【ワン・ミス・コール】VD-448

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洋画

作品データ

公開年月 2008/01/04
ジャンル ホラー
原作 三池崇史 『着信アリ』
監督 エリック・ヴァレット
脚本 アンドリュー・クラヴァン
製作 ジェニー・ルー・トゥジェンド、ブロデリック・ジョンソン、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

女子大生のベスは友人のシェリーが自宅の池で赤いキャンディーを口から吐き出し、溺死していた不可解な突然死に悲しんでいた。
そんな中、ベスのもう一人の友人レアンの携帯電話からいつもと違う着信音が鳴ると、そこには三日後の着信が記録され、彼女自身の悲鳴が録音されていた。
その三日後にレアンは列車に轢かれて命を落とし、謎の着信による変死からベスは刑事のジャックと真相究明を急ぐのだった。

登場人物&出演者

ベス・レイモンド(演:シャニン・ソサモン)

代表作に『ROCK YOU!』、『マイファミリー・ウェディング』などがあります。

主人公。女子大生。過去に母親から虐待を受け、自殺した父親を覗き穴から発見している。

レアンの友人が溺死してなんとか励ますと、奇妙な留守番電話を一緒に聞いていた。
レアンから不安な状態の電話を受けて迎えに行くが、目の前で線路に飛び込まれ死んだ。
ブライアンも同じ状況になり、不可解な妹の死を遂げたアンドリュース刑事と協力する。
最後は一度助かるが、真犯人だったエリーに狙われるもマリーに一時的に助けてもらう。

ジャック・アンドリュース刑事(演:エドワード・バーンズ)

近年の出演作に『崖っぷちの男』、『バーニング・クロス』がある。

地元警察の刑事。麻薬捜査の現場から帰ると、妹が不可解な死を遂げて飴玉を見つける。

事情聴取されるベスの言葉が引っかかり、妹との死に関連あるとして一緒に捜査する。
妹に電話したマリーの行方を探すうち、彼女が娘たちに虐待をしていたと推測していた。
ベスが死の予告電話を受けると、警察署でマリーの行方を探すも見つからず廃病院へ。
最後はマリーじゃなくエリーが真犯人とベスに伝えるが、登場した彼女により殺された。

・テイラー・アンソニー(演:アナ・クラウディア・タランコン)

代表作に『アマロ神父の罪』、『コレラの時代の愛』などがあります。

女子大生。ベスの友人。スタイルが良いビッチ。男の趣味が悪いとブライアンに言われる。

レアンが死んでしまうと、死の予告電話があったとして平然と彼女の葬儀で話していた。
ブライアンに怒られるも続けていき、その後は自分にも死の予告電話が鳴ってビビった。
最後はテレビ番組で除霊をしてもらうが、意味がなくて首を絞められベスの前で死んだ。

ブライアン・ソーサ(演:ジョニー・ルイス)

代表作に『AVP2/エイリアンズ vs プレデター』、『ランナウェイズ』などがあります。

大学生。レアンの元カレ。未だにレアンへの未練を持っていて、ベスに指摘されていた。

レアンが死の予告電話で死んでしまい、噂話していたテイラーを強く注意していた。
自身も死の予告電話が入るが、デタラメだと信じようとせず、ベスに留守番を聞かせた。
最後はベスにバカバカしいと話し、爆発が起きて飛んできた鉄棒が刺さって死んだ。

レアン・コール(演:アズラ・スカイ)

代表作に『レッド・ドラゴン』、『ジャームス/狂気の秘密』があります。

女子大生。ベスの友人。シェリーが不可解な死を遂げて、誰よりも悲しんでいた。

ベスに慰められるが、あまりにも悲惨な死に方と彼女の両親を思って吹っ切れなかった。
死の予告電話を受けてしまい、ベスにも聞いてもらうも不気味だとして簡単に片付けた。
最後は予告通りに線路の上にある階段に行き、ベスに電話するも電車に轢かれて死んだ。

ローレル・レイトン(演:リーガン・ランブ)

代表作に『The Lost & Found Family』があります。

マリーの次女でエリーの妹。母親が連れて行った病院が火事に遭うが、生還している。

持っていたクマから聞こえるオルゴールこそが、死を知らせるメロディだと判明した。
クマのぬいぐるみにカメラが仕込まれ、そこからマリーじゃなくエリーが虐待していた。
最後はエリーの虐待をアンドリュース刑事たちに知られるが、飴玉をくれると話した。

エリー・レイトン(演:アリエル・ウィンター)

代表作に『スピード・レーサー』、『ラスト・ムービースター』などがあります。

マリーの長女。喘息持ち。喘息の発作が起きてしまい、吸引器もなくて死んでいる。

失語症のローレルの状態から、ベスとアンドリュース刑事が母親から虐待を受けていた。
実は虐待の事実はなく、ローレルのクマのぬいぐるみに仕込んだカメラからバレる。
発作を起こしアンドリュース刑事の妹に電話をかけて、恨みを持ったまま死んでしまう。
最後はベスを狙ってオマケでアンドリュース刑事を殺すが、マリーに止められてしまう。

マリー・レイトン(演:ローダ・グリフィス)

代表作に『かぞくモメはじめました』、『ドリーム』などがあります。

看護士。エリーとローレルの母親。病院が火事になって、連れて来たローレルだけが助かる。

過去にエリーが喘息の発作で死んでいる事から、ベスたちから子供の虐待を疑われる。
ついにベスの死の予告電話が来ると、死んだ病院まで来た彼女の前に死体として現れる。
手に持っていた携帯電話からコールしていたが、見つけたベスによって壊されてしまう。
最後はエリーが妹を虐待していると判明し、狙われたベスをなんとか助けようとした。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は日本でヒットした『着信アリ』をハリウッドでリメイクした作品となります。
『着信アリ』のハリウッドによるリメイク版ですぐ、これは他の作品と同じような印象です。
まず、ジャパニーズ・ホラーをアメリカン・ホラーに変えると確実に魅力がなくなります。
そもそも、ジャパニーズ・ホラーとアメリカン・ホラーでは性質が真逆なのです。
そうなれば、リメイクするには同じストーリーでやっても怖さがまったくありません。
ジャパニーズ・ホラーの場合だと、静かな雰囲気の中で、想像を掻き立てる怖さを演出する。
一方でアメリカン・ホラーは大きな音やインパクトある映像で驚かせるから全然違う。
更にアメリカン・ホラーでは宗教色が強くなってくるから、ジャパニーズ・ホラーの持つは不気味さを完全に潰してしまっている。
結局、ジャパニーズ・ホラーのような雰囲気を中途半端に出そうとして、なんとも言えない間合いが生まれて怖さを半減させている。
本作はほぼオリジナルに従ったストーリー展開で、そこにちょっとしたアメリカンな要素を加えているだけだからオリジナリティは皆無。
それにしても、脇役をルールに従って一人ずつ丁寧に抹殺するのに、主人公の番になると雑で今まで使わなかった力をいきなり使われると萎えてしまいます。
しかも、主人公だけが助かって、関わった人間があっさりと退場していく雑さもなんとかして欲しいところでもある。
ジャパニーズ・ホラーが全盛期の作品のリメイク版だが、オリジナルを観た方がマシでしょう。

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