【サンダーボルツ*】MY-

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アクション

作品データ

公開年月 2025/05/02
ジャンル アクション/アドベンチャー
原作 カート・ビジーク、マーク・バグリー 『サンダーボルツ』
監督 ジェイク・シュライアー
脚本 エリック・ピアソン、イ・サンジン、ほか
製作 ケヴィン・ファイギ
製作国 アメリカ
鑑賞方法 購入Blu-ray

あらすじ

姉を失った事で空虚な日々を送っていた暗殺者のエレーナは、謎多きCIA長官ヴァレンティーナからの指令を受けて、ある施設へ向かう。
そこには同じく集められたジョン・ウォーカー、ゴースト、タスクマスターが一堂に会し、記憶を失ったボブという謎の男も現れる。
思わぬ危機が訪れた事で一同は協力して窮地を乗り切り、エレーナを助けに来た父親アレクセイ、バッキー・バーンズも合流して即席「サンダーボルツ*」が結成されるのだった。

登場人物&出演者

エレーナ・ベロワ/二代目ブラック・ウィドウ(演:フローレンス・ピュー)

近年の出演作に『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』、『デューン/砂の惑星PART2』などがあります。

“レッドルーム”出身の暗殺者。ナターシャ・ロマノフ/初代ブラック・ウィドウの義妹でヴァルの仕事をこなす。

義姉がいなくなった事で退屈な日々を送るが、ヴァルによる指示で隠蔽などを行っていた。
ヴァルの罠で殺し合いになるも窮地を脱する為に「サンダーボルツ」を結成して逃走する。
ボブがセントリーになって戦うも勝てず、アレクセイに心情を吐露し、ヴォイドと対決する。
最後は「サンダーボルツ」がボブを救い出し、「ニュー・アベンジャーズ」となる。

バッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー(演:セバスチャン・スタン)

近年の出演作に『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』、『顔を捨てた男』などがあります。

ヒドラによって“ウィンター・ソルジャー”として改造と洗脳を受け、キャプテン・アメリカの親友で元相棒。

現在は下院議員となっていてヴァルの弾劾裁判を傍聴し、彼女の問題について調べていた。
メルの協力を得てヴァルを追求していくと、逃走していた「サンダーボルツ」と協力する。
ボブがセントリーとなって戦うもまったく勝てず、ヴォイドとなった彼から市民を救った。
最後はボブを「サンダーボルツ」で救出、ヴァルの策略で「ニュー・アベンジャーズ」へ。

ジョン・ウォーカー/U.S.エージェント(演:ワイアット・ラッセル)

近年の出演作に『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』、『ブローク/心が壊れたとき』などがあります。

元アメリカ陸軍の兵士。かつて政府が新しいキャプテン・アメリカとして超人血清を使って誕生した超人兵士。

ヴァルによって活躍の場を与えられるが、血清による副作用で家族と上手くいかず荒れる。
保管庫でヴァルの抹殺対象にされるも最初は信じなかったが、事実を知って協力していく。
セントリーに盾をタコスみたいにされ、手も足も出なかったが市民を助ける為に戻ってきた。
最後はみんなで協力してボブを救い出し、「ニュー・アベンジャーズ」のメンバーとなった。

エイヴァ・スター/ゴースト(演:ハナ・ジョン=カーメン)

近年の出演作に『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』、『ザ・ブレイキン』などがあります。

量子フェージング能力を持つ女性。ジャネット・ヴァン・ダインを巡る戦いでアントマンたちと戦った過去を持つ。

“S.H.I.E.L.D.”に暗殺者として利用され15カ国で追われ、仕方なくヴァルの元で働く。
タスクマスターの抹殺任務でシェルターを訪れ、自分たちも対象だと分かって協力していく。
ボブがヴォイドになって暴走すると、市民たちを守る為に戻って助け出して再び協力する。
最後はボブを救い出して「ニュー・アベンジャーズ」となって、ヒーローとして歩んでいく。

アレクセイ・ショスタコフ/レッド・ガーディアン(演:デヴィッド・ハーバー)

近年の出演作に『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』、『ワーキングマン』などがあります。

キャプテン・アメリカに対抗するべくソ連が生み出した超人兵士。任務でエレーナとナターシャの父親を演じた男。

ボルチモアではうだつの上がらない生活で、エレーナが来た事でチャンスとして待っていた。
たまたまヴァルの運転手をして事情を聞くと、エレーナたちの元へ駆けつけて助け出した。
バッキーとも合流して「サンダーボルツ」の結成を喜び、ヴァルに立ち向かおうとしていた。
最後はボブを救う為に虚無の世界入り込んで助け出し、「ニュー・アベンジャーズ」となる。

アントニア・ドレイコフ/タスクマスター(演:オルガ・キュリレンコ)

