作品データ
公開年月 | 2018/04/12 |
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ジャンル | ホラー/アクション |
原作 | なし |
監督 | ステパン・プルナシェフ、ナデジダ・ユムシャノワ |
脚本 | アレクセイ・アンブロシエフ |
製作 | ステパン・プルナシェフ |
製作国 | ロシア |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
世界規模で起きたゾンビパンデミックによって文明が崩壊し、シベリアの奥地でビヨッケとミッテはひっそりと暮らしていた。
そんなある日、ミッテが誤って銃を発砲した事で周囲のゾンビを引き寄せてしまい、ビヨッケとともに車で脱出して逃避行する。
しかし、道中でガス欠となって近くの民家へ避難していると、射撃な得意なドラや謎の老人のニキフォルたちと出会っていくのだった。
登場人物&出演者
感想
[個人的な評価]
本作はロシア産の珍しいゾンビ映画となります。
この作品は監督にステパン・プルナシェフが務め、第2監督をナデジダ・ユムシャノワが努めています。
いわゆる金髪碧眼のロシア人ではなく、本作はシベリアのサハ共和国が舞台となっているので登場人物はモンゴル系となります。
その為にロシア人というのは少し違和感があって、まだモンゴル人と言った方がしっくり来るような容姿となっています。
物語は基本的に避難所を求めるロード・ムービーであり、2人の男性と道中で出会った女性のドラマだと言えます。
オリジナルな設定として永久凍土の土地柄から寒い冬や大自然を舞台にして、そこでゾンビが主人公たちを襲っていく感じです。
ただ、噛まれたら終わりという危険と背中合わせの生活なのに、登場人物たちはあまりにも不用心で油断しすぎています。
確かにずっと警戒しながら慎重な行動しているとミスがなく、面白くない展開になるから多少の油断を演出として入れているだろうと思います。
しかし、そのせいで物語全体の緊張感を喪失させる悪い効果が出ていて、そのバランスが非常に悪いと感じました。
主に3人が物語の主軸となっていくが、それぞれのキャラクターの描写があまり濃くないせいで微妙な印象を持ちました。
特に終盤がバタバタした印象となっていて、アクションも似たような展開のせいで飽きてしまうような工夫のなさが目立ちました。
ラストは急に冬が訪れてゾンビたちが凍結するが、前触れもない展開に強引を感じるしかなかったような印象でした。
もう少し緊張感のある登場人物たちの雰囲気、襲撃するゾンビの工夫など、ここら辺を変えればもっとマシになったかもしれません。
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