【キャプテン・アメリカ/ブレイブ・ニュー・ワールド】MY-322

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アクション

作品データ

公開年月 2025/02/14
ジャンル アクション/アドベンチャー
原作 『キャプテン・アメリカ』
監督 ジュリアス・オナー
脚本 ロブ・エドワーズ、マルコム・スペルマン、ほか
製作 ケヴィン・ファイギ、ネイト・ムーア
製作国 アメリカ
鑑賞方法 購入Blu-ray

あらすじ

アメリカ大統領ロスが開く国際会議でテロ事件が発生し、それをきっかけに生まれた各国の対立が世界大戦の危機に発展してしまう。
この混乱を食い止めるとする新キャプテン・アメリカことサム・ウィルソンはに、赤いハルクと化したロス大統領が襲いかかる。
だが、すべてはある人物によって仕込まれた陰謀であり、サムはキャプテン・アメリカとして新たな敵に立ち向かうのだった。

登場人物&出演者

サム・ウィルソン/キャプテン・アメリカ(演:アンソニー・マッキー)

近年の出演作に『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』、『エレベーション/絶滅ライン』などがあります。

主人公。二代目キャプテン・アメリカ。アメリカ合衆国政府に従って悪者を退治するも二代目として苦悩する。

イザイアが大統領を襲撃した事で彼を庇おうとするが、ルースに論破されて黙ってしまう。
独自に調査する中でロスが隠していた秘密を知り、黒幕がスターンズである事を突き止める。
スターンズの企みをホアキンとともに止めると、レッドハルクと化したロスと対決する。
最後はロスを助け、意識を取り戻したホアキンに「アベンジャーズ」の再結成を口にする。

ホアキン・トレス/二代目ファルコン(演:ダニー・ラミレス)

代表作に『2つの人生が教えてくれること』、『トップガン/マーヴェリック』などがあります。

サムの友人で協力者であるアメリカ空軍中尉。サムと同様に自由自在にウィングパックを託されている。

キャプテン・アメリカのサポートをしているが、一人で対処できない場合は相棒として活躍。
イザイアが大統領を襲撃した際に、同席していた各国の大統領たちを安全に避難させた。
キャプテン・アメリカとともに黒幕の捜査をしていき、スターンズの企みを突き止める事に。
最後はミサイルに突撃して重傷を負うが、一命を取り留めて再び復活する事を誓った。

ルース・バット=セラフ(演:シーラ・ハース)

代表作に『愛と闇の物語』、『運命は踊る』などがあります。

安全保障補佐官。“レッドルーム”出身の元ウィドウのイスラエル人。大統領の危機にすかさず行動する。

イザイアが大統領を殺害しようとした場面で阻止しようとして、銃撃するもサムが邪魔した。
サムが大統領にイザイアの無実を証言するが、襲った事実について問い詰めて認めない。
独自の調査とロスの命令でキャプテン・アメリカたちと合流し、協力して事件を追っていく。
最後はイザイアの釈放と謝罪をして、彼に詫びとしてバスケットの試合を一緒に見る事に。

イザイア・ブラッドリー(演:カール・ランブリー)

代表作に『アルカトラズからの脱出』、『キュア/禁断の隔離病棟』などがあります。

ボルチモアで隠遁生活を送る高齢の黒人男性。正体はかつて実験された超人兵士で30年間投獄されていた。

サムにとってトレーナーとして活躍し、彼の相棒となったホアキンの指導もしていく事に。
大統領から招待を受け、サムにも説得されて国際会議に出席するもワケが分からず襲撃した。
すぐに逮捕されてしまうが、実はスターンズによるマインドコントロールの犠牲者と判明。
最後はロスのレッドハルク化で容疑が晴れ、見事に無罪放免となって釈放を許される。

尾崎総理大臣(演:平岳大)

代表作に『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』、『グランツーリスモ』などがあります。

日本の総理大臣。セレスティアル島で日本が発掘したアダマンチウムが何者かに盗まれてしまう。

アメリカ、フランス、インドとの国際会議に出席するが、イザイアの襲撃から辛うじて脱出。
これによってアメリカに対する不信感を募らせ、独自の情報網を使って彼らを調べていた。
アダマンチウムをアメリカが買収したと調べが付くが、実はスターンズによる誤情報となる。
最後はロスが全責任を負う形でラフトに収容され、これによってオザキ・ロス条約を結んだ。

