【ビバリウム】RE-3886

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洋画

作品データ

公開年月 2020/03/27
ジャンル ホラー/コメディ
原作 なし
監督 ロルカン・フィネガン
脚本 ギャレット・シャンリー
製作 ジョン・マクドネル、ブレンダン・マッカーシー
製作国 ベルギー、デンマーク、アイルランド
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

マイホームを夢見る若いカップルのトムとジェアはある日、足を踏み入れた不動産屋に“ヨンダー”という住宅地を紹介される。
早速と現地に向かってみると、そこは人の気配がまるでなく、同じ建物が整然と並ぶ薄気味悪い場所で二人は不動産屋に案内されるまま“9番”の家を見学していく。
いつの間にか不動産屋は姿を消し、二人は帰ろうと車を走らせても出口にたどり着けず、気付く“9番”の前に戻ってしまい、仕方なくそこに住む事になるのだった。

登場人物&出演者

ジェマ(演:イモージェン・プーツ)

近年の出演作に『フレンチ・イグジット/さよならは言わずに』、『ファーザー』などがあります。

主人公。小学校の教師をしている。恋人のトムと同棲する為の家を見に行こうとマーティンの不動産屋に行く。

「ヨンダー」の家が想像と違っていたが、マーティンに声をかけられて見に行く事にした。
到着すると不気味な笑顔のマーティンから話しを聞くと、庭に出ると彼がいなくなった。
街から脱出できず赤ん坊を育てる事になるが、トムと関係が悪くなって少年と一緒に過ごす。
最後はトムが衰弱死して、自身も役目が終わった事で衰弱死し、成長した少年が処分した。

トム(演:ジェシー・アイゼンバーグ)

近年の出演作に『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』、『沈黙のレジスタンス/ユダヤ孤児を救った芸術家』などがあります。

ヒロイン。ジェマの恋人で庭師のような事をしている。二人で同棲する家を探す為に不動産を訪れた。

マーティンの押し付ける営業を拒んでいたが、ジェマが家を見に行くという事で同行した。
庭を見ているとマーティンがいなくなり、帰ろうとするも街を脱出できず赤ん坊を育てる。
穴を掘るという日課に囚われ、次第に少年へ愛情を持つジェマとの仲が悪くなっていく。
最後は衰弱しきってジェマとの想い出を話し、結局は死亡して成長した少年に処分された。

マーティン(演:ジョナサン・アリス)

代表作に『ジャッカル』、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』などがあります。

不動産屋。ジェマとトムとが家を見に来ていると、落ち着かない様子でずっと二人の動きを観察していた。

思い切ってジェマとトムに声をかけると、商品である「ヨンダー」について紹介をしていた。
ジェマとトムが戸惑った状態になっていると、内見を強引に進めていく一緒に向かった。
庭に出て見ていたジェマとトムたちの前からいなくなり、黙って不動産屋に戻っていた。
最後は年老いて苦しんでいると成長した少年が来て、名札を渡して死んで処分されていた。

少年(演:セナン・ジェニングス)

代表作に『Royally Ever After』、『WOLF/ウルフ』などがあります。

ジェマとトムが預かった赤ん坊が成長した姿。子供の姿をしているのに声が低く急に奇声をあげている。

ジェマを「ママ」として認めるが、敵意を持っているトムに対して「パパ」とは思わない。
朝食が出されるまで奇声を発し、出されると止まって食べ出すなど普通の人間ではない。
本を手に入れるも文字が意味不明で、テレビをつけると意味不明な模様をずっと見ていた。
最後は本をもらった何かの真似をしてジェマを驚かせ、歩み寄って距離がまた離れてしまう。

青年(演:エアンナ・ハードウィック)

代表作に『エクリプス』、『レイクランド』などがあります。

ジェマとトムが育てた少年が成長した姿。ジェマを「ママ」として呼ぶが、トムについては他人として見ている。

少年時代にもらった本を欠かさず持っていて、ジェマとトムたちを家に入れないようにする。
街を歩いていくとジェマの追跡を気にせず、どこかへ向かって夜には必ず家まで戻っている。
トムが死亡して死体袋に入れて掘った穴に入れ、ジェマに攻撃されると別の次元に逃げ込む。
最後はジェマが役割を終えて死ぬと死体袋に入れて、以前のマーティンと入れ替わっていた。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は若いカップルが精神的に追い詰められていく不条理ホラーとなります。
この作品は『Without Name』で知られるロルカン・フィネガンが監督を務めています。
娯楽映画とはかけ離れた社会派映画であり、内容は単純でありながら敢えて説明を省く事で高等な作品に見せています。
つまり、これを評価する人というのは自分が他人よりも上だという優越感を味わう為に用意された内容と言えます。
考察させようとしているタイプの作品であるが、個人的には納得できる部分とできない部分がありました。
まず、娯楽映画じゃないので面白さは皆無であり、淡々と繰り返