【キューブ■RED】VD-225

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洋画

作品データ

公開年月 2007/11/16
ジャンル サスペンス/ホラー
原作 なし
監督 ルイス・ピエドライータ、ロドリゴ・ソペーニャ
脚本 ルイス・ピエドライータ、ロドリゴ・ソペーニャ
製作 セザー・ベニテス、アドルホ・ブランコ
製作国 スペイン
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

4人の数学者たちに「フェルマー」と名乗る者から謎の招待状が届き、彼らは“知識の交換会”と称して部屋に集められる。
正方形の赤い部屋“キューブレッド”に閉じ込められた4人に向けて、部屋に置いてあったモバイルから問題が送られる。
制限時間以内に問題を解かなければ壁が四方から迫り、4人は圧殺されてしまうのだった。

登場人物&出演者

パスカル(演:サンティ・ミラン)

代表作に『女が男に落ちるとき』、『スキと言って!』などがあります。

発明家。普段は油圧式プレス機の開発と販売やポップコーンを作る発明品を売っている。

招待状を受け取り悩んでいたところで助手からの一言で問題を解いて参加する事になる。
やって来たフェルマーが過去に自分が誤って車で轢いた子の父親だと知って愕然とする。
問題をほとんど解かずフェルマーの復讐劇だと妄言するが、途中から生還したいと動く。
最後は黒幕がヒルバルトだと知り、脱出する道を見つけ、証明の書いた紙を捨ていった。

ガロア(演:アレホ・サウラス)

代表作に『セクシー・キラー/リベンジ・オブ・ザ・デッド』、『抱擁のかけら』などがあります。

雑誌に載るほどの有名な数学者。人類が未解明の「ゴールドバッハの予想」を究明している。

何者かによって部屋を荒らされ、ゴールドバッハの予想の解明が台無しとなった。
フェルマーの招待を受けて来るが、道中で車が故障したヒルバルトを拾って集合場所へ。
実はオリヴァとは元恋人関係で、証明についてもウソで自作自演で部屋を荒らした。
最後はヒルバルトから証明の書類を受け取って脱出するが、パスカルに湖へ捨てられた。

オリヴァ(演:エレーナ・バレステロス)

代表作に『午前2時の唇』、『Reverso』があります。

唯一の女性参加者。集合場所までバイクでやって来て、先に来ていたパスカルと談笑した。

招待されたパーティー会場まで車が置いてあって、なぜか率先して目的地まで運転する。
到着すると置いてあったピアノを弾き始めて、それなりの雰囲気作りに手を貸していた。
実はガロアとは元恋人で別れたが、彼の悪ふざけだと思って参加するも事実と違った。
最後はヒルバルトが黒幕だと知って、黒板を破壊して外に出られる事を知って生還した。

ヒルバルト(演:ルイス・オマール)

代表作に『バッド・エデュケーション』、『ロスト・アイズ』がある。

初老の数学者。三度ほど自殺を考えていたが、主治医が訪れてチェスをする事で紛らわせる。

フェルマーの集合場所の直前で車が故障し、通りかかったガロアに乗せてもらった。
終始に渡ってしゃべり通して、パーティー会場の希望を言っていたらその通りになる。
過去にオリヴァとネットで知り合い、彼女に色々と調教しガロアと別れる原因を作る。
実は今回の黒幕で「ゴールドバッハの予想」の証明をガロアに取られた事で彼を試した。
最後はガロアは証明がウソで、自分が最初に証明した知り、彼に殴られ圧殺された。

フェルマー(演:フェデリコ・ルッピ)

代表作に『クロノス』、『エンド・オブ・トンネル』などがあります。

パスカルやガロアたちをパーティーに招待した人物。四人が到着してから遅れてやって来た。

すぐに出題をせず一緒に食事を楽しんだが、病院から連絡を受けて一人だけ抜き出した。
実は病院に車に轢かれて重傷の娘が入院していて、その犯人こそパスカルだと知らず。
ずっとパスカルに黒幕だと疑われていたが、実際はヒルバルトのミスリードと判明。
最後はヒルバルトの仕掛けで車にガスを充満させ、気絶して崖下に落ちて死亡した。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は実在する人類未解明の超難問「ゴールドバッハの予想」の証明を扱っています。
タイトルからして『CUBE』シリーズを連想させるが、実際はまったく関係のない作品です。
それで本題となる「ゴールドバッハの予想」は250年間も誰も解かれず、誰が最初に証明するか競っているようです。
こんな事を素人に言われてもサッパリ分かりませんので、本作においてもマクガフィン的な要素で理解する必要性がありません。
あくまで本作は出題されて、1分以内に答えればいいだけで、オーバーすると油圧式プレス機で部屋が圧迫されるだけです。
明らかに命が懸かっているような場面なのに、登場人物の一人は別の事を考えて緊張感を台無しにしています。
本来なら全員が協力して問題を解くべきなのだが、私情を優先してすぐに迫っている危機を放置するのはおかしすぎる。
確かに自分がなぜ呼び出されたのか気になるところだが、その前に潰されて死ぬようでは意味がありません。
だから全力で問題を解きながらも、事情を探っていく方が自然なのに、なぜ主人公っぽいヤツに個人的な問題を優先させてしまったのか。
それに出題されるタイミングがバラバラで、ひっきりなしに出されるとテンポが早すぎるのは分かるが、間隔が定まっていないせい緊張感を更に落としている。
頭の良い人たちを集めているはずなのに行動が感情的で、目の前の問題を解決しようとする姿勢が見られないのはコントレベルでした。
結局、罠を仕掛けた本人の勘違いで物語が解決し、最終的に「ゴールドバッハの予想」も証明されずに終わるという消化不良もいいところのラストでした。
それと出題される問題は難しいモノだと思っていたら、一般人でも解けるようなレベルで数学者(笑)の感じもギャグだと思いました。
共同で脚本を書いた両者はそこまで数学に詳しくなかったようで、出題された問題のレベルがあの程度なら仕方ありません。
集められた人間たちはもっと複雑な関係性だと期待したのに、あまりにも薄すぎて真実を知っても特に盛り上がらなかったです。

コメント

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