セス・ヴォルカー/サイドワインダー(演:ジャンカルロ・エスポジート)

近年の出演作に『エレクトリック・ステイト』、『メガロポリス』などがあります。

謎の組織「サーペント・ソサエティ」のリーダー。とある取引の為に教会へ赴いて手下と待機していた。

日本がセレスティアル島で発掘したアダマンチウムを強奪して、取引しようとしていた。
キャプテン・アメリカに居場所がバレると、人質を盾にしながら手下に任せて退散を果たす。
再びキャプテン・アメリカの前に現れ、銃撃して優勢になるも結局は捕まってしまう。
最後は雇い主についての情報をキャプテン・アメリカに与え、取引で減刑と刑務所を選んだ。

サミュエル・スターンズ(演:ティム・ブレイク・ネルソン)

近年の出演作に『ブリックレイヤー』、『ゴーステッド』などがあります。

かつてグレイバーン大学の細胞生物学者。ブルースの血液サンプルが額のケガに染み込んで脳が異常に肥大化した。

ロスによって捕まって刑務所ではなく、キャンプ・エコーワンにて16年間利用されていた。
反撃するべく光を使ったマインドコントロールを使い、イザイアを利用して撹乱していく。
更にロスの延命処置を施しつつ、ガンマ線を与えていた事で彼をレッドハルクに変身させた。 
最後はキャプテン・アメリカとの賭けに負けて収容されるが、マルチバースについて語る。

サディアス・E・“サンダーボルト”・ロス大統領(演:ハリソン・フォード)

近年の出演作に『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』、『野性の呼び声』などがあります。

アメリカ合衆国大統領。元アメリカ陸軍将軍で執拗にブルース・バナーを追っていた。娘とは音信不通となる。

国際会議でサムとホアキンを招待するが、イザイアも同席するという条件で彼も招く事に。
イザイアを含めた軍人たちが襲撃した時に避難し、彼らを逮捕するも無実と知っていた。
実は心臓が限界を迎えており、スターンズによって延命処置を受けるもレッドハルクと化す。
最後はサムの説得で元に戻ってすべての責任を負い、ラスト刑務所にて娘のベティと再会。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は『キャプテン・アメリカ』シリーズの4作目となります。
この作品は『マーベル・シネマティック・ユニバース』の第34作目となります。
初代のキャプテン・アメリカであるスティーヴ・ロジャーズが引退し、相棒だったサム・ウィルソンに盾と称号を引き継がせた。
ハッキリ言って、コミックでもそうであるようにMCUでもスティーヴ・ロジャーズの代わりは簡単に務まらない。
そもそも、サム・ウィルソン自体が主人公として足りるかという疑問があり、それが本作での評価に繋がっていく。
スティーヴ・ロジャーズを演じたクリス・エヴァンスは名実ともにキャプテン・アメリカとして認められた。
そこで二代目となるサム・ウィルソンが称号の重さについて悩む事になり、本当に相応しいか自問自答していくと思っていた。
しかし、内容としてはマインドコントロールを受けたイザイアの無実を晴らす為に動いているのがメインとなってしまった。
本来描くべきサムがキャプテン・アメリカに相応しいか、そう言った葛藤のエピソードがあまりにも少なすぎた。
終盤で意識を取り戻した相棒のホアキンにキャプテン・アメリカのプレッシャーを話すが、ハッキリ言って足りないと感じた。
そればかりをやるとテンポが悪くなり、物語が暗くなりすぎる為に敢えて淡白な描写にしたと思っている。
これについては、もっと上手く組み込むべきであり、サムが苦悩しているところを見せないとテーマとして微妙になってしまう。
結局は本当にキャプテン・アメリカに相応しいかという答えについて、事件の解決で無理やり結論を出していると思う。
何より、これまでの宇宙規模だったMCUがストリートレベルになってしまい、スケールが一気に小さくなってしまった。
これは風呂敷を広げすぎたせいでだろうけど、新たなシリーズのスタートとしては悪くないけど良くもないというイメージとなった。
『キャプテン・アメリカ』シリーズについては、これ以上は続けるのは難しく、ドラマシリーズで十分だと感じさせる作品となった。

コメント

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