作品データ
あらすじ
世界中で突如発した男たちをレイプ魔にするウイルスで、人口が激減して人類の存続が絶望的になっていた。
5年前、東京のアキバ帝国の大戦でモモコを守れなかったノゾミは、科学者のルリ子が開発した極太タイムマシンで過去に戻っていた。
サイボーグのアンヌと幾度も戦うも結局はモモコを救う事ができず、ノゾミはそれでも諦めず再度過去へ戻ろうとするのだった。
登場人物&出演者
・ノゾミ(演:めぐり)
代表作に『魔斬子』、『透明変態人間』などがあります。
主人公。看護師。過去に男たちの肉便器にされた経験を持ち、いつしか女性にしか興味を持てなくなる。
アンヌにモモコを殺されてしまい、残されたアキラを引き取って育ての親になっていた。
ルリ子博士が開発した極太タイムマシンで100回以上もタイムリープするも失敗していた。
食料や燃料を調達するアヤカから文句を言われるが、何度も経験した事を仕方なく説明した。
最後はアンヌの襲撃前にモモコを連れ出そうとするが、いつも違う状況になって戻った。
・カナエ(演:亜紗美)
近年の出演作に『ツングースカ・バタフライ/サキとマリの物語』、『スモーキング・エイリアンズ』などがあります。
過去にレイプ魔となった夫に暴力を振るわれ、レイプされるも性器を切り取って生還した。
神社にやって来てノゾミたちと出会うが、彼女たちを逃す為にレイプ魔たちと自爆を果たす。
ノゾミによってクローン化され、アキバ帝国でモモコを狙ったアンヌと激闘を繰り広げた。
最後はクローンが一体になり、燃やされる間にパワーでアンヌの胴体を切断して燃え尽きた。
・アキラ(演:ももは)
代表作に『マッチ売りの殺人少女』、『恋愛死体/ROMANCE OF THE DEAD』などがあります。
モモコから生まれた赤ん坊。アンヌにモモコを殺され、ノゾミが母親代わりとして育てられた。
その正体は両性具有でレイプ魔たちに襲われるどころか、無意識に従わせる力を持っている。
目が見えなくなり、声を機械で出すフレッシュ後藤と、首だけになったアンヌに会っていた。
レイプ魔に追い詰められたアヤカとサオリを助け、アジトでスパゲッティを食っていた。
最後はタイムリープを繰り返すノゾミに不信感を持ち、モモコが助かる事に疑問を持つ。
・サオリ(演:あん)
代表作に『マッチ売りの殺人少女』、『恋愛死体/ROMANCE OF THE DEAD』などがあります。
アヤカとともに食料や燃料を調達している。女子高生の制服を着ていて、女の子のニオイを振りまいている。
目当ての食料を見つけると、一人ではしゃいでいたところでレイプ魔たちを発見する。
アヤカにオジさんのフェロモンをかけられ、最初は拒否していたが危機を感じて受け入れる。
レイプ魔に見つかって手で欲望を絞り出したが、銃を使ったせいで他を呼んでしまう。
最後はアキラに助けられ、アジトでスパゲッティを食べて、ノゾミの説明を黙って聞いた。
・アヤカ(演:希咲あや)
代表作に『妹・OL・人妻/すけべ丸出し』、『野良犬はダンスを踊る』などがあります。
サオリとともに食料と燃料を調達している。パンク風の服装とメイクで、男勝りの性格をしている。
予想していたところい食料を見つけるが、外でレイプ魔たちが来るとフェロモンをかける。
状況を把握しないサオリをなんとか説得してフェロモンを吹きかけ、二人で隠れていた。
レイプ魔に見つかってレイプされそうになるが、なんとか陰部を切って大群を倒していく。
最後はアキラに助けられ、タイムリープするノゾミに文句を言うも論破されて黙っていた。
・ノボル(演:中沢健)
代表作に『アストラル・アブノーマル鈴木さん』、『バイオレンス・ボイジャー』などがあります。
元々はオタクな神主。レイプ魔たちから逃げてきたノゾミたちが神社に避難し、仕方なく受け入れていた。
