【エイリアン:ロムルス】MY-320

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あ行

作品データ

公開年月 2024/08/16
ジャンル SF/ホラー
原作 ダン・オバノン、ロナルド・シャセット 『エイリアン』
監督 フェデ・アルバレス
脚本 フェデ・アルバレス、ロド・サヤゲス
製作 リドリー・スコット、マイケル・プラス、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 購入ブルーレイ

あらすじ

西暦2142年、日照時間ゼロの採掘植民地・ジャクソン星に暮らす、人生の行き場を失った6人の若者たちは極めて劣悪な環境から逃れるべく、宇宙ステーション“ロムルス”へ足を踏み入れた。
だが、そこで若者たちを待っていたのは、寄生した人間の胸を突き破り、異常な速さで進化する“エイリアン”に遭遇する。
その血液はすべてを溶かす強力な酸性の為、宇宙空間において攻撃は不可能であり、若者たちは最恐の生命体から逃れるべく死闘を繰り広げていくのだった。

登場人物&出演者

レイン・キャラダイン(演:ケイリー・スピーニー)

代表作に『パシフィック・リム:アップライジング』、『ホテル・エルロワイヤル』などがあります。

主人公。20歳の女性でジャクソン星で農作業に従事している。ノルマを達成して別の惑星に行きたがっている。

アンディの計画を知って当初は拒むが、ジャクソン星を脱出できると知って協力していく。
貨物船でアンディたちが閉じ込められナヴァロと行くと、フェイスハガーに遭遇して逃げる。
アンディの導きで脱出をしていくが、追い詰められるもゼノモーフたちを一人で倒した。
最後は生まれたオフスプリングを単独で倒して、唯一の生存者として新たな惑星に向かった。

アンディ/ND-255(演:デヴィッド・ジョンソン)

代表作に『ライ・レーン』などがあります。

「ウェイランド・ユタニ社製」の旧型アンドロイド。レインの父親がゴミから拾って修理されている。

旧型の貨物船へ侵入するが、フェイスハガーが復活してルークによるアップグレードをする。
ルークの助言でゼノモーフに対する危険を知ると、更新された任務を遂行するべく動き出す。
ゼノモーフの襲撃で機能停止するが、レインの再起動で以前のように戻って謝罪をしていた。
最後は新たな惑星に向かおうとしてオフスプリングの攻撃で損傷し、機能停止してしまう。

タイラー(演:アーチー・ルノー)

代表作に『史上最高のカンパイ!戦地にビールを届けた男』、『もうひとりのゾーイ』などがあります。

レインの元恋人。ジャクソン星の作業員。作業中に旧型の宇宙船を発見してジャクソン星からの脱出を計画する。

アンディが必要だとしてレインを説得して、ビヨンたちと旧型の宇宙船へ侵入を果たした。
新たな惑星ではアンドロイドは住めないと知っていて、ビヨンの言葉で事実を述べていた。
アンディが妹を平然と見捨てたせいで疑うが、彼にしか頼れず結局はレインとついて行った。
最後は妹を見つけるもゼノモーフの攻撃を受けて、頭部を顎で破壊されて死亡してしまう。

ケイ(演:イザベラ・メルセード)

近年の出演作に『マダム・ウェブ』、『ロザライン』などがあります。

タイラーの妹。ジャクソン星の作業員。兄たちと同居している。レインとは友人のような関係である。

無事に冷凍休眠装置をナヴァロが拾い上げると、安心して急に嘔吐すると妊娠が発覚する。
ビヨンの暴走でナヴァロからゼノモーフが生まれると、貨物船と衝突して気を失ってしまう。
宇宙船の中で逃げ回っていたが、ゼノモーフに捕まって大量出血で瀕死状態で見つかった。
最後は合成物の注射で赤ん坊がオフスプリングに変異し、体液を吸い取られて死亡した。

ビヨン(演:スパイク・ファーン)

