ハロウィンだからコワイ映画がみたい
逆にハロウィンだから思いっきり笑いたい
気楽に外へ出られない今だからこそ、引きこもって映画をみましょう。
一人でみるのもよし、友達とみるのもよし、恋人とみるのもよし。
そんな悩めるアナタに怖くて、笑って、泣けるようなハロウィンに相応しい作品を紹介します。
ワタシは2009年5月25日から『脳内ミニシアター改』というブログで映画のレビューを書き続け、現在は2000本近い数を書き溜めています
更新日:2020/10/28
ハロウィンと言えばホラー映画・4選
やっぱり、体の芯まで「コワイ」という感情を味わいたい方々。
アナタは最後まで目を閉じずに鑑賞できるだろうか。
シャイング
ハウス系ホラー映画の代表作とも言える作品。
完璧主義者として知られるスタンリー・キューブリックが監督を務め、世界的に多くの小説がベストセラーとなったスティーヴン・キングのコンビが生み出した空気感がコワイ作品。
追い詰められていく妻と息子、それを追いかける暴走する主人が他に誰もいない広く、孤立したホテルで繰り広げられる壮絶な鬼ごっこは最後までビビらせます。
主演のジャック・ニコルソンの顔面演技力にある意味、ハマってしまう
ハロウィン
こちらはオリジナルではなく、2007年のリメイクですが、よくできています。
ロブ・ゾンビという元々はミュージシャンが監督と脚本を務めていますが、オリジナルに対するリスペクトが感じられて、初心者もシリーズを知らなくても楽しめるコワイ作品。
突然ブチ切れた弟が精神病院に入っていたが、17年後に体が大きくなって脱走し、不気味なマスクを被りながら妹を探しに来る恐怖が存分に楽しめる。
オリジナルが持つ魅力を引き立て、迫る殺人鬼のドキドキ感が味わえる
リング
日本が誇る「ジャパニーズ・ホラー」を世界に広めた作品。
ホラー小説のベストセラー作家・鈴木光司の原作に、ホラー映画の名手として知られる中田秀夫が組むと、出来上がるのは最恐にコワイ作品。
今ではすっかりと使われなくなったビデオテープから呪いを広めながら、不気味すぎる映像を分析して助かろうとする謎解きもまた面白い。
あのテレビから出てくる姿は一大ムーブメントを巻き起こしました
コンジアム
世界で存在感を示す韓国映画が打ち出した作品。
今は誰でも動画を取って投稿できる時代を象徴し、面白いモノを作りたいがために危険な場所に乗り込んだ若者たちが遭遇する何かが本当にコワイ作品。
ずっとカメラを通した視点で上手く切り替えていて、限られた視界と聞こえてくる音から徐々に恐怖を煽って、必要な場面では大胆なアクションを起こしていく。
最後まで飽きないし、一つひとつの場面に引き寄せられる
ハロウィンでも笑いたいコメディ映画・4選
ハロウィンだからこそ、笑って過ごした方々。
アナタはこれから涙が出るほど笑って、心も温まる事でしょう。
ゴーストバスターズ
当時は社会現象にもなって楽しくて笑える作品。
あの軽快なテーマ曲に乗せたノリノリで気楽なストーリー、個性豊かなキャラクター、次々と登場してくれる怖くてもどこか愛らしいゴーストたちは楽しませてくれる。
本来ならとてもコワイはずのゴーストをここまで楽しい存在にして、更にみんなも一緒に歌いたくなるテーマ曲で一体感を味わえる。
イヤな事があったら、この作品をみれば忘れてしまう
アダムス・ファミリー
あの独特なピアノから始まるイントロからワクワクさせられる作品。
もともとは雑誌「ザ・ニューヨーカー」に掲載されていた一コマ漫画で、そこからアニメ、テレビドラマ、ミュージカル、そして映画化されるほどの人気を誇っている。
特に映画化では個性的なキャラクターたちが死んだような生き生きしていて、不気味さを持っているのにどこか愛らしい彼らにはバッドエンドはないのです。
どんな形であっても家族の絆をしっかりと教えてくれる
キャスパー
当時はまだ珍しかったCGによるキャラクターが話題を呼んだ作品。
アメリカではアニメとして作られて、日本では『出てこいキャスパー』というタイトルで放映され、実はその後もコンスタントに放映されていました。
