作品データ
公開年月 | 2017/03/24 |
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ジャンル | SF/サスペンス |
原作 | なし |
監督 | ダニエル・エスピノーサ |
脚本 | レット・リース、ポール・ワーニック |
製作 | デヴィッド・エリソン、ダナ・ゴールドバーグ |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
国際宇宙ステーション(ISS)では、473日間も滞在しているアメリカ人医師デヴィッド・ジョーンダンを含め、6名の宇宙飛行士が活動していた。
ある日、火星から帰還した無人探査機を回収した彼らは、火星の土壌から未知の微生物を発見する。
それは彼らの予想を遙かに超えるスピードで成長し、高い知性も見せ始めると、クルーたちは世紀の大発見に興奮するのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作は『デッドプール』の脚本を手がけたレット・リースとポール・ワーニックのコンビによる作品となります。
これまで宇宙をテーマにしてきた作品は数多く製作されているが、近年では映像技術の進歩により、もっとリアルな映像が実現されています。
本作の舞台は狭い閉鎖空間となっており、『ゼロ・グラビティ』、『インターステラー』、『オデッセイ』などが思い浮かべられる。
そんな本作では今でも地球を回っている国際宇宙ステーションが舞台となっている作品です。
どうやら本作はSFやファンタジーのような物語ではなく、将来起きても不思議ではない事を描いた内容となっています。
火星に生命体はいるのかという疑問は今でも論争が繰り広げられ、いつかは有人探査を送るだろうと思います。
そもそも、火星をテーマにした作品は非常に多いのですが、火星から来た謎の生命体というのはまた限られてくるでしょう。
しかも、舞台は架空の場所ではなく、実際に稼働している国際宇宙ステーションだから少しばかり現実味はあります。
とにかく、本作に登場した火星の生命体である“カルビン”は非常に恐ろしい生き物です。
万全の体制と準備を施したクルーたちを嘲笑うかのように翻弄して、ついに目的地である地球にやって来るのです。
人間が滅んだ地球で次の支配者になるのは、タコやイカの仲間だと専門家は予想しているという話しを思い出しました。
本作のカルビンという生命体はまさしくタコやイカのような生き物だが、その成長速度は尋常じゃないぐらい早い。
それに加えて、人間から知識を得る事で彼らの考え方を知って、強力な触手で従わせるという力業を持っています。
ただ、あまりにも国際宇宙ステーションのクルーたちがバカすぎるように感じました。
ヒロイン的なポジションであるミランダが途中から『エイリアン』のリプリー的な感じになると思ったら、最後は宇宙の彼方へ飛んでしまう。
あまりにも悲しい結末だが、あれだけ「隔離、隔離」と言っていたワリに命が惜しいという。
その結果が望まない宇宙の彼方に飛んでいくのは、ある意味、天罰が下ったと思った。
一方で地球よりも国際宇宙ステーションが好きな主人公のデヴィッドも、皮肉な事に帰ってきてしまう。
これもある意味、デヴィッドにとって天罰であり、結果として地球の破滅を招く原因となる。
個人的にはもう一歩という感じで、序盤はなかなか良かったけど、カルビンの成長が止まって単なるモンスターと化したのは残念。
ここでもう一つのアイデアがあれば、本作は間違えなく名作になっただけに、そこで甘えが出てしまったのは痛かった。
カルビンという個体になった瞬間に期待値が物の見事に急降下したのも自分でも分かるほど。
こういうネタは基本的に使い古されてすり切れているので、予想を超えるような展開は早々簡単にはできないと感じさせる作品でした。
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