【きさらぎ駅/Re:】VD-1075

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作品データ

公開年月 2025/06/13
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 永江二朗
脚本 宮本武史
製作 上野境介、伊藤修嗣
製作国 日本
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

3年前に“きさらぎ駅”から奇跡の生還を果たした宮崎明日香だったが、世間からの冷たい視線と疑念にさらされ、孤独と絶望に苛まれていた。
そんな明日香に映像ディレクターの角中瞳が興味を持ち、取材を申し込んで許可を得る。
この出会いをきっかけに明日香はかつて自分を助けてくれた堤春奈を異世界から救い出すと決意して、再び“きさらぎ駅”へと足を踏み入れるのだった。

登場人物&出演者

宮崎明日香(演:本田望結)

代表作に『ポプラの秋』、『カーリングの神様』などがあります。

主人公。3年前に高校生の時に“きさらぎ駅”へ迷い込み、堤春奈に助けられる形で帰還を果たしている。

ドキュメンタリー番組「ザ・アンチフィクション」で一年間による密着取材を受けていた。
春奈が保身で自分を生贄にしたと知っても、彼女を助ける為に再び“きさらぎ駅”へ行く。
失敗してループする異世界で何度もチャレンジし、春奈たちと協力して脱出しようとする。
最後は多くの野次馬が“きさらぎ駅”に来ると、彼らを笑顔とともに出迎えて巻き込む。

堤春奈(演:恒松祐里)

代表作に『散歩する侵略者』、『きさらぎ駅』などがあります。

3年前に大学生の時に“きさらぎ駅”へ葉山純子から聞いた手順でたどり着き、そのまま異世界に取り残された。

純子からウソを教えられた事で、明日香を生贄にしようとするも結局は取り残されている。
凛も結果的に助けてしまい、再び戻ってきた明日香から事情を聞いて脱出しようと協力する。
何度か明日香を身代わりにするも急に協力的となって、駅に降りない選択で帰還を果たす。
最後は角中がいた場所に現れると、なぜか明日香の思いを残す為に角中へ番組放送を頼んだ。

飯田大輔(演:寺坂頼我)

代表作に『サムライ・ロック』、『きさらぎ駅』などがあります。

気弱な生年。“きさらぎ駅”に迷い込んだまま何年も取り残されている。状況が分からないまま繰り返す。

再び“きさらぎ駅”へ戻ってきた明日香たちと行動するが、最初は犠牲になってしまう。
何度も繰り返すうちに明日香から片思いを寄せる美紀の話をされ、ようやく状況を掴んだ。
みんなと協力しながら脱出を目指すも台の高さが足りず、結局は失敗して繰り返していく。
最後は春奈だけが“きさらぎ駅”に降りず帰還するが、結果的に変えられず取り残される。

葉山純子(演:佐藤江梨子)

近年の出演作に『空のない世界から』、『ミッドナイトスワン』などがあります。

“きさらぎ駅”から帰還した一人。投稿者「はすみ」とされる女性。明日香の理解者として相談に乗っている。

「ザ・アンチフィクション」に出演しているが、何か隠すような言動で不信感を持たせる。
実際は姪の凛も“きさらぎ駅”に行って帰還したが、外へ出ないように自宅軟禁をしていた。
外出中に明日香と取材陣が姪を勝手に助け出すと、それを知って戻ってハサミを取り出す。
最後は明日香と姪たちが車まで逃げると追いかけるが、結局は逃げられてしまう事になる。

角中瞳(演:奥菜恵)

近年の出演作に『キリエのうた』、『森の中のレストラン』などがあります。

テレビ局の映像ディレクター。ドキュメンタリー番組「ザ・アンチフィクション」で明日香に密着取材する。

番組が完成していくが、上層部からクレームを受けてお蔵入りする事になって悔しさを持つ。
明日香に事情を話すもジャーナリストとしての信念を見せるが、彼女の話を信じられず。
番組の放送を上層部に訴えるも却下され、明日香とも音信不通となって彼女を探していく。
最後は番組を放送した事で社会現象となって、多くの人間を“きさらぎ駅”へ送り込む事に。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は2022年に公開された『きさらぎ駅』の続編となります。
この作品は前作に引き続き永江二朗が監督を務めています。
前作については思わぬヒットをしたが、これはあくまで「2ちゃんねる」で有名な都市伝説の実写映画化という話題性という要素があったから。
残念ながら1作目は実写映画として物足りないところが多く、敢えて映像化する必要性がないように感じた。
何よりホラー映画としてよりも、ギャグ映画と言った方が早いぐらい近年の「ジャパニーズ・ホラー」を象徴していました。
まさかの続編という誰も望んでいない作品が作られたので、まったく期待せずに鑑賞したら予想以上の駄作でした。
序盤のドキュメンタリー番組としてはそれなりであり、可もなく不可もないような感じで無味無臭とも言える出来。
問題は主人公の明日香が再び“きさらぎ駅”に行く展開からであり、何かゲームを見ているようなループ性がホラー色を完全に打ち消している。
非常に出来の悪い「オール・ユー・ニード・イズ・キル」を見ている印象で、あまりにも酷い内容で笑えるポイントもなかった。
都市伝説を題材にした邦画は基本的にギャグ寄りとなっている昨今だが、本作は特に酷い部類だと思える。
ホラー映画の登場人物たちは知能が退化してしまうが、本作でもその要素があって笑えるようで笑えないようなモノでした。
あと気になったのは堤春奈の設定であり、何度か自分だけが助かろうとするのに最終的には主人公の明日香を助ける理由が分からない。
他の登場人物たちも予定調和の為に動かされているような感じで、彼らの行動に整合性がなく納得できるモノじゃなかった。
ちゃんと練り込んでいない事も伝わるし、そもそもの元ネタはリアルタイムでの実況だったから面白いのであって実写映画に落とし込むのは無理があった。
前作は元ネタのネームバリューでヒットした事が逆に浮き彫りとなってしまい、昨今の「ジャパニーズ・ホラー」の劣化具合を象徴した作品となりました。

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