作品データ
あらすじ
海底に存在する巨大な帝国アトランティスでは、女王アトランナと灯台守が出会い、二人の間に海の生物すべてと意思疎通ができるアクアマンが誕生する。
二つの世界を一つにまとめる使命を託され、成長したアクアマンの前に海底国ゼベルの王女メラが現れ、異父弟でアトランティスの王オームが海を汚す人類に宣戦布告すると聞かされる。
オームの暴走を止めて欲しいとメラに懇願されると、アクアマンは渋々ながら過酷な戦いに身を投じるのだった。
登場人物&出演者
・アーサー・カリー/アクアマン(演:ジェイソン・モモア)
近年の出演作に『ワイルド・ブレイブ』、『バッド・ウェイヴ』などがあります。
主人公。アトランティス帝国の元女王アトランナと、人間の父との間に生まれている。
小さい頃から参謀のバルコから戦闘術を習い、泳ぎ方も覚えて故郷への憧れを持っていた。
アトランナが生贄にされて殺されると、アトランティス帝国への興味をなくしてしまう。
メラの願いで暴走しているオームを止めるべく、トライデントを探す為に世界中を探す事に。
最後はトライデントとアトランナを見つけ、オームの戦争を止めて新たな王となった。
・メラ(演:アンバー・ハード)
代表作に『ドライブ・アングリー』、『ラム・ダイヤリー』などがあります。
ヒロイン。海底国ゼベルの王女。赤い髪の毛を持つ。水を自由自在に操る能力を持つ。
地上でノンビリ暮らしていたアーサーの元に来て、オームの暴走を止める為に助けを求める。
一度は拒否されるが、オームの仕掛けた宣戦布告でトムを助けてアーサーが協力をする。
アトランティス帝国にアーサーを連れて行き、トライデントの行方を一緒に探す事になる。
最後はオームを裏切ってアーサーを助け、父親を説得して地上との戦争を止める一因を作る。
・アトランナ(演:ニコール・キッドマン)
近年の出演作に『デストロイヤー』、『ある少年の告白』などがあります。
アトランティスを統治していた元女王。政略結婚をさせられる直前に脱出してケガを負う。
灯台守のトムに助けられるが、地上に初めてやって来て何もかもが初体験をしていく。
次第にトムとお互いに惹かれ合うと、アーサーを儲けてしばしの幸せな生活を送っていく。
アトランティス帝国の兵士に襲撃されて危機感を覚え、アーサーたちの為に立ち去った。
最後は地球のコアで20年もいて、やって来たアーサーに救われてトムに再会する事に。
・トム・カリー(演:テムエラ・モリソン)
近年の出演作に『オキュペーション/侵略』、『OSIRIS/オシリス』などがあります。
アーサーの父親。灯台守。海辺を見張っていた時にケガしたアトランナを見つけて保護した。
普通の人間じゃないアトランナをおかしいと思いながらも、ケガの手当てをしていた。
次第にアトランナとお互いに惹かれ合うと、アーサーが生まれて幸せな生活を送っていく。
アトランティス帝国の兵士から守る為、アトランナが去っていくとアーサーを男手で育てる。
最後はオームの戦争をアーサーが止めると、見つけたアトランナと20年ぶりの再会を果たす。
・ネレウス王(演:ドルフ・ラングレン)
近年の出演作に『追跡者の掟』、『クリード/炎の宿敵』などがあります。
海底国ゼベルの王。メラの父親。アトランティス帝国に並ぶほどの軍事力を有している。
オームが持つ地上の人間に対する危機感を共有するが、戦争まで踏み込めないでいる。
特別な場所にオームから呼び出され、地上の人間が危険だとして説得されていた。
実際に潜水艦の襲撃を受けると、それをきっかけにしてオームに軍事を託す事になる。
最後はアーサーが本物の王だと分かり、メラの説得を受けてオームの同盟を破棄する事に。
・バルコ(演:ウィレム・デフォー)
近年の出演作に『永遠の門/ゴッホの見た未来』、『オリエント急行殺人事件』などがあります。
アトランティス帝国の参謀。アトランタの時代から仕え、アーサーに戦闘術などを教えた。
