作品データ
公開年月 | 2001/05/04 |
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ジャンル | アドベンチャー/アクション |
原作 | なし |
監督 | スティーヴン・ソマーズ |
脚本 | スティーヴン・ソマーズ |
製作 | ジェームズ・ジャックス、ショーン・ダニエル |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 購入DVD |
あらすじ
死者の都ハムナプトラでの死闘から8年が経過し、リックとエヴリンは結婚し、アレックスという息子が生まれていた。
世界各地で発掘するリックたちは、遺跡の奥から金色に輝くブレスレットを発見するが、アレックスはイタズラで腕にはめると、アム・シェアーまでの道のりを示す映像が展開する。
一方でハムナプトラの跡地でハフェズとミラがイムホテップを掘り出し、アレックスがはめる腕輪を狙うのだった。
登場人物&出演者

近年の出演作に『センター・オブ・ジ・アース』、『狼たちの報酬』などがあります。
主人公。前作の大冒険によりエヴリンと結婚し、世界中を旅する冒険家に転身している。
前作でペニーが持ち出した財宝によって豪邸を構える大富豪となって世界中を旅している。
エヴリンとは結婚8年目であるが、それを感じさせないラブラブぶりでアレックスも呆れる。
相変わらず勇猛果敢でどんな敵でも怯まず戦うが、前作に懲りてミイラは嫌いになった。
最後はイムホテップ、スコーピオン・キングとの三つ巴になるが、エヴリンの愛で勝利する。

近年の出演作に『アレクサンドリア』、『ラブ・ダイアリーズ』などがあります。
ヒロイン。前作の大冒険でリックと結婚し、一人息子のアレックスを儲ける事になる。
数日前から毎晩のように古代エジプトの夢を見ていたが、それは前世の記憶だと知る。
前世の記憶が蘇った事で剣術や射撃の腕前が向上し、ハフェズ一派と互角に渡り合うほどに。
一度はアナクスナムンに殺されるが、死者の書によって蘇って再び対決する事になる。
アナクスナムンを打ち負かし、死後の世界に引きずられようとしたリックを命がけで助けた。

本作が長編映画デビューとなっています。
リックとエヴリンの間に生まれた一人息子。母親譲りの探求心と父親譲りの勇敢さを持つ。
年中を博物館で出入りし、エヴリンから古代エジプト語を習っていて読解と会話ができる。
イタズラでアヌビスの腕輪をはめた事で物語の中心人物なって連れ回される事になる。
相手がイムホテップでも一切怯む事がなく、リックたちに居場所を教えていた。
最後は機転を利かせてエヴリンを死者の書で蘇らせるなど、終始に渡って活躍していた。

代表作に『マダガスカル・スキン』、『スライディング・ドア』などがあります。
エヴリンの兄。相変わらずお調子者で金持ちとなったリックたちの屋敷に女を連れ込む。
前作での活躍はすべて自分がモノだと偽り、事あるごとに女性たちを口説いていた。
頼りないところがあるけど、意外にもサポートとしてバスの運転や援護射撃で活躍した。
アナクスナムンとタイマン勝負するも圧倒的不利で逃げ回って時間稼ぎをしていた。
最後は死者の書で最後の文字が分からなかったアレックスに教え、エヴリンを蘇らせた。

近年の出演作に『夢駆ける馬ドリーマー』、『バイオハザード』シリーズなどがあります。
イムホテップの復活を阻止する一族の長。砂漠の平和を守る『メジャイ』の戦士である。
ハフェズ一派がイムホテップを掘り出している現場で彼らの目的を知って止めようとする。
殺し屋であるロック・ナーとは過去に因縁を持ち、アム・シェアーのオアシスで対決。
ロック・ナーを倒し、メジャイの戦士たちを引き連れて砂漠でアヌビスの軍団で迎撃した。
最後は追い詰められるもアヌビスの軍団が消滅し、メジャイの戦士たちと勝利を喜んだ。

代表作に『ヒューマン・トラフィック』、『あるスキャンダルの覚え書き』などがあります。
リックの旧友。現在はエジプトで空輸会社を運営している。リックとの関わりを避ける。
飛行機を頼ってきたリックたちだが、それよりも静かな飛行船に変えていて心配される。
ハフェズ一派を飛行船で追うも、イムホテップの力で水によって墜落させられる。
最後は飛行船を熱気球に修理して、アム・シェアーからリックたちを助ける事になる。

近年の出演作に『G.I.ジョー』、『ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン』などがあります。
ハフェズ一派の殺し屋で兵隊たちのリーダー。アデースとは過去に因縁を持っている。
盗賊たちを生贄にする事で完全に肉体を取り戻し、アヌビスの軍団を我が物にしようとする。
リックやエヴリンに対して強い憎しみを持ち、念願であったアナクスナムンを蘇らせる。
アム・シェアーではアヌビスによって超人的な力を奪われ、人間として入る事になる。
最後は三つ巴戦で敗れ、アナクスナムンに見捨てられた事で死後の世界に自ら身を投げ出す。
イムホテップを復活させた後は忠実な家来となって完全なる肉体を取り戻させた。
アム・シェアーではアヌビスの腕輪を手に入れてスコーピオン・キングの復活を実行した。
結果としてスコーピオン・キングが復活を遂げるも、腕の肉を奪われて狼狽えてしまう。
最後はパニックした状態でスコーピオン・キングに四肢をバラバラにされて死亡した。

