もアップにされる主演の武田玲奈が好きな人向けで、あとはその他大勢が悲鳴と怒号を撒き散らしている。
なぜか主人公が冷静に呪いの解き方を導いていくが、他の登場人物は知能が退化して思考能力がなくなっていました。
更に後からやって来た兄がとても有能で廃墟まで行くが、結局は徒労に終わってしまうパターンは悪くないです。
そもそも、本作は「鮫島事件」を知らないと終始に渡って意味不明で、聞いただけで呪われるという大雑把すぎる設定はギャグレベルでした。
結局、本作は目当ての役者が出ていればそれで満足するようなレベルであり、事件ともに興味がないと何も面白くない作品でした。
リンク
コメント