作品データ
あらすじ
アリアンたちは科学調査の為に、数々の不可解な出来事が起こっているシュックムヒルズの炭鉱町へ向かう。
その場所では史上最悪の被害を出した炭鉱火災が過去に発生して、数十年間経過した現在でも燃え続けていた。
しかし、火災とは別の理由で1000人の住民が突如姿を消したという噂の真相を確かめるべく、アリアンたちは調査を開始するのだった。
登場人物&出演者
・アリアン(演:アリシア・サンス)
代表作に『スラッシャーパーティー』、『#REALTYHIGH/リアリティ・ハイ』などがあります。
主人公。プロのサバイバリスト。世界中で道案内として同行する。経験豊富だが人間性に問題がある。
大切にしているナイフで、ヒマラヤ山脈の時に滑落した登山者のロープを切って生き残った。
当初は炭鉱までの道案内だけだったが、テリーが異人類に連れ去られて安全な場所へ退避。
シュットマンとの会話で優秀さを見込まれ、ロープで逃げる時に彼が自ら助けてくれた。
最後は異人類を公表するべきと話すが、意味がないと分かって、みんなと戦う為に残った。
・ダレン(演:エイダン・カント)
代表作に『X-MEN:フューチャー&パスト』、『2 Hearts』などがあります。
ケンブリッジ大学で地球科学科を担当する教授。シュックムヒルズ炭鉱についてショーンと調べていた。
シュックムヒルズにある無煙炭を見つけるようと、プロであるアリアンに道案内の為に雇う。
実は大学から出資されておらず、炭鉱を欲しがっている民間企業から調査を依頼されていた。
仲間が次々と犠牲になってアリアンと逃げ出すが、すべて自分のせいだと追い詰められる。
最後はロープで逃げようとして追いつかれ、アリアンだけを逃げす為に自己犠牲を選んだ。
・ショーン(演:チナザ・ウチェ)
代表作に『幸せをつかむ歌』、『Nigerian Prince』などがあります。
地質学者。ダレンと同じくケンブリッジ大学で地質学を研究する。科学者としてあらゆる可能性を信じる。
過去にロシアが行った掘削作業で録音された呻き声から、地中に何かいると信じている。
ずっとテリーが文句を言っていたが、一人だけ黙っていると、現場に到着して固まっていた。
ついに目的の炭鉱を見つけてはしゃいだが、異人類の襲撃を受けてそのまま捕まった。
最後はアリアンたちと再会するが、異人類の女王の食料として彼らの前で食われてしまう。
・テリー(演:ジョナサン・サドウスキー)
代表作に『ダイ・ハード4.0』、『13日の金曜日/2009年版』などがあります。
ダレンに集められたチームのメンバー。ハイテク機械に詳しく、なんでも作られる腕前を持つ。
地図にない目的地をずっと車で入っていると、アリアンに不満を漏らしてずっとしゃべる。
地元民に追いかけられ、スピードを出したアリアンに止めるように大きな声で注意していた。
ようやく目的の炭鉱を見つけると、ダレンたちが求めていた無煙炭を発見して興奮する。
最後は何かの声を聞いてロープに引きずられ、そのまま異人類に連れ去られてしまう。
・ジェイミー(演:ザック・エイヴァリー)
代表作に『タイムトラベラー』、『シークレット・ランナー』などがあります。
ダレンに集められたチームのメンバー。警備要員として一ヶ月前に雇われた新入りである。
アリアンの運転で地図に記していない場所を走行して、文句を言うテリーを宥めていた。
なぜかアリアンがプロと聞いて彼女を信頼するべきだと、テリーを説得しようとしていた。
異人類の襲撃を受けて森の中を走っていたが、急に目の前に現れて発砲して逃げ出した。
最後は洞窟から逃げようとして手榴弾を手にするが、落として異人類とともに自爆した。
・シェルビー(演:ジェシー・ラトゥーレット)
代表作に『ある少年の告白』、『There’s Someone Inside Your House』などがあります。
シュックムヒルズに住んでいる若い女性。異人類を警戒する一人として電気柵の確認をしている。
アリアンたちがやって来た事を知っていて、念の為に見回っていて電気柵の不具合を発見。
ポールが遅れて来ると、アリアンたちの存在を話して、異人類が逃げ出した可能性を話した。
アリアンやダレンたちを森で発見するが、小屋から出て異人類に囲まれると小屋に避難した。
最後は洞窟を逃げていたが、アリアンたちを助ける為に囮となったが結局は捕まった。
・ポール・シュットマン(演:ウィル・パットン)
近年の出演作に『ミナリ』、『愛しい存在』などがあります。
シュックムヒルズ鉱業株式会社のオーナー。実際に現場まで赴いて、息子とともに炭鉱を掘っていた。
炭鉱での作業を終えて帰ろうとしたが、息子が異人類に捕まって会社と村を地図から消した。
生き残った村人たちと協力して異人類が外に出ないように見張り、部外者と遠ざけていた。
炭鉱の場所を見つけたアリアンの洞察力を高く買うが、外に出てきた異人類を殲滅させた。
最後は洞窟からロープで逃げるアリアンを助け、彼女が仲間に加わるのが運命と話した。
感想
[個人的な評価]
本作は『チェルノブイリ・ダイアリーズ』で知られるブラッド・パーカーが監督を務めています。
タイトルとジャケットから分かるようにモンスターパニック映画であり、物語の舞台は地図から消された村となります。
どこかで見た事があるような設定をツギハギにしたような感じとなっていて、明らかに地雷臭の漂うタイトルとジャケットでした。
実際にクソ映画のレベルで物語の半分ぐらいは期待通りの暗黒画面で、何が起きているのか分かりません。
更にこういう作品ではセオリーとなっているモンスターの姿を出し惜しみにするパターンだが、最後までハッキリとは映さない潔さです。
一時停止で全身像をみてしまうと、単なる着ぐるみにしか見えないので、怖さがまったくないというデザインでした。
なので、苦肉の策として姿をハッキリ見せない昔ながらの小出し演出にしているが、ちゃんと設定を練っていないから説得力がありません。
多分、地底には何かの生き物がいるというアイデアだけで映画を撮っていて、それ以上の設定を何も考えていないだろう。
だから異人類だと断定しているけど、それ以上の事を考えていないから突拍子な発言しか聞こえてこなかった。
地元民は秘密主義で異人類を封じ込めているが、その資金はどこから出ているのか知りたい。
そこまで考えていないだろうし、1000人もいた村から人間が消えた直接的な答えもなく、生き残った村人が異人類を見張っていると推測するしかない。
あまり設定を考えていないから物語に奥行きがなく、主人公だけがほぼ無傷で生き残るご都合主義もやり過ぎるとツッコミすらできない。
あと、物語の構成が『エイリアンVSプレデター』みたいな印象で、主人公の設定や立ち回りもそうだし、異人類の行動パターンに似ていた気がする。
これはもしかするというレベルじゃなく、多分、確実にパクっているだろうけど、ここまで劣化するとすぐに分からないだろう。
予測すれば確実に当たるような展開に意外性などなく、異人類の浅い設定、半分ぐらい暗黒画面に面白さなどあるワケがないです。
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