作品データ
あらすじ
ウェイ・チョンゴンは離れて暮らす娘のホワンホワンが誕生日を迎え、イルカを見る人気のクルーズ船ツアーとともにやって来た。
さまざまな人が乗り合わせる中で突然の大波が起きると、水中で何かを見た船員たちだったがクルーズ船が転覆して生存者は無人島に漂流する。
安心したのも束の間、巨大蛇が出現して人々を襲っていく中、ホワンホワンも呑み込まれてしまい、ウェイは娘を助ける為に危険なジャングルへ入っていくのだった。
登場人物&出演者
・ウェイ・チョンゴン(演:イン・チャオトー)
代表作に『ハーバー・クライシス/都市壊滅』、『アウトサイダー』などがあります。
主人公。ホワンホワンの父親。別居している妻から娘を引き取り、誕生日プレゼントとして手製の無線機をあげた。
大蛇による襲撃で船が転覆して無人島に流れ着き、娘が呑み込まれると助け出そうとした。
フージーの活躍で島の生物の襲撃から助かるが、チョウとの合流で娘が死んだと聞かされる。
無線機から声で生きていると知って、すぐに見つけてスー・チエンとともに救出していた。
最後はフージーの活躍で大蛇が倒されると、呑み込まれた娘に人工呼吸をして生き返らせた。
・ホワンホワン(演:エイミー)
代表作に『Guilt by Design』、『1950/鋼の第7中隊』などがあります。
ヒロイン。ウェイの一人娘。父親とは別居している状態で、誕生日プレゼントに手製の無線機をもらった。
大蛇による襲撃で船が転覆して無人島に漂着すると、父親と連絡を取るも呑み込まれていた。
穴で目を覚まして無線機で必死に連絡を取り、生まれた子蛇を手懐けて危機を回避していた。
父親との連絡が見つかって助け出されると、フージーたちの活躍でジャングルを抜け出す。
最後はまたも大蛇に呑み込まれフージーが倒すと、父親の人工呼吸によって生き返った。
・フージー(演:ナオメン・エルデニ)
代表作に『シン・ジョーズ/最強生物の誕生』、『Drawing Sword: Fighting Ghost Cry』などがあります。
クルーズ船のツアーに参加していた大柄の男性。みんなで楽しんでいる中で一人だけ寝そべっていた。
大蛇による襲撃で船が転覆して無人島へ漂着すると、積極的に生存者を助けようとしていた。
ウェイが娘を助けたい気持ちを汲み取って、消防斧と消化器を持ち一緒にジャングルへ入る。
元救助隊で妻子を亡くしており、ウェイの気持ちを知っていて島の生物たちと戦っていた。
最後は囮となって大蛇の気を引いていくと、ガオ・ファンとの連携で倒して生還を果たした。
・ガオ・ファン(演:ファン・ジンタン)
代表作に『Kuang Dao』などがあります。
クルーズ船のツアーに参加していた青年。以前からスー・チエンの事が好きで告白を無理やりさせられる。
失敗して悔しがっていると大蛇による襲撃で船が転覆し、呑み込まれたスー・チエンを見た。
ウェイが娘を助けに行くと宣言して同行すると、島における危険な生物から逃げていた。
穴に落ちていたスー・チエンをウェイが助け出し、フージーとともに大蛇の気を引いていた。
最後はフージーの活躍で大蛇が燃やされて死亡すると、スー・チエンたちと生還を果たす。
・スー・チエン(演:レモン・リー)
代表作に『スノー・モンスター』、『ジュラシック・アース/新たなる覇者』などがあります。
クルーズ船のツアーに参加していた若い女性。グループで来ていて、ガオ・ファンの告白を受けようとした。
大蛇の襲撃でクルーズ船が転覆して無人島へ漂着すると、そのまま呑み込まれてしまう。
エサとして穴の中で目を覚ますと、子供のホワンホワンに近寄って無線機での連絡を試す。
チョウの裏切りで置いていかれるが、ホワンホワンが子蛇を手懐けるも危険が及んでしまう。
最後はウェイやガオ・ファンに助け出され、フージーが大蛇を倒して生還を果たす事になる。
・チョウ(演:ヘ・ボー)
代表作に『The Rebirth of a Flourishing City』、『Black Crisis』などがあります。
クルーズ船のツアーに参加している成金。多額の借金を抱えていて、参加する借金取りに詰められていた。
大蛇による攻撃で船が転覆して無人島へ漂着すると、ホワンホワンたちと呑み込まれていた。
卵がある場所へエサとして置かれると、目を覚まして穴から出ようと必死になっていた。
生存者たちの協力で一人だけ外へ出ると、娘を探すウェイたちと合流して全員死んだと話す。
最後はウソがバレて逃げ出すが、再び穴に落ちてしまうと生まれた大蛇の子供に食われた。
感想
[個人的な評価]
本作は中国映画の『大蛇』シリーズの2作目となっています。
この作品の3作目が『ジュラシック・アース/新たなる覇者』となっていて、タイトルが統一されていないのは罠です。
『ジュラシック・アース/新たなる覇者』ではまさかの夢オチみたいなクソ展開だったが、本作は王道のパニック映画となります。
シリーズの2作目であるけど、適当な中国映画に整合性を求めるのは間違っていて、当然ながら物語の繋がりはありません。
なので、単体の映画として鑑賞しても大丈夫ですが、ストーリー性がほぼなく大蛇に追いかけられるだけの内容でした。
シリーズの繋がりとして大蛇などがいる島の設定かもしれませんが、これに関しても適当なので気にする必要がありません。
まず、海へ大蛇が出ていく意味がよく分からず、子供たちの為にエサだという名目と考えても島の動物で賄えないのかと思ってしまう。
それと肝心の大蛇の大きさが安定しておらず、初登場は怪獣レベルなのに、物語が進んでいくと小さくなっていきます。
さすがは中国映画という適当さであり、物語もシリアス一辺倒ながら誰でも思いつくような内容だから単純に面白くありません。
それに主人公が娘を助けようと乗り出すのはいいが、活躍するのが別の人だから物語の視点も微妙としか言えません。
所詮はアイデアをあっちこっちでパクった内容なので、最初から期待していないが、中国映画らしく強引に家族愛を持ち出していました。
このシリーズに需要があるから作っているだろうけど、この程度で満足できる中国人はとても幸せだと思いました。
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