故郷を知らないアーサーに色々と教えるが、アトランナの行方だけはなかなか言えなかった。
ようやく16歳になったアーサーに母親が生贄に捧げられたと知り、故郷への興味をなくす。
メラと結託してアトランティス帝国の王となっているオームを引きずり下ろそうとする。
最後はオームに裏切りを知られて監禁されるが、アーサーの帰還で元の立場を取り戻した。
・デヴィッド・ケイン/ブラックマンタ(演:ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)
代表作に『グレイテスト・ショーマン』、『ベイウォッチ』などがあります。
海賊。祖父の代から海賊をしている家系。父親を何よりも大切にするも他人には容赦ない。
潜水艦を襲撃した際、助けにやって来たアクアマンと対決するが、父親を亡くしてしまう。
父親を助けてもらえなかったアクアマンに復讐心を持ち、生涯に渡って追う事になる。
実は以前からオームと繋がっていて、地上との戦争を起こす為に潜水艦を引き渡していた。
最後はブラックマンタとしてアーサーを襲うが、返り討ちに遭って九死に一生を得る。
・オーム王/オーシャンマスター(演:パトリック・ウィルソン)
近年の出演作に『アナベル/死霊博物館』、『死霊館のシスター』などがあります。
アトランティス帝国の王。アーサーとは異父兄弟。地上の人間に対して敵意を持っている。
兄であるアーサーを半端者と呼ばわりして、母親を死に追いやったとして嫌っている。
海中にある他の国を支配下に置いて、オーシャンマスターを強引に自分のモノにしている。
アーサーとの一騎打ちでは圧倒するも、許婚だったメラに裏切られるも動揺を見せない。
最後は「トライデント」を手に入れたアーサーに圧倒され、母親との再会で戦争を止めた。
感想
[個人的な評価]
本作は『DCエクステンデッド・ユニバース』の第6作目となります。
主人公であるアクアマンはすでに『ジャスティス・リーグ』で登場しています。
『ジャスティス・リーグ』を経ての続編となっているが、主人公のアクアマンは未だに地上で活躍しています。
つまり、本作ではアクアマンが故郷へ里帰りをして、本来あるべき姿になるのです。
マーベル・シネマティック・ユニバースでは宇宙まで舞台を広げているが、未だに海まで手を出していません。
それに先駆けてDCエクステンデッド・ユニバースでついに未知なる海が舞台となります。
深海をどのような世界観にするか気になっていたが、まさか煌びやかでカラフルな演出になるとは思いませんでした。
それは逆に予想を大きくを裏切るモノになったが、これでDCエクステンデッド・ユニバースの世界観を大きく広げたと思います。
やはり、アクアマンを演じているジェイソン・モモアのキャスティングが本作の成功に導いているのは言うまでもないです。
すでに『ジャスティス・リーグ』で登場していたが、あまりにも海が似合っていて、誰も文句を言わせないほどのハマリ役だろうと思います。
本作の良さは他のキャスティングが素晴らしく、ヒロインのメラ、母親のアトランナ、参謀のバルコ、異父兄弟のオームはすべてハマっていました。
その中でも特にメラ役のアンバー・ハードは美しく、何より真っ赤すぎる髪の毛が非常に似合っていました。
ニコール・キッドマン、ドルフ・ラングレン、ウィレム・デフォー、パトリック・ウィルソンと有名な役者も揃っていて意外にも豪華なキャストでもありました。
DCコミックの作品は暗いイメージが多い中、本作は主人公のアクアマンがとても軽い調子なので適度なギャグもあって良かった。
戦闘シーンも海中という事で新鮮な映像が目白押しであり、DCエクステンデッド・ユニバースに新たな世界を呼び込んだだけはありました。
それと最も期待していたのは原作で宿敵であるブラックマンタの成り立ちも丁寧に描かれていて、今後にも繋がる事で次回作に期待したいと思います。
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