【ブラッド・レッド・スカイ】VD-580

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洋画

作品データ

公開年月 2021/07/23
ジャンル ホラー/アクション
原作 なし
監督 ペーター・トアヴァルト
脚本 ペーター・トアヴァルト、シュテファン・ホルツ
製作 クリスティアン・ベッカー、ベンジャミン・ムンツ
製作国 ドイツ、アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

ドイツからアメリカへ向かう旅客機に治療を受けるナディアと息子のエリアスが搭乗していた。
すると突然、テロリストたちに旅客機がハイジャックされると、ナディアはエリアスを守ろうと息を潜めていた。
しかし、逃げようとしたエリアスを追うナディアがテロリストに撃たれると、息子の助ける為に彼女は危険な姿に身を委ねるのだった。

登場人物&出演者

ナディア(演:ペリ・バウマイスター)

代表作に『いい匂いのする女』、『リトル・ドリトル/動物と話せる少女リリアーネ』などがあります。

主人公。アメリカで骨髄移植を受ける為に向かおうとする。その正体は吸血鬼で薬で暴走化を止めている。

過去に車が故障して民家を訪れたが、吸血鬼に噛まれたせいで感染して暴走化をしてしまう。
テロリストが旅客機をハイジャックすると、エリアスのせいで撃たれて暴走を受け入れる。
エイトボールが自ら感染させて乗客も感染させると、旅客機を爆破させるべきと決断する。
最後は理性を失ってエリアスを襲おうとしたが、リモコンの爆発に巻き込まれて死亡した。

エリアス(演:カール・コッホ)

本作が長編映画デビュー作となります。

ナディアの一人息子。アメリカで母親の骨髄移植をする為に飛行機で行こうとして、代わりに手続きをした。

その時にファリードに手伝ってもらい、アメリカの時間について説明して頭の良さを披露。
テロリストたちにハイジャックされると、逃げようとして勝手な動きをして母親が撃たれる。
そのせいで吸血鬼にさせてしまい、エイトボールも感染して乗客たちも全員が感染した。
最後は母親の願いを聞いて旅客機を爆破させ、生き残ったファリードに保護される事になる。

ファリード(演:カイス・セッティ)

代表作に『Tracing Addai』、『Oray』などがあります。

科学者。トランスアトランティックTA473便の乗客。アメリカの会議に呼ばれた事で旅客機に搭乗した。

空港でエリアスの荷物を持ち上げると、その後も話しかけられて頭の良さを褒めていた。
テロリストによって旅客機がハイジャックされると、アラブ語の脅迫文を読まされていた。
吸血鬼となったナディアを理解して、コクピットに入って旅客機の着陸を任されていた。
最後はテロリストに間違われるが、旅客機の爆破で違うと分かり、エリアスを保護した。

アラン・ドラモンド大佐(演:グレアム・マクタヴィッシュ)

代表作に『キング・アーサー/2004年版』、『ホビット』三部作などがあります。

テロリストにハイジャックされたトランスアトランティックTA473の乗客を救出する為に特殊部隊を指揮する。

ファリードになんとか着陸させるが、アラブ系である彼がハイジャック犯だと決めつける。
何度もファリードから無実だと言われても信じず、エリアスの証言も参考にならないと話す。
夜になるまで動かなかったが、ファリードが動いたせいで特殊部隊を制圧させる為に出動。
最後は部隊が吸血鬼に襲われて、エリアスにより爆破された事でファリードを解放した。

バスティアン(演:カイ・イヴォ・バオリッツ)

代表作に『Nachthelle』、『Stars above us』などがあります。

トランスアトランティックTA473便の副操縦士。女性客室乗務員から人気が高くて狙われている。

その正体はハイジャック犯の一人で、操縦士を毒殺してバーグたちに協力して操縦をする。
計画通りに脅迫文を流して逃げようとしたが、進路が変えられて戻そうとコクピットに戻る。
進路を戻すもエイトボールのせいで乗客が吸血鬼となり、着陸させる為に準備を行った。
最後は着陸の設定が終わると、息子を助けたいナディアの力になる為に噛まれて死亡した。

