作品データ
あらすじ
ある日、ロサンゼルスは流星雨に襲われ、街が破壊されると、隕石が発するウイルスに感染した人々はゾンビ化してしまう。
ジョンは仲間やガールフレンドがウイルスによりゾンビ化してしまい、なんとか逃げ出していた。
パニックになったロサンゼルスの街から逃げ出そうと海岸に向かうジョンたちだが、一人また一人と餌食になるのだった。
登場人物&出演者
・ジョン(演:ジャスティン・レイ)
代表作に『アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ』、『NO EXIT/ノー・イグジット』などがあります。
主人公。仲良しグループの一人。家でパーティしていたら、2週間前に別れたトーリが新しい彼氏とやって来る。
気まずい雰囲気になりながらも無職になった弟たちと乾杯し、翌朝目覚めると隕石に遭遇する。
楽しんでいた弟を迎えに行くが、ネイトの恋人が変異した事で仲間たちと海岸を目指す事になる。
トーリが心配になって迎えに行くと、ついでにジェイコブを連れて弟の車で脱出しようとする。
最後は弟が犠牲になってトーリと二人で海岸にたどり着くと、軍の爆撃から逃れて生還を果たす。
・トーリ(演:ステファニー・エステス)
代表作に『口裂け女 in L.A.』、『避难所』などがあります。
ジョンと2週間前に別れた恋人。すでに新しい恋人ができていて、ジョンのパーティに堂々とやって来た。
すぐにジョンが見つけて挨拶するが、明らかに気まずい雰囲気となってさすがに気付いていた。
隕石がロサンゼルスに落下してから音信不通になったが、ジョンたちが来て仕方なく従った。
車を盗もうとした男にスコットが撃たれて降りるが、ジェイコブに逃げられるも反応せず。
最後はターナーが犠牲になってジョンと海岸まで出て、軍の爆撃から逃れて生還を果たした。
・ターナー(演:ジェロッド・ミーガー)
代表作に『ABC・オブ・デス2』、『Trace』などがあります。
ジョンの弟。仲良しグループの一人。仲間の中で唯一無職になるが、パーティでは盛り上げ役に徹していた。
隕石がロサンゼルスに落下して楽しんでいたが、危険な状況を察知して兄と一緒に家へ向かった。
変異したネイトの恋人を殴打して倒し、バスルームに閉じ込めるなど的確な判断で仲間を救う。
車で海岸に向かうも盗もうとした男を轢き殺すが、スコットが流れ弾に当たって責任を感じる。
最後は兄とトーリを逃がす為に囮となり、首を食い千切られ、軍による爆撃によって消滅した。
・スコット(演:ロン・ハンクス)
代表作に『Chasing the Dragon』、『Lee & Bree』などがあります。
仲良しグループの一人。獣医師。パーティで参加した女性に声をかけるが、思わぬ下ネタで気まずくなる。
隕石が落下してすぐにジョンの家まで集まると、何が起きているのかテレビで情報を収集する。
ネイトの恋人が倒れて異変が起きると、ジョンの家に運ばれて状態を見るも何も分からず戸惑う。
ルームメイトの車を使おうと家に帰ったが、変異した状態で遭遇してカギを落として逃げ出す。
最後はターナーの車で逃げるも盗もうとした男の銃弾が当たり、なぜか降りて何も言わず死亡。
・アダム(演:マイケル・テイバー)
代表作に『Boppin’ at the Glue Factory』、『The Legend of Hell’s Gate:An American Conspiracy』などがあります。
仲良しグループの一人。誰にも言わなかったがゲイである。女性と付き合わない事をターナーにツッコまれていた。
隕石が落下してすぐにジョンの家まで集まり、スコットやネイトたちとテレビを見ていた。
ジョンが帰ってきた勢いで隕石の煙を吸ってしまい、逃げている間に症状が徐々に悪化していた。
トーリの家までジョンとやって来ると、感染した事を告白して一人で残ろうとするも説得される。
最後はジョンたちが逃げる為に時間稼ぎしようと棒立ちし、そのまま襲われて食い殺された。
・ネイト(演:デニス・リーチ)
本作が長編映画デビュー作となります。
仲良しグループの一人。恋人と一緒にジョンが開いたパーティに参加して余裕を持て余していた。
隕石が落下してすぐにジョンの家に集まり、恋人を迎えに行くもの危険な状態を見て心配する。
スコットが状態を見ても対応する事ができず死ぬと、死体を連れて海岸まで行くと言い張った。
ゾンビ化した恋人に襲われそうになり、ターナーに助けられ、海岸へ逃げるべきだと主張した。
最後はゾンビ化した人間から逃げる時に時間稼ぎをするが、すぐに捕まって食い殺されてしまう。
・ジェイコブ(演:モーガン・ジャクソン)
本作が長編映画デビュー作となります。
トーリの新しい恋人。ジョンの話しを少し聞いていたが、彼の家のパーティまで堂々とやって来た。
ジョンから挨拶を交わされると、トーリの面倒をしっかり見ると上から目線で握手をしていた。
隕石が落下してトーリと一緒に家で待機していたが、ジョンたちが来ると挨拶するも無視された。
上院議員になる父親の影響で人見下す性格を持ち、車を運転していたターナーと口論していた。
最後はスコットが撃たれてみんなが降りると、一人で逃げ出すも事故に遭って勝手に死んだ。
感想
[個人的な評価]
本作は『ラスト4』などで知られるターナー・クレイが監督、脚本、製作を務めています。
この作品はいわゆるゾンビ映画の系譜に入るが、ちょっとしたパニック映画の要素もあります。
ゾンビが発生する原因が主に二つで、王道はウイルスによる感染と、古典的なパターンでは呪いによる変異となる。
ほとんどのゾンビ映画はウイルスとなるが、その中でも放射性廃棄物や人工的なウイルスが原因となります。
あとは説明不要となる隕石から出た未知なる物質による感染もあって、本作はそれに当たるゾンビ映画となっています。
ターナー・クレイ監督は『ラスト4』でも描いたように、仲間たちで助け合って生き残るという構成が好きなようです。
本作でも仲間たちで結束して危険なロサンゼルスを脱出しようとするが、予算不足のせいでゾンビは数体しか出てきません。
そもそも、メインがゾンビではなく、主人公と別れた恋人の物語や弟との物語と低予算の為に人間ドラマがメインとなるしかないです。
ただ、これが面白ければいいのですが、残念ながら何も面白くないし、グダグダな展開だから途中で飽きてしまう。
ゾンビに襲われるパターンも全部同じとなっていて、こちらに関しても目新しいところや特徴的な部分が一切なかったです。
本作は仲間の絆を描こうとしているが、そこまで感じられるような展開もないので、すぐに記憶から消えると思います。
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