作品データ
あらすじ
冒険好きなカップルのエリックとジェンは、友人たちと北オーストラリアの未開の洞窟へやって来る。
しかし、予想外の嵐による襲来で濁流が洞窟内へ侵入すると、エリックたちは出口を探している間に巨大な黒い影が忍び寄っていた。
それは地底の湖に沈んでいる獰猛で巨大なクロコダイルで、ナワバリにやって来た人間をエサにしようと狙っていたのだった。
登場人物&出演者
・ジェン(演:ジェシカ・マクナミー)
代表作に『MEG/ザ・モンスター』、『モータルコンバット』などがあります。
主人公。インドア派。以前からエリックの態度に不信感を持ち、彼のスマホを勝手に見ていた。
エリックから洞窟探検を持ちかけられると、すぐに賛同してヨランダに疑いもなく賛同。
洞窟でクロコダイルを見かけ、嵐で水かさが増すと、重傷を負ったヴィクターを治療する。
出口を探すエリックたちを待つが、車のカギを取るも気絶してヴィクターが代わりに死ぬ。
最後はヨランダと洞窟を脱出し、キャッシュの銃でクロコダイルを倒して生還を果たした。
・エリック(演:ルーク・ミッチェル)
代表作に『7ミニッツ』、『ウィズアウト・リモース』などがあります。
ヒロイン。アウトドア派。常にいろんな場所に探検をしていて、それなりの知識を持っている。
内心ではジェンと別れたいと勘付かれているが、バレていないと思って洞窟探検に行く。
積極的に未開の洞窟を行くが、嵐のせいで水かさが増し、クロコダイルの出現で警戒する。
なんとか脱出しようと動き出すもことごとく失敗し、ヨランダとの浮気がジェンにバレる。
最後はジェンとヨランダを逃す為、襲ってくるクロコダイルの囮となって食い殺された。
・ヨランダ(演:アマリ・ゴールデン)
代表作に『ラブ&モンスターズ』、『透明人間/2020年版』などがあります。
ヴィクターの恋人。ガンと闘うヴィクターを応援する。妊娠している事をヴィクターに話そうとする。
アウトドア派で同じタイプのエリックと気が合って、洞窟探検にはすぐ賛同していた。
エリックに続けて洞窟を突き進むが、水かさが増して、クロコダイルを見て怯えていた。
実はエリックと浮気をして妊娠していて、隠そうとするもジェンに気付かれてしまう。
最後は浮気と妊娠でジェンと不仲になるが、なんとか二人で洞窟を脱出して生還を果たす。
・ヴィクター(演:ベンジャミン・ホーチェス)
代表作に『I Am Evangeline』、『10×10/テン・バイ・テン』などがあります。
ヨランダの恋人。旅をして記事にしている仕事をする。ガンを治療して回復している。
吸入器を欠かす事ができず、エリックが持ち込んできた未開の洞窟探検に疑問を持った。
ヨランダに説得されて洞窟に来るが、水かさが増し、クロコダイルの攻撃で重傷を負う。
最後はヨランダから妊娠したと聞いて、ジェンのせいでクロコダイルに食い殺された。
・キャッシュ(演:アンソニー・J・シャープ)
代表作に『Miss Fisher and the Crypt of Tears』、『Hunter’s Moon』などがあります。
エリックの友人。行方不明となった日本人のハイカーを捜索する際、ジャングルで未開の洞窟を見つけている。
その話しをエリックにすると、金儲けのチャンスだと考えて、一緒に探索を要請している。
金儲けの話に乗ってきたエリックたちとやって来るが、嵐による水かさの増加で困惑する。
クロコダイルがいる水中に入る事を拒否するが、助かる為に仕方なくエリックに協力する。
最後は出口を求めてエリックと戻るも塞がれ、引き返そうとしてクロコダイルに殺された。
感想
[個人的な評価]
本作は『未体験ゾーンの映画たち2021』にて上映された作品となります。
クロコダイルが多く生息するオーストラリアが舞台となっているが、基本的に物語の大半は洞窟の中になります。
この作品は『グレート・ホワイト』と似たようなストーリー、登場人物の設定になっている謎仕様でした。
ただ、ホオジロザメの代わりにワニが出てきて、登場人物たちの関係性を少しだけ変えているような感じです。
同じスタッフが作ったようにしか感じられないが、残念ながら『グレート・ホワイト』と比べて圧倒的につまらないです。
物語のほとんどが真っ暗な洞窟になっていて、襲ってくるのはクロコダイルだが、ほとんどできません。
ワンシチュエーションの舞台なので、脚本、演出、演技という重要な要素を高いレベルで維持しないといけません。
しかし、本作ではまず脚本が何をしても面白くないし、演出はほとんど機能せず、演技なんて似たような事を繰り返しているだけ。
本来ならクロコダイルがいて恐怖を与えるような緊張感があってもいいのに、それをまったく感じさせないのは逆にスゴイと思います。
無敵設定の妊娠はいいけど、それをなぜ余計な恋愛のもつれにしたのか分からず、そもそも上手く機能していない時点で意味がなかったです。
似たような『グレート・ホワイト』の方が明るく動きがあるので、そっちの方が面白いような気がしてならないが、実際はどっちも面白くないです。
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