【江南ゾンビ】RE-3945

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作品データ

公開年月 2023/07/16
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 イ・スソン
脚本 チェ・スンホ
製作 イ・スソン、チェ・グァンレ
製作国 韓国
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

芸能事務所やハイブランドのショップが立ち並び、ソウルの中でも華やかな江南地区、そこにある動画制作会社で働くヒョンソクは同僚のミンジョンに片思いしていた。
そんなある日、会社に半狂乱の男が乱入し、人々を襲うと噛まれた人々は次々とゾンビ化し、街はたちまち地獄絵図と化した。
かつてテコンドーで韓国代表の控え選手として選ばれたヒョンソクは、回し蹴りを武器に数少ない生存者たちとともに襲ってくるゾンビと戦っていくのだった。

登場人物&出演者

イ・ヒョンソク(演:チ・イルジュ)

代表作に『ラブ・コントロール/恋すると死んでしまう彼ボンスン』、『龍楼閣』シリーズなどがあります。

主人公。ソウルの江南地区で動画制作会社に勤めている。テコンドー国家代表の元控え選手で運動神経が良い。

ミンジョンをコンサートに誘うとするも拒まれ、社長のセクハラに対しても本人に言えず。
社長がミンジョンにセクハラをしても注意できず、彼女に護身術を教えるも余計なお世話に。
ゾンビが発生して社長と先輩もゾンビ化し、ミンジョンとビル内を逃げ回って倒していく。
最後はワンイを倒しスンジャに噛まれるも入れ歯で感染せず、外に出てゾンビを解放した。

ミンジョン(演:ジヨン)

代表作に『コ死:デスロワイアル』、『ジャングル・フィッシュ』などがあります。

ヒロイン。ヒョンソクの同僚。動画の編集能力が抜群。ヒョンソクに片思いされるもなぜか拒否している。

やっと就職できて実績を積む為に頑張っていて、社長のセクハラに対してもガマンをする。
ゾンビが発生して動画撮影するも逆に追われると、何度かヒョンソクとお互いに助け合った。
ヒョンソクとビル内を逃げ回って追い詰められるが、車の中に入ってゾンビに囲まれていた。
最後はヒョンソクとワンイを倒し、街へ出ていくがそのせいでゾンビたちを解放してしまう。

デヨン(演:タク・トゥイン)

代表作に『あなたのすべてが好き/恋するぽっちゃり革命』、『犬たちの戦争』などがあります。

ヒョンソクが勤める会社の同僚。肥満体。社長の言いなりでヒョンソクに倒される役としてやらされる。

ゾンビに扮してヒョンソクを襲うも一撃で倒され、鼻血を出すと肉を奢ると言われ立ち直る。
ヒョンソクがミンジョンに気があると知っていて、二人が上手くいく事を応援していた。
ゾンビを動画で撮る為に外へ出るが、ワンイが登場してデヨンの盾にされて噛まれてしまう。
最後はゾンビ化してミンジョンを盾にした社長がヒョンソクの機転で失敗し、噛み殺した。

テス(演:チェ・ソンミン)

代表作に『コックリさん』、『カフェ・ソウル』などがあります。

ヒョンソクが勤める会社の社長。元アイドル。YouTubeで動画を投稿するが、先月の収益が2万5千円となる。

ずっとスンジャから逃げ回っているが、ヒョンソクたちへの給料も3ヶ月も未納状態が続く。
ミンジョンには社長としてセクハラのような態度を見せ、ヒョンソクたちにパワハラする。
スンジャがゾンビを撃退する条件で滞納をチャラにすると聞き、事務所の外で動画を撮った。
最後はミンジョンを盾にするも失敗してしまい、ゾンビ化したデヨンに噛まれて死亡した。

ヒョンチョル(演:ユン・ジュノ)

本作が長編映画デビュー作となります。

オフィスビルの警備員。休憩時間にはブレイクダンスの動画を見て、独学でそれなりの動きをマスターする。

スンジャの付き添いとして一緒にオフィスビルを巡回し、ずっと言われた通りに動いている。
トイレの汚れにスンジャから理不尽なパワハラを受け、先輩に言われて仕方なく謝罪する。
ゾンビが発生して逃げるもワンイに噛まれ、ヒョンソクたちの事務所まで逃げて待機する。
最後は完全にゾンビ化してオフィスに逃げてきたスンジャを噛み、ヒョンソクに倒された。

イ・スンジャ(演:チョン・イジュ)

本作が長編映画デビュー作となります。

オフィスビルの女性オーナー。3ヶ月も賃料を払っていないヒョンソクの会社に警告を出している。

警備員を引き連れて歩いていると、出勤してきたヒョンソクに賃料を払うように警告した。
清掃員たちが帰ってトイレの汚れを見つけると、警備員たちに上から目線でブチ切れていた。
ワンイが人を襲うところを見て、オフィスビルの封鎖を命じてヒョンソクの事務所へ避難。
最後はビルを売りに出していると発狂するが、ゾンビ化したヒョンチョルに噛まれて死亡。

ワンイ(演:チョ・ギョンフン)

代表作に『サム/SOME』などがあります。

泥棒。弟分と中国から来たコンテナにある宝飾品を盗もうとして侵入し、中にいた猫に爪で引っかけられる。

少しずつ体調が悪くなっていき、車で逃げようとした時に凶暴化して弟分を食い殺していた。
翌日になって街へ繰り出し、スーパーで生肉を盗んで食っていると警察に追われて逃げる。
ヒョンソクたちがいるオフィスビルに入って、人を噛んで次々と仲間にしてしつこく追った。
最後はヒョンソクたちに倒されるが、また起き上がって外に出た彼らを追って街へ繰り出す。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は『カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2023』にてプレミア公開されています。
この作品は『恋愛の技術』や『イルジン』シリーズで知られるイ・スソンが監督を務めます。
2020年代に入ってからゾンビ映画の勢いがなくなっている中で、韓国のゾンビ映画という事で期待をしました。
しかし、レビューサイトでの評価が低く、韓国映画のゾンビなのにちょっと謎で実際に鑑賞しないと分からないと思いました。
鑑賞して分かったのはレビューサイトの評価が正しく、韓国映画なのに完成度がとても低く厳しい内容でした。
まず、大前提としてゾンビではなく感染系ホラー映画となっていて、その区別をつけていない時点で微妙でした。
確かに『新感染/ファイナル・エクスプレス』も純粋なゾンビ映画とは言えないが、ドラマの構成が上手く納得できました。
本作は韓国映画の良さであるドラマがあまりにも薄っぺらで、ゾンビの設定の微妙さを浮き彫りにしてしまいました。
主人公はテコンドーの元国家代表の控え選手という設定でしたが、そこまで強いという感じはなかったです。
そもそもテコンドーは相手を倒すよりポイントを取るスポーツなので、ゾンビを倒すほどの説得力がありません。
なぜなら感染した中年のオッサンと何度も遭遇して互角ぐらいの強さなので、テコンドーの弱さを際立たせる感じになりました。
全体的に低予算で作られている感じで、本当に韓国映画なのかと疑ってしまうぐらい内容がお粗末すぎました。
『新感染半島/ファイナル・ステージ』も微妙な出来だったので、今後の韓国ゾンビ映画に期待できないかもしれない作品となりました。

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