ノゾミの仲間に触発されてレイプ魔と化して、カナエによって陰部を切られて死亡した。
数年後にノゾミの研究でクローン化され、アジトでルリ子博士の助手として研究を手伝う。
ノゾミがタイムリープする前、アンヌの襲撃前にモモコを助けべきだとアドバイスしていた。
最後はアンヌがアキバ帝国に襲撃される前に付いていくが、失敗して取り残されていた。
・ルリ子博士(演:若林美保)
代表作に『巨乳ドラゴン/温泉ゾンビVSストリッパー5』、『プラネット・オブ・アメーバ』などがあります。
極太タイムマシンを開発した科学者。モモコが殺害されたアジトでタイムリープについて研究をしていた。
タイムリープによって世界を救えると考えたノゾミを使い、何度も過去へ送り出していた。
何度も失敗して帰還するノゾミに成果が出ないと話しながらも、再度タイムリープさせる。
最後はバタフライ効果を狙うノゾミの考えをサオリたちに説明し、改めて過去へ行かせる。
・フレッシュ後藤(演:貴山侑哉)
代表作に『アウトレイジ』シリーズ、『ユリゴコロ』などがあります。
科学者でテレビの元コメンテーター。世界がレイプ魔と化す中、その進化を外から興味深く観察していた。
アンヌが新たな進化を歩むモモコの赤ん坊を処分しようとしたが、ビル倒壊させて止める。
死んだと思われたが、実際は両目が見えなくなり、声帯を機械に繋いで会話をしていた。
成長したアキラと定期的に会っていて、新人類として誕生した存在に興味深く調べていた。
最後は首だけになったアンヌと問答をしていて、仲間を助けに向かったアキラを見送る。
・アンヌ(演:あいかわ優衣)
代表作に『やらせる女教師』、『完全飼育/監禁村の生贄』などがあります。
人型汎用兵器。T-101089。アメリカ合衆国国防省に帰属する。モモコの赤ん坊を殺害する任務を持つ。
アキバ帝国で発見したモモコの赤ん坊を殺害しようとするが、ノゾミたちが邪魔をする。
カナエによって胴体を切断されるが、首だけになってモモコを殺害して任務を果たした。
コンピューター代わりにフレッシュ後藤によって起動させられ、レイプ魔の原因を究明する。
最後はフレッシュ後藤が打ち出した自然淘汰を聞いて、仲間を助けに行くアキラを見送る。
感想
[個人的な評価]
本作は友松直之監督によるシリーズの四作目となります。
前作まで主人公のノゾミを演じていた小沢アリスが降板し、代役としてめぐりが起用されています。
冒頭から一作目で起きたレイプ魔の事件を振り返っているが、上手く小沢アリスの顔が映らないようにしていました。
どんな事情があったのか分からないけど、小沢アリスは演技が下手だったが、めぐりはそれ以上に下手すぎた。
序盤だけしか目立っていないのですが、これが最後まで続くと地獄しか待っていないと最初は思いました。
しかし、前作からの繋がりでクローン化されたカナエとアンヌのアクションは、かなり見応えのあったシーンだったと思います。
というより、そのシーンがこの作品で最も盛り上がる部分であって、その後はまさに残りカスとも言えるレベルの退屈さしかなかったです。
やはり、カナエを演じる亜紗美のアクションはレベルが違っていましたが、あいかわ優衣もしっかりと食らいついていました。
ここだけでも本作に価値があると思いますが、残こされた中盤以降は本当にどうでもいい話ししかありません。
基本的に友松直之監督の言いたい事を登場人物に代弁させているだけで、そんな説教や持論などどうでもいいと思います。
それに、やたらと小難しい言葉を並べて、聖書や神話から色々と引用しているが、作品の面白さにまったく関連性がありません。
単なる尺稼ぎと友松直之監督の自己満足だけなので、冒頭のアクションシーンとラストの5分だけ鑑賞すればいい作品でした。
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