作品データ
あらすじ
懐かしのアーケード・ゲーム「ランカラ」の中にサラ、レイ、クリッシーの三人はその中に吸い込まれてしまう。
そこはサメや恐竜に猛獣、様々な怪物が暴れ回る危険な世界で、次々と現れるステージで難易度もレベルアップしていく。
3つの「ライフ」がなくなればゲームオーバーになる中、ファイナル・レベルにたどり着くと、そこには10年前に失踪したサラの兄ジェイクが囚われていたのだった。
登場人物&出演者
・サラ(演:ジェシカ・チャンセラー)
本作が長編映画デビューとなります。
仲良し三人組の一人。長年に渡ってゲームセンターを町に復活させる為に奔走していた。
ゲームオタクだった兄の影響で同じくゲーム好きだったが、失踪してから探していた。
「ランカラ」に最後入ると、すでに世界観を掴んでいたレイに従った兄を探す旅に出る。
確実にレベルアップしていき、兄の記憶が消えていたせいでキングに捕まってしまう。
最後はキングを倒して現実世界に帰ると、年下となってしまったた兄との再会に喜んだ。
・レイ(演:ティアナ・タートル)
代表作に『R and J: The True Story』、『Psycho BFF』があります。
仲良し三人組の一人。ゲームセンターのゲーム台を一人で全部設置するほどの技術屋。
行方不明となったジェイクとの再会を信じて、ランカラのゲームをやるべきと主張した。
ゲームに入るとシステムの理解して、後から来たサラやクリッシーに説明をしていた。
簡単にライフを二つ失ってリーチがかかると、クリッシーからライフをもらう事になる。
最後はキングを倒して現実世界に戻ると、レイに特別な感情を抱いてキスをしようとした。
・クリッシー(演:エミリー・スィート)
代表作に『If by 40』、『Palace』などがあります。
仲良し三人組の一人。ゲームセンターを町に宣伝する担当。派手な見た目でも友情第一。
見た目は頭の悪そうなビッチだが、三人の中で一番の常識人でゲームの参加を危険視する。
ゲームに入るとサメに襲われて終始ビビっていたが、サラたちの説得で仕方なく行動する。
レイのライフがなくなってしまうと、彼女を助ける為に自分のライフを敵に明け渡した。
最後はキングを倒して現実世界に戻ると、レイに特別な感情を抱いてキスをしようとした。
・ジェイク(演:ブランドン・ルート)
代表作に『D-Day』などがあります。
サラの兄。ゲームオタク。妹やその友達とゲームセンターに入り浸ってスコアを出す。
ゲームセンターにあった「ランカラ」をスタートさせ、そのまま吸い込まれてしまう。
10年後にサラたちが「ランカラ」に来て再会するが、記憶を失ってキングの手下となる。
サラによる思い出話しを聞かされて記憶を取り戻して、キングに挑むも返り討ちに遭う。
最後は力を合わせてキングを倒し、消えた当時の少年のまま現実世界に彼も連れてきた。
・過去のプレイヤー(演:バイ・リン)
近年の出演作に『シャークネード5/ワールド・タイフーン』、『マキシマム・インパクト』などがあります。
過去に「ランカラ」のゲーム世界をプレイしていたアジア系女性。記憶を失っている。
サラたちと接触したおかげで忘れていた記憶を取り戻し、どうやら名前も思い出した。
「ランカラ」のシステムを説明した後、キングの手下にどこかへ連れ去られてしまう。
最後はサラたちに召喚されてキングを倒し、「ランカラ」を統制する為に残る事にした。
・キング(演:テイラー・ベアレンズ)
本作が長編映画デビューとなります。
「ランカラ」の世界を支配している髭面のオッサン。先代のラストボスを一人で倒した。
元々はサラたちと同じくプレイヤーだったが、一人でレベルを上げてゲームをクリアした。
勝利した事で「ランカラ」の世界に残って、圧倒的な権力で好き放題をしていた。
一人で挑んできたジェイクを倒して手下にして、サラたち三人組もフルパワーで圧倒する。
最後はサラたちに加勢した過去のプレイヤーに倒され、少年として現実世界に戻ってきた。
感想
[個人的な評価]
本作はみんな大好きアサイラム&アルバトロスがタッグを組んだ作品となります。
ジャケットとタイトルから分かるように、本作は『ジュマンジ/ネクスト・レベル』の便乗作品となります。
さすがはアサイラムという感じで、本作はオリジナルを堂々とパクった上で、始まって早々に『シャークネード』でセルフパロディをしています。
他にも過去に使っていた恐竜の素材も再利用している感じで、とにかく、本作はゲームになるならなんでも使う精神が伺えます。
これはアサイラムだからできる事であって、他の製作会社にはマネができないでしょう。
しかしながら、所詮はアサイラムという事なので、勢いは最初だけで終盤になってくるとグダグダな流れになります。
結局、オリジナルをパクっているからラストのオチも同じで、最初から捻りを利かそうという開き直りもまたアサイラムらしい。
すべての質においてオリジナルには遠く及ばないが、主人公側の仲良し三人組は全員美女でスタイルが良いのは目の保養になりました。
ステージごとに衣装を変えてくれるサービスはよく分かっているが、ゲームスタート時での水着はとても良かったです。
もう少しアサイラムのセルフパロディをぶち込んでくれたら面白かったが、明確に分かる「シャークネード」以外がなかったのは残念でした。
ラストでの戦いが単純な殴り合いになているのは、予算の問題でそれ以上の事ができなかったと思うしかありません。
それと、なぜかバイ・リンがちょい役で出ていますが、ラストのオチで足りない部分を補う為で苦し紛れの立ち位置だったせいで存在としては微妙でした。
多分、自由に役作りを任されたからバイ・リンが快く出演していて、インパクトだけを残そうとしてクセの強い演技はちょっとだけ印象に残りました。
本作はあくまで主人公側の美女たちを楽しむモノであって、便乗作品としての出来は毎度のアサイラムという感じでした。
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