近年の出演作に『ザ・ガーディアンズ/報復』、『ブーディカ/美しき英雄』などがあります。

“レッドルーム”のボスだったドレイコフの娘。観察するだけで相手の動きをコピーできる写真的反射能力を持つ。

ナターシャとエレーナの活躍でレッドルームは解体され、同時に父親からの洗脳が解かれた。
その後はヴァルの元で殺し屋家業を続けており、それが生き甲斐として裏社会で活躍する。
ヴァルの指示でU.S.エージェントの殺害を受けて登場し、エレーナは対象じゃないと話した。
最後は油断したところでゴーストによって至近距離で銃弾を頭に当てられて呆気なく死亡。

ロバート・“ボブ”・レイノルズ/セントリー/ヴォイド(演:ルイス・プルマン)

代表作に『ストレンジャーズ/地獄からの訪問者』、『トップガン/マーヴェリック』などがあります。

エレーナの任務中に現れた記憶をなくした謎の男。ヴァルの会社が行った“セントリー計画”の被験者。

保管庫にいた普通の優男であり、U.S.エージェントの問いに答えられず飽きられてしまう。
その正体はセントリーとヴォイドであり、ヴァルにとって都合の悪い存在として抹殺対象に。
知らず「サンダーボルツ」のメンバーの闇を覗き、ヴォイドとして目覚めて暴走を始める。
最後は「サンダーボルツ」によって救い出されると、記憶をなくした状態で好青年に戻った。

メル(演:ジェラルディン・ヴィスワナサン)

代表作に『ブロッカーズ』、『ブロークン・ハート・ギャラリー』などがあります。

ヴァレンティーナの助手。常にヴァルの隣にいて何かと世話をしている。過去にチタウリの侵略を経験している。

ヴァルの助手として味方をしており、彼女の指示に従って裏工作を手筈を整えている。
バッキーから接触を持たれると、彼が新人の下院議員である事から人脈を築こうと協力する。
ヴァルがセントリーを手に入れた事で暴走を始めてバッキーに助けを求めるが、バレていた。
最後はセントリーを止めてヴァルを助け、彼女の信頼を勝ち取って給料を上げる事に成功。

ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ(演:ジュリア・ルイス=ドレイファス)

代表作に『おとなの恋には嘘がある』、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』などがあります。

ヴァルと名乗る謎の伯爵夫人でCIA長官。CIAのエヴェレット・ロス捜査官の元妻で、彼の上司に当たる。

「OXE」グループの元会長で現在は戦略指導に就任し、外国で危険な人体実験を行う。
弾劾裁判を受けている最中で非難を受けるが、アメリカの為に強いヒーローが必要と訴える。
セントリーを手に入れた事で彼を制御しようとしたが、逆にヴォイドを目覚めさせてしまう。
最後は「サンダーボルツ」の活躍で解決し、自分の功績として語るもエレーナに脅される。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作は同名コミック『サンダーボルツ』を原作にしています。
この作品は『マーベル・シネマティック・ユニバース』にて34作目となります。
DCコミックスには『スーサイド・スクワッド』というヴィランたちを集めたチームの作品を先に出しています。
もちろん、ライバルであるマーベル・コミックも同じくヴィランを集めたチームとして「サンダーボルツ」が存在します。
ついにその「サンダーボルツ」のデビュー作となったが、個人的にはかなり好きな部類の設定となっています。
何よりスーパーヒーローではないサンダーボルツは負け犬という組み合わせであり、その為に彼らはかなり自由な動きができる。
『スーサイド・スクワッド』でも同じく設定は好きであったが、残念ながら脚本の出来が悪かったせいで今ひとつとなっていた。
しかし、今回はしっかりとした「マーベル・シネマティック・ユニバース」の一本なので、しっかりした内容になっていたと思います。
さすがに最大の敵としてセントリー及びヴォイドの登場は、「サンダーボルツ」にとっては明らかに勝てない相手である。
そもそも、セントリー及びヴォイドは「アベンジャーズ」ですら勝てないので、完全なるジョーカー的な存在として考えるべき。
本来なら勝てるはずもない敵であるセントリー及びヴォイドだが、あくまで戦闘よりも心で勝利したのは良かったと思う。
集められた負け犬たちが最終的に「ニュー・アベンジャーズ」になるのは面白いが、一人を除いて本人たちが納得していないのも面白い。
それぞれにある程度の見せ場はあったが、大きな問題にもなっていたタスクマスターの扱いだけはどうしても解せない。
作品の悪役とも言えるヴァレンティーナの本気を見せる為にタスクマスターは犠牲になったが、どう考えてもバックボーンが思いつかず処理しただけに感じる。
設定も原作と大きくかけ離れたせいで、マーベル側としても扱いに困ったので、ここで退場させたという彼らの都合で抹殺されたのは残念に思える。
全体的に同じく負け犬のチーム「スーサイド・スクワッド」と比べて面白いけど、タスクマスターの扱いが大きなマイナスで印象も悪い。
もっと上手くできただろうし、途中にあるトラウマのシーンは必要と分かってもテンポが悪くなってしまっている。
最近の「マーベル・シネマティック・ユニバース」は劣化していると言われるが、本作はちゃんとしている方だと感じました。

コメント

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