カルト映画ってよく聞くけど、どういう意味なんだろう?
よくバカ映画とか、クソ映画っていうけど何が違うんだ?
はい。そんなアナタの為に今回はそれぞれの違いをワタシが解説します
この記事を読めば、アナタはもう映画好きたちに一目を置かれるのは間違えない。
ワタシは2009年5月25日から『脳内ミニシアター改』というブログで映画のレビューを書き続け、現在は2000本近い数を書き溜めています
更新日時:2020/11/02
超大作と低予算の大きな違い
まず、先にカルト映画、バカ映画、クソ映画、ゴミ映画の基準を教えします。
映画には大きく分けて超大作と低予算という違いがある。
スタート時点で予算の違いによってスケール、出演者、派手さが決まってしまう。
超大作の場合、お金をゼイタクに使えるけど、いろんな注文があって自由に作れません。
低予算映画の場合、お金はあまりないけど、作る側は独自のカラーを出そうとあれこれ工夫します。
万人受けを狙うか、あるいは一部のマニアに受けるジャンル、開き直って好き勝手にやるなど、実に様々な作り方があって実は奥が深くて面白い。
ただ、悲しい現実としての結果、低予算映画にも格差社会が生まれる。
今回は『カルト映画』、『バカ映画』、『クソ映画』、『ゴミ映画』について独自の理論でこれらの映画を説明したいと思います。
カルト映画
よく耳にする『カルト映画』だが、実際にはどのような作品をさすのか。
ウィキペディアでは、
カルト映画(カルトえいが)またはカルトフィルム、カルトムービーは、熱狂的ファンによる小グループによって支持される映画のことである。
出典元:カルト映画 – Wikipedia
となっているが、ワタシが考えるのは興行的に失敗したが、多くの熱狂的なファンが作品を長年に渡って支えられ、結果的に世間で認知されるようになる映画です。
これだけじゃ、わからないので5本のカルト映画を紹介します。
名作 | ロッキー・ホラー・ショー |
大ヒット作 | ブレードランナー |
アジア | 八仙飯店之肉饅頭 |
邦画 | 片腕マシンガール |
異色 | ピンク・フラミンゴ |
どれも非常にクセが強くて、一度みたら忘れないと同時に好き嫌いがハッキリわかれます。
オススメしている5本のうち、個人的に『ブレードランナー』だけは好きになれません。
バカ映画
次に『バカ映画』についてだが、これは定義が非常に曖昧です。
ここからは個人的な考えになるが、この『バカ映画』というのは、作る側が思い切り楽しんで、更にみている側も楽しませる構成や演出を好き放題やっている。
ただし、その中心にあるのは下ネタやパロディなど、みんなが好きになれるワケじゃない。
真面目にバカをするプロたちの本気こそが『バカ映画』の主成分である。
その中でオススメしたい映画は5本です。
どれも作る側のこだわりが伝わるし、ずっとニヤニヤしながらみられる作品ばっかり。
一度は鑑賞してほしいが、個人的に『カンフーハッスル』には何度も楽しませてもらっている。
一作目や二作目とはまったく違うテイストだが、アッシュの存在感が凄まじい。
クソ映画
『クソ映画』についてはバカにしておらず、これはワタシにとって最大限の褒め言葉です。
世の中にある映画のほとんどはこのカテゴリーに入ると思っています。
バカ映画と同じじゃないかと思われるかもしれないが、クソ映画というのはネガティブです。
なぜかというと、作る側が楽しむというよりは生み出す苦しさ、予算のなさによる苦しさ、三流役者とスタッフが使えない苦しさという三重苦で作品を作っているからです。
そんな苦しさから生まれた5本の作品を厳選しました。
名作 | アタック・オブ・ザ・キラー・トマト |
大ヒット作 | シャークネード |
アジア | インド・オブ・ザ・デッド |
邦画 | カルト |
異色 | 恐怖!キノコ男 |
全部が全部ネガティブ要素を持っていないが、共通して知る人が限られている。
これに関しては、怖いもの見たさで挑むならば応援します。
ゴミ映画
最後に登場する『ゴミ映画』という本当に観る価値のない悲しき作品たち。
『カルト映画』はメジャーになる可能性があり、『バカ映画』は腹の底から笑える軽さ、『クソ映画』はネタを提供してくれるなど、それぞれ良いところがある。
しかし、この『ゴミ映画』についてはレビューに困るほど壊滅的につまらない。
熱狂的なファンがおらず、笑える箇所もなく、ネタになる要素もない。
まさに時間のムダ、金のムダを提供してくれる呪われた作品たちです。
ハッキリ言って、オススメするような作品ではないので、参考程度にリストアップします。
どれも時間と金のムダと言えるほどネタにできないレベルのつまらなさです。
詳しく知りたい人はタイトルをクリックすれば、『脳内ミニシアター改』のレビューに飛びますので、ネタバレ満載で時間をムダにしたい人は読んでみて下さい。
まとめ
このように『カルト映画』、『バカ映画』、『クソ映画』、『ゴミ映画』にはそれぞれの定義があって、細かくわけると非常に面白いし、鑑賞する際に参考にもなります。
人によって感じ方は様々なので、今回の例題についてはあくまで個人的な見解であって、一般的な定義ではありません。
『カルト映画』は広く知られているが、他の『バカ映画』、『クソ映画』、『ゴミ映画』については独自の理論なので、喜々として他者に語ると赤っ恥を掻きますので、使用する際には自己責任でお願いします。
個人的な位置づけとして『クソ映画』→『バカ映画』→『カルト映画』→『ゴミ映画』という順で好んで鑑賞しています。
やはり、『クソ映画』は一番バランスがあって、掘り出す楽しみがあります。
『カルト映画』はなんだか押しつけがましいし、『バカ映画』はエネルギーを使うので疲れるし、『ゴミ映画』に至っては作品の情報を集める労力がかかるのに報われないという。
気軽に鑑賞できる『クソ映画』が一番ですね。
コメント