カール(演:ローランド・ムーラー)

代表作に『ヒトラーの忘れもの』、『スカイスクレイパー』などがあります。

トランスアトランティックTA473便の乗客。ハイジャック犯の一人で計画が始まる前まで動かなかった。

エイトボールと揉めているように見せかけて、航空警察官を誘き出して処分をさせていた。
ナディアを撃ち殺したエイトボールに怒っていると、バーグに処分するべきだと忠告した。
バーグがナディアに殺され、計画が台無しになって逃げようとするもエイトボールに捕まる。
最後は吸血鬼と化したエイトボールに襲われ、逃げられず喉を切りされて血を吸われていた。

バーグ(演:ドミニク・パーセル)

近年の出演作に『ワイルド・マックス』、『必殺処刑チーム』などがあります。

トランスアトランティックTA473便の乗客。他の仲間と一緒に乗っていて計画が発動するまで動かなかった。

エイトボールが動き出してからハイジャックに成功すると、乗客たちに状況を伝えていた。
計画通りに進んでいったが、ナディアが吸血鬼として暴走し、進路を変えられてブチ切れる。
コクピットに入ろうとして脅迫し、乗客を殺そうとしてナディアたちを挑発していた。
最後は少女を人質にしたところでナディアに噛まれ、変身する手前で心臓を刺されて死亡。

エイトボール(演:アレクサンダー・シェーア)

代表作に『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』、『ソニア/ナチスの女スパイ』などがあります。

トランスアトランティックTA473便の男性客室乗務員。オネエのような立ち振る舞いをしている。

その正体はハイジャック犯の一人で、航空警察官を誘き出す役目を担って仲間に処分させる。
エリアスが勝手に動いて追いかけたナディアを見つけると、有無を言わさず射殺してしまう。
ナディアの血を抜き取って、追い詰められると自分に注入して旅客機で仲間を増やしていく。
最後はナディアとエリアスの連携で太陽の光に当たり、外に投げ出されて消滅していった。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作はNetflixで独占配信された作品となります。
旅客機をテロリストにハイジャックされる展開は普通ですが、そこに吸血鬼の要素を持ってきたのは非常に面白いです。
ありそうで実はなかったパターンの作品で、そこに吸血鬼となった母親と治そうとする息子との絆を描いています。
ただ、強く思ったのは、この親子が乗っていたせいで更に大惨事となってしまった結末です。
どっちにしても乗客はテロリストたちによって爆破されて死ぬ運命ですが、どうせならそっちの方が良かったのかもしれない。
なぜなら、母親の息子が勝手な行動したせいで吸血鬼の血が広がってしまい、乗客のほとんどが感染してしまう。
テロリストたちの計画では空中で爆破されて、犠牲は乗客たちだけになったはずが、吸血鬼のせいで助けに行った特殊部隊も犠牲となる。
本当なら特殊部隊は巻き込まれずに済んだけど、この親子が勝手な行動したせいで余計な事になってしまった。
その代わりテロリストたちをすべて道連れにしたが、結果的に彼らの目的は果たせなかったと思いたい。
そうじゃないと、本当に主人公と息子の二人によって事態が悪化しただけになってしまい、彼らのやった事は罪深い状況になってしまう。
さすがにそこまでやっていないだろうけど、個人的にはこの親子がやった事があまりにも自己中心で周りを巻き込んだように感じた。
母親が乗客を助けようとするなら分かりますが、残念ながら息子を助けたいだけで他はどうでもいいという中途半端な事をしたのは微妙です。
どうせなら、徹底的に息子だけを助けようとする自己中心的な行動してもらえば、もっとスッキリしたが、良い事をしているように見せようとしたのは中途半端でした。
特に息子が母親を助けたいのは分かるけど、あまりにも短絡的な行動すぎてイライラすらしてしまいました。
母親も吸血鬼としての力を持っているのにまったく使えず、行動も頭が悪すぎて親子揃ってイライラを覚えてしまいました。
親子の絆と考えれば感動的な物語に見えるだろうが、それに巻き込まれたテロリストや乗客たちは被害者のように見えました。

コメント

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