代表作に『aftersun/アフターサン』、『Back to Black/エイミーのすべて』などがあります。

タイラーの従兄弟。ジャクソン星の作業員。母親がアンドロイドの判断で殺されたせいで恨みを持つ。

レインを説得して旧型の貨物船へタイラーたちと行くと、彼のおかげで侵入を果たしていく。
何かとアンディに対して悪態をついていき、新たな惑星では彼は廃棄処分されると口にした。
ナヴァロが寄生されてアンディに追われると暴走し、そのせいで貨物船が危険な状態になる。
最後は繭のゼノモーフに電撃を食らわせるも失敗し、強酸性の血液によって殺されてしまう。

ナヴァロ(演:アイリーン・ウー)

代表作に『Closing Doors』、『Rendezvous』などがあります。

スキンヘッドのアジア系女性。ジャクソン星の鉱員。テクノロジーに詳しく宇宙船の操縦を担当する。

タイラーたちが見つけた旧型の宇宙船をスキャンして、使える冷凍休眠装置を発見していた。
冷凍休眠装置をロムルス号から上手く誘導して収納すると、脱出計画が現実になると実感。
フェイスハガーが復活して顔に張り付くと、タイラーたちが強引に取るもすでに寄生される。
最後は成長したゼノモーフが右胸を突き破って死亡し、貨物船に衝突して危険な状態になる。

ルーク(演:ダニエル・ベッツ)

代表作に『幽霊は臆病者/カンタヴィル・ゴースト』、『トムは真夜中の庭で』などがあります。

「ロムルス号」に搭乗するアンドロイドで科学主任。ゼノモーフとの戦いによって下半身を失っている。

機能停止状態でタイラーたちが見つけると、アンディのアップグレードに使われていた。
ナヴァロを助けるべく再起動させられ、彼女は助からないと話してアンディに判断を委ねる。
実は植民地での労働に耐えるべく、ゼノモーフと遺伝子でアップグレードしようとした。
最後は宇宙船に来たケイを説得するも失敗し、レインたちの脱出を見届けて船と大破した。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作は『エイリアン』シリーズにおけるスピンオフ映画となります。
この作品は『エイリアン』と『エイリアン2』の間の時代を舞台にしています。
現状では前日譚シリーズが進んでいるが、本作は初めてとなるスピンオフとなっています。
1作目と2作目の間にあった出来事を描いているが、雰囲気としては1作目のようなホラーな感じになっています。
あくまでシリーズのスピンオフなので、基本的には以前の作品たちを周到した内容で大きくは逸脱できない。
そのような制限がある中での新作となりましたが、個人的にはアンドロイドのアンディがいい味を出していると思います。
1作目のアッシュと同型のルークが登場して面白くなるが、アンディが前半と後半で別人のようになっているのは面白い。
ただ、どうしてもシリーズとして強い女性の象徴となっている作品なので、主人公がレインになってしまいます。
しかしながら、シリーズの象徴である母親としての強さがあったリプリーと比べて、レインがかなり不自然に優遇されている気がします。
単なる作業員なのにやたらと勘が良く、すべての行動が正解すぎるせいで個人的にはあまり好きにはなれなかったです。
それに対して、アップグレードされたアンディが感情抜きの正論にレインがブチ切れるのは気に食わなかったです。
何より終盤で大量に襲ってくるゼノモーフたちを一網打尽にして、フェイスハガーまで殲滅させたチートぶりに納得ができなかったです。
どうしてもリプリーの呪いによって女性を活躍させないといけない状況で、どうしても強引に感じてしまいました。
やはり、リプリーには母親としての強さが根底にあったから説得力を感じたが、どうにもレインにはそれがなかった。
主人公はあまり好きになれなかったが、アンディのおかげでなんとか持ちこたえたような印象を持ちました。
それでもラストでは1作目のリプリーを彷彿とさせるような展開であり、こちらの方がずっと説得力がありました。
この『エイリアン』シリーズは魅力的である事は十分に伝わる作品となっていて、スピンオフながら続編を期待したいと思います。

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