【THE CAT/ザ・キャット】VD-960

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作品データ

公開年月 2011/07/07
ジャンル ホラー
原作 なし
監督 ビョン・スンウク
脚本 ビョン・スンウク
製作 イ・ジュンドン、イ・ドンハ、ほか
製作国 韓国
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

幼い頃のトラウマで閉所恐怖症に悩むソヨンは、ペットショップで動物たちに癒やされながらトリマーとして働いていた。
そんなある日、ソヨンが担当した猫のビダンを迎えに来た飼い主がエレベーターで謎の死を遂げ、残された猫を引き取った友人までもが変死を遂げる。
これらの不可解な事件と並行して、ソヨンは突然として不思議な幼い少女の幻覚が見えるようになるのだった。

登場人物&出演者

ソヨン(演:パク・ミニョン)

本作が長編映画デビュー作となります。

主人公。ペットショップでトリマーとして働く。過去のトラウマのせいで閉所恐怖症を患い狭いところが苦手。

面倒をみた猫の飼い主が変死を遂げた事で預かるが、そのせいで少女の幽霊を見てしまう。
ボヒと猫を引き取ると、彼女の部屋にいたのに心臓麻痺に気付かずジュンソクに責められる。
保健所の係長や職場の社長が次々と死亡し、ボイラー室から逃げた猫たちが原因だと知る。
最後はボイラー室でヒジンの遺体を見つけて解放し、閉所恐怖症を克服して父親と面会した。

ジュンソク(演:キム・ドンウク)

代表作に『国家代表!?』、『神と共に』シリーズなどがあります。

ボヒの元カレ。ボヒに言われて警察官の試験を受けて合格した。その前に別れているが未だにボヒを忘れられない。

ソヨンがトリミングした猫の飼い主が変死し、猫の扱いに困っていると彼女が来て預けた。
ボヒが心臓麻痺で死亡し、その場にいたソヨンにブチ切れるも警察署に来た彼女に謝罪した。
ソヨンから猫が関係しているとして調査し、その過程で数人の死亡事件に関わっていく。
最後はボイラー室でヒジンの遺体を見つけたソヨンと合流し、父親の面会の送り迎えもした。

ボヒ(演:シン・ダウン)

代表作に『ミッドナイトFM』、『タイム・クライム』などがあります。

ソヨンの女友達で同じトリマー。ジュンソクと付き合っていたが、真面目すぎるという事で振っている。

ソヨンからの電話でジュンソクが警察官になったと聞いて、特に興味を示さない返事をした。
以前からソヨンが片思いだと知っていて、猫を引き取る時に聞いたが別の事だと言われた。
家に猫を持ち帰ってトリミングの練習台にしようとして、拒否されて逃げられてしまう。
最後は猫を捕まえるも少女を見て心臓麻痺を起こして、ソヨンが病院に連れて行くも死亡。

ペットショップ社長(演:イ・ハヌィ)

代表作に『カンナさん大成功です!』、『第7鉱区』などがあります。

ソヨンが働くペットショップの社長。オカマ口調。動物はあくまでビジネスする為の道具としか考えていない。

金持ちの客から言われた事をそのまま実行し、ソヨンの注意に対して一切聞く耳を持たず。
ソヨンがトリミングした猫の飼い主が死亡して、引き取るも気持ち悪いとして追い出した。
仕事に来ないソヨンに電話でブチ切れると、あの猫が勝手に店へ入ってイライラをぶつける。
最後は倉庫に閉じ込められると、少女の幽霊によって顔を引き裂かれて死亡してしまう。

イ係長(演:イ・ジュンオク)

代表作に『エクストリーム・ジョブ』、『呪呪呪/死者をあやつるもの』などがあります。

保健所の職員。猫のトリミングを練習台にしたいボヒと、付き添いで来たソヨンに収容された猫たちを見せる。

劣悪な環境の中で猫たちを安楽死させるのが仕事で、動物に対する愛情は一切持たない。
ボヒが気に入った猫に「クズ」という名前をつけていて、引き取る事で手間がなくなった。
心臓麻痺で死んだボヒが引き取った猫が戻ってくると、危険だとして安楽死をさせた。
最後は少女の幽霊が現れて焼却炉に引き込まれ、ソヨンとジュンソクが遺体を見つけた。

ヒジン(演:キム・イェロン)

本作が長編映画デビュー作となります。

アパートに住んでいた少女。父親は酒浸りで祖母に育てられていた。ボイラー室の猫たちと遊んでいた。

住民からの苦情で増えた猫たちの始末として、ボイラー室が封鎖され一緒に閉じ込められた。
そのせいで餓死して、死んだ猫たちと同様に恨みを持って生き残った猫を飼う人間を殺害。
ずっとソヨンの前に登場して脅していたが、結果的に邪魔となる人間を次々と消していった。
最後はソヨンによってボイラー室で遺体を見つけてもらい、ようやく成仏を果たす事になる。

感想

[個人的な評価]

評価 :2/5。

本作はテレビドラマで活躍するパク・ミニョンが長編映画デビュー作となります。
この作品は『愛するときに話すこと』で知られるビョン・スンウクが監督と脚本を務めます。
猫を起点にして飼った人間を次々と殺害していく中で、主人公が直接的な被害を受けないのにヒステリーを起こすという展開でした。
とにかく、主人公のヒステリーぶりが凄まじく、単なる被害妄想にしか見えないから段々と飽きてきます。
同じようなパターンが繰り返す度に主人公は同じような反応しかせず、どう見ても死神にしか見えなかったです。
猫と同化した少女の霊が現れるだけでケガもせず、ただ怯えているだけだと何もしていない事になります。
物語が進んでいくと少女の幽霊についての真実が分かってくるが、主人公はただ誘導されるだけで意味を感じなかった。
それと主人公が閉所恐怖症という設定だが、これに関してはご都合主義となっていて思い出したかのように使っていました。
狭い空間がダメなのは分かるけど、狭い自宅が平気なのに、そこそこ広い保健所がダメなのはちょっと無理がありました。
単純に恐怖の演出として使っているだろうけど、これが猫と同化した少女との関連性を持たせるのも強引すぎました。
そもそも主人公が閉所恐怖症になった経緯の説明がなく、父親との確執についても語られていないから雑を感じてしまいます。
本来なら閉所恐怖症と父親の確執が物語の中心に置くべきなのに、少女の霊との関係性がないから無意味にしか思えなかったです。
全体的に思いついた設定を適当に入れていて、最終的に回収できないまま終わったような感じでスッキリしません。
それこそ、猫である必要性がないし、主人公との接点も薄いから全体的に説得力が欠けてしまったのが一番の微妙なところでした。

コメント

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