代表作に『ヴァン・ヘルシング』、『エラゴン/遺志を継ぐ者』などがあります。
大英博物館の館長。実際はイムホテップを神と崇め、ミラと結託して彼を掘り出した。

代表作に『ジャガー』、『ボルケーノ・クライシス』などがあります。
ハフェズ一派に属する女性。アナクスナムンの生まれ変わりで古代エジプト語を話せる。
ミラとしては妖艶な魅力を持ちながらも、性格は極めて残忍でどんな手段でも使う。
アナクスナムンとなってからは古代エジプト語だけを話し、イムホテップとともに歩む。
ネフェルティティの記憶を取り戻したエヴリンと再対決するも新たな技に驚き逃げ出した。
最後は死後の世界に引きずられるイムホテップを見捨て、スカラベの中に落ちて死ぬ。

近年の出演作に『ドラゴン・スレイヤー/炎の竜と氷の竜』、『オデュッセウス』などがあります。
前作でリックたちに倒された大神官。ハフェズ館長やミラによって掘り出されて復活する。
盗賊たちを生贄にする事で完全に肉体を取り戻し、アヌビスの軍団を我が物にしようとする。
リックやエヴリンに対して強い憎しみを持ち、念願であったアナクスナムンを蘇らせる。
アム・シェアーではアヌビスによって超人的な力を奪われ、人間として入る事になる。
最後は三つ巴戦で敗れ、アナクスナムンに見捨てられた事で死後の世界に自ら身を投げ出す。

代表作に『スコーピオン・キング』、『ウィッチマウンテン/地図から消された山』などがあります。
古代エジプトの屈強な戦士。世界征服の為に軍隊を率いてテーベで大きな戦を起こした。
7年にも及ぶ長い戦で大敗を喫してしまい、アム・シェアーの聖なる砂漠へ追い払われる。
軍隊が全滅して死ぬ間際にアヌビスの神に誓いを立てると、復活して軍隊を手にする。
5000年後にイムホテップの企みでアヌビス軍と復活を遂げてリックたちを襲っていった。
最後はオシリスの槍を手にしたリックによって急所を突かれ、軍隊と地下へ送り返された。
感想
[個人的な評価]
前作が大ヒットし、当然の流れで続編が製作された作品です。
現在では最初から三部構成で超大作が作られるが、まだ当時ではヒットしなければならず、そこから続編の構想が始まるのです。
そんな本作も前作のヒットを受けて続編が製作されたが、スケールはもちろん、ストーリーもパワーアップしています。
悪役だったイムホテップは相変わらずだが、それ以上の存在となるスコーピオン・キングの登場でより派手になっています。
何よりスコーピオン・キングを演じるのは当時、プロレスラーでスターだったザ・ロックが演じた事でも話題となっていました。
本作の出演をきっかけに俳優へ転向し、シリーズのスピンオフである『スコーピオン・キング』で初主演を果たしています。
前作からのキャストはそのまま続投しており、息子のアレックス、敵対するハフェズや腹心のロック・ナーなども新たに登場しています。
そして、前作でイムホテップが追い求めた最愛の女性、アナクスナムンが本格的に登場するのも本作において目玉となります。
このように本作は前作以上にパワーアップしており、当然の事ながらアドベンチャー性やアクション性も格段にアップしている。
本来なら前作のキャストが物語を回すべきだが、本作では新たなキャストがきちんと回しているのも大きな意味を持ちます。
息子のアレックスを演じたフレディ・ボースは見事な演技で続編を引っ張っています。
続編に新たな雰囲気を作品にもたらしており、前作の良さを継承しつつ、純粋に面白くなっているのも大きいと思います。
ちゃんと主人公のリック、ヒロインのエヴリンとの関係性が前世からの繋がりも、上手く調和させているのも物語を盛り上げる事に貢献している。
もちろん、最後においしいところ取りをするエヴリンの兄、ジョナサンを演じるジョン・ハナー、戦士としてリックたちと共闘するアデースのオデッド・フェールも見せ場があります。
本作はエジプト各地の遺跡を巡るロード・ムービーの一面もあって、様々な方向性で楽しむ事ができる作品でもある。
確かにラストで登場するスコーピオン・キングCGは粗いが、まだザ・ロックを知る人が少なかったのでごまかせたと監督自身も語っていた。
ただ、今ではザ・ロックはドウェイン・ジョンソンという俳優になって、世界的に有名となったので本作のCGが微妙だとバレるが。
三作目に『ハムナプトラ3/呪われた皇帝の秘宝』が製作されたが、これは明らかに失敗でシリーズを打ち止めにしてしまった。
その代わり、スピンオフであったはずの『スコーピオン・キング』はオリジナルビデオながらも四作も製作され、なぜか本編を超えるという現象を引き起こしたという。
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