【ホスティル】VD-972

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洋画

作品データ

公開年月 2018/09/26
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 マチュー・テュリ
脚本 マチュー・テュリ
製作 ザヴィエ・ジャン
製作国 フランス
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

爆発的な伝染病が地球を襲い、わずか2~3千人の人類が生き残り、過酷な状況の中、食料とシェルターを必死に探し続ける生存者たち。
だが、そんな生存者たちは夜になると未知のクリーチャーによって狩られるような状態となり、人間は息を潜めて隠れるしかなかった。
ジェリエットは世界の終末を生き延びて、生存者グループの中でもタフな存在であったが、ある日ベースキャンプに戻る途中で車が制御不能となって事故を起こすのだった。

登場人物&出演者

ジュリエット(演:ブリタニー・アシュワース)

代表作に『死霊院/世界で最も呪われた事件』、『クリフハンガー/フォールアウト』などががあります。

主人公。ウイルスに冒された世界で生き残った人間の一人。生存者グループの中でも認められている存在。

物資調達に出て燃料を探し出すが、結局は見つけられず、逆にクリーチャー一体を見つけた。
ベースキャンプに帰る途中で夫と子供の写真が飛び、取ろうとして車が横転して重傷を負う。
夜になって徘徊するクリーチャーを警戒しながら、仲間との連絡を取って居場所を知らせる。
世界が崩壊する前はヤク中の売人だったが、ジャックによって救われ子供まで授かっていた。
ジャックとの将来の幸せを思い描いていたが、死産した事で悲しんで自分を失ってしまう。
自殺を考えるもジャックとの約束で止めて、クリーチャーを倒そうとして罠を使って倒した。
最後はクリーチャーがジャックと知り、一緒に自殺するような形で銃口を向けて発砲した。

ジャック(演:グレゴリー・フィトゥーシ)

代表作に『影の殺人鬼』、『漆黒の闇で、パリに踊れ』などががあります。

ヒロイン。画廊を開く金持ち。元々はパリに住んでいたが、財産を引き継ぐ為にニューヨークまで来ていた。

画廊にいたジュリエットが自分の客じゃないとひと目で知るが、美人という事で声をかけた。
そのまま家まで一緒に行くと、名前を聞かないまま数時間の会話をするも肉体関係は持たず。
ジュリエットがケガした状態で家に来ると、彼女を薬物依存症から立ち直らせる為に手伝う。
結婚するまでジュリエットが回復して、赤ん坊を授かる事になって二人とも喜んでいた。
ジュリエットが出産まで順調に行っていたが、その時になって死産と分かって二人で悲しむ。
自暴自棄になってトラブルを起こすジュリエットを追って、振り回される事に辟易していく。
ニューヨークでテロリストによる化学兵器が使われ、それに巻き込まれるも生き残っていた。
最後は医者ですらお手上げ状態となってしまい、ジュリエットが知らないうちに処分された。

クリーチャー(演:ハビエル・ボテット)

近年の出演作に『ドラキュラ/デメテル号最期の航海』、『獣の棲む家』などががあります。

ニューヨークで起きたテロリストによる化学兵器の攻撃で感染した人間の成れの果て。

やせ細ったような体をしていて、皮膚も爛れている部分と顔面が崩れているような見た目。
光に対して弱く昼間は暗い場所に潜み、夜になると外に出て食べる為に生き物を襲う。
車が横転したジュリエットの存在を聞きつけると、しつこく捕まえようとするも失敗する。
何度もジュリエットを捕まえようとして、銃撃や光を使われて失敗するも諦めずにいた。
近くを通りかかった男がジュリエットを殺そうとして、逆にエサとして捕まえて食べていた。
自殺を止めて倒そうとしたジュリエットの罠で銃撃され、日が昇る時に這って近づいた。
最後はジャックがしていた仕草でジュリエットに伝え、一緒に死ぬような形に発砲された。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作は世界の映画祭で17部門で受賞し、65部門にノミネートされています。
この作品は長編映画監督デビュー作となったマチュー・テュリが務めています。
まず、多くの映画賞で受賞やノミネートされているという宣伝について、これはまったく信用していません。
ただでさえ、有名なアカデミー賞やゴールデン・グローブ賞も大人の事情が絡んでいるので、マイナーな映画賞はもっとあると思います。
個人的にはそれっぽいテーマを扱って、それっぽい雰囲気に仕上げれば、みんなで持ち上げて箔をつける為に受賞やノミネートさせると思っています。
今回の作品はおフランスの映画であって、感染系ホラー映画とも言えるジャンルながらラブストーリーを絡めています。
むしろ、ラブストーリーがメインであって、現行の主人公にとってのサバイバルはオマケみたいな印象でした。
まさにフランス映画という事で「愛」がすべてという描写であり、主人公はヒステリックでヤク中の女性でどこに魅力があるのか分かりません。
夫となる男性がそこまで主人公に入れ込むほどの理由がよく分からず、残念ながら単なるいい人でリアリティが感じられなかったです。
文明が崩壊した現行の物語と、過去に主人公と夫との出会いを交互に描いているのでバランスをしっかり取られない中途半端になってしまう。
しかし、本作は思い切ってラブストーリーを重視してサバイバルをオマケにしているので、バランスは良くなかったです。
そもそも、主人公が危険に陥る理由があまりにも自業自得であり、最終的に救助が断念されると逆恨みという感じで脅迫もしてしまう。
最初から印象が良くない主人公が必死に生きていく世界での成長がなく、自分勝手な行動に共感や同情もありません。
それと夫に言われて諦めないように生きていたが、クリーチャーが彼と分かって諦める選択も納得できるところがなかったです。
とは言っても、フランス映画らしくハッキリとラストを見せないので、主人公が生きている可能性を残している。
ただ、それも逆効果になっていて、全体的に主人公の魅力がないから微妙だと思いました。

コメント

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