ホラー映画の殺人鬼がいっぱいいるけど、誰が強い?
そもそも、どんな殺人鬼がいるんだ?
70年代後半から始まった殺人鬼を扱った作品はホラー映画界に大きな衝撃を与えました。
ホラー映画ファンの間でまず語るべき三人の殺人鬼を簡単に解説します。
ワタシは2009年5月25日から『脳内ミニシアター改』というブログで映画のレビューを書き続け、現在は2000本近い数を書き溜めています
更新日:2020/11/09
80年代のホラー映画
80年代は映画業界が盛り上がっていました。
ホラー映画に限らず、アクション映画、SF映画などが大量に作られていました。
当然ですが、ほとんどが粗悪品ばかりでクソ映画が多く溢れていました。
特徴的なのは容赦ないスプラッター、血がドバドバ飛び散り、人体破壊をどれだけ強烈なインパクトで魅せるか競っていた時代でした。
その中で生まれた三本のホラー映画が後にシリーズ化されました。
ハリウッドを代表する三大殺人鬼たち
ハリウッドのホラー映画では様々な殺人鬼が登場してきました。
動機のある者、理由なき者、快楽主義者など実に様々なタイプがいます。
しかし、そんな殺人鬼たちは80年代に登場した三人のキャラクターが出発点となります。
マイケル・マイヤーズ、ジェイソン・ボーヒーズ、フレディ・クルーガー。
この三人の名前は一度聞いた事があるでしょう。
マイケル・マイヤーズ(ブギーマン)
登場作品 | 『ハロウィン』シリーズ |
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本名 | マイケル・マイヤーズ |
生年月日 | 1957年10月19日生まれ |
出身地 | イリノイ州バトンフィールド |
家族構成 | 父、母、姉、妹 |
出没地 | 血縁者がいるところならどこへでも出張 |
武器 | 洋包丁(メイン)、刃物や銃も使う |
能力 | 怪力、不死身に近い体力、驚異的な移動力 |
犠牲者数 | 124人(1978 – 2018) |
ジェイソン・ボーヒーズ
登場作品 | 『13日の金曜日』シリーズ、『フレディVSジェイソン』 |
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本名 | ジェイソン・ボーヒーズ |
生年月日 | 1946年6月13日生まれ |
出身地 | ニュージャージー州ブレアーズタウン |
家族構成 | 父、母、異母の妹 |
出没地 | クリスタルレイク |
武器 | マチェーテ(メイン)、斧や素手も多い |
能力 | 怪力、不死身、振り向けばヤツがいる瞬間移動 |
犠牲者数 | 206人(1980 – 2009) |
フレディ・クルーガー
登場作品 | 『エルム街の悪夢シリーズ』、『フレディVSジェイソン』 |
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本名 | フレッド・チャールズ・クルーガー |
生年月日 | 1942年2月生まれ |
出身地 | オハイオ州スプリングフィールド |
家族構成 | 母、妻、娘 |
出没地 | エルム街、夢の中 |
武器 | 鉄の爪(メイン)、悪夢、ブラックジョーク |
能力 | 恐怖がエネルギー源、ユニークな殺害方法 |
犠牲者数 | 42人(1984 – 2010) |
殺人鬼たちのこだわり
シリーズ化される殺人鬼たちの殺し方にはそれぞれの様式美があります。
当初はシリーズ化など考えていなかったので、1作目の彼らは多少ぎこちないし、意外にも実は一人も殺していませんというパターンすらあります。
だが、作品を重ねるにつれて、殺し方も定着していき、こうして彼らのキャラクターが確立していきました。
そんな殺人鬼たちの印象的な殺し方を挙げていきましょう。
マイケル・マイヤーズ(ブギーマン)
基本的に血縁者が絡む殺ししかしません。
ですが、邪魔をすれば、道ばたに転がっている石のように取り除きます。
最初の殺しはハロウィンマスクの一人称視点という面白い演出です。
ジェイソン・ボーヒーズ
いわゆる理由なき殺人の第一人者で、目に止まったら殺します。
それと、彼の殺人衝動を誘うのはバカ者(若者)たちの軽薄な行動です。
実は1作目では殺しておらず、代わりに母親のパメラ・ボーヒーズが殺しまくっている。
フレディ・クルーガー
快楽殺人者という言葉が似合うサディストな方。
悪魔の類である彼だが、生前ではロリコンで子供ばかり殺していました。
1作目では真面目な殺人鬼だったが、作品を重ねるごとにブラックジョークを交えて殺す事に快感を得て定着しました。
まとめ
今回は三人の殺人鬼を紹介しましたが、彼らを語らなきゃスプラッター映画を語るべからず。
ただ、正直に言いますと、すべての作品を鑑賞するにはかなりの精神力が必要です。
なぜなら、ほとんどの作品は似たような事をやっているので、よほど好きじゃないと厳しい。
鑑賞するならば、1作目、もしくはリメイク版が手っ取り早いと思います。
ただし、面白いとは断言できません。興味がある方だけのオススメします。
個人的にはジェイソン・ボーヒーズとフレディ・クルーガーが対決した『フレディVSジェイソン』は両者の良いところを上手く散りばめており、オリジナルの要素も悪くない。
ですが、本来のスプラッター要素よりも格闘ゲームみたいになってしまったクライマックスについてだが、従来のファンからすれば違う作品だと言えますが。
一方で長年沈黙していた『ハロウィン』が2018年に第1作目の直接的な続編として作られました。
本来なら別の続編がありましたが、こちらはパラレルワールドとして、新たな世界観を展開している作品となっています。
まだまだ他に殺人鬼はいますが、少なくても今回紹介したキャラクターたちの影響を受けているのは間違えないでしょう。
結論として、誰が最強なのかは犠牲者の数から言えば、マイケル・マイヤーズ → ジェイソン・ボーヒーズ → フレディ・クルーガーとなります。
ただし、彼らは状況や場所、それに弱点もあるので、一概に誰が最強なのか決定的な要素はないと思っています。
コメント
犠牲者の数からしたら結局ジェイソンが1番多いのでジェイソンが1番強いかなと思います、
コメント、ありがとうございます。
フレディは悪夢を見せることでパワーを得て、その果てに惨殺しています。
マイケルは血の繋がった家族を狙う段階で結果的に邪魔者を排除している。
ジェイソンは惨殺が目的だから他の二人とは微妙に立ち位置が違うと思います。
だからこそ、それぞれの魅力があるのです。