愛らしいキャスパーのキャラクターで怖さはあまりないが、実はヒロインとのロマンスもあって、ラストではちょっとだけ感動できる場面がある。
CGはまだ荒削りだったが、あの当時は新鮮な映画でした
貞子 vs 伽椰子
ジャパニーズ・ホラーを代表するキャラクターが激突する作品。
「バケモンにはバケモンをぶつけんだよ」という名言を引っさげて、呪いVS呪いという壮絶な戦いを繰り広げる展開は冷たい熱さを感じさせます。
お互いのいいとこ取りとなっていて、どちらの作品を知らなくても理解できる構造で、どっちが勝っても明るい未来がない怖さは最後まで見逃せない。
ずっと待っていた競演が予想よりも面白くてみんなにオススメしたい
ハロウィンは特別に泣きたい感動する映画・4選
泣いて普段のストレスを発散したい方々。
アナタの心はこれでデトックスされて明日から頑張れる。
ゴースト/ニューヨークの幻
究極の愛をみせてくれる目頭が熱くなる作品。
テーマ曲である『アンチェインド・メロディ』の甘い歌声にのせて、あの有名な陶芸をしながら愛を確かめ合う主人公とヒロインが後に起きる悲劇を引き立たせる。
主人公が死んでも恋人を想って必死に守っていく姿に胸が打たれ、何度もみても泣けるし、思い出すだけでも泣けるほど、強く感情に訴えてくれる名作。
本当に思い出すだけで泣きそうになるぐらい感動できる
シックス・センス
ラストでどんでん返しをする代表作といえる作品。
第六感を持つ少年を演じたハーレイ・ジョエル・オスメントの演技が素晴らしく、常に傍で彼を見ていたブルース・ウィリスの存在もまた引き立たされている。
あくまでラストを語っちゃいけない内容でありながら、その中で少年が相手に語りかける遠回しな言葉は、彼らを傷つけずに気づかせる優しさにあふれていた。
ラストを予想するよりも、少年の優しさに注目してほしい
新感染/ファイナル・エクスプレス
ゾンビ映画でありながら、濃厚なドラマを持ち込んだ作品。
今までのゾンビ映画と違って、韓国が打ち出したのは恐怖の中にあっても、自分の事しか考えていなかった主人公が大切な人を守る強い人間に成長する傑作。
ゾンビ映画の怖さをしっかりとみせながらも、韓国映画らしい完成度の高いストーリーと、ストレートな感情表現と熱い演技は素直に面白くて泣けます。
この作品でマ・ドンソクという「漢」を知りました
カメラを止めるな!
低予算ながら大ヒットした日本の誇るべき作品。
序盤は陳腐で安っぽいゾンビ映画だと思わせるが、中盤から徐々にみせていく本物の魅力に気づかされて、いつの間にか感動してしまう。
この作品についてはゾンビ映画とは言えないが、とにかく、日本の映画を作る人たちの情熱や希望を詰め込んでいて、ラストで明かされる真実には感動をしてしまう。
低予算映画の実情を知る人ほど、この作品に感動できる
個人的にオススメしたい一本
恐怖、笑い、感動の次元をすっ飛ばした特別な一本です。
かなり個人的にオススメしたい作品だが、初心者でも絶対に楽しめます。
伝説的な対決モノ『フレディ vs ジェイソン』はファンとして最高の出来です。
『貞子 vs 伽椰子』もいいのですが、こちらはハリウッドの豪華さ、30年近くも積み上げた歴史に裏打ちされた濃いキャラクターの対決はずっと興奮し、感動すらしました。
しかも、シリーズをまったく知らない初心者にとって、優しく両方のキャラクターについてのルールを説明して、わかりやすいアクションは何も考える必要はありません。
寝ても襲われ、起きていても襲われるという絶体絶命は面白い
まとめ
ホラー映画でドキドキする怖さを味わい、コメディ映画で腹を抱えて笑い倒し、感動する映画で涙が枯れるまで泣きましょう。
外に出てハロウィンを楽しむのもいいが、今年は家で映画をみるという選択があっても悪くないし、これだけの面白い作品が揃っています。
さあ、今年のハロウィンは映画をみて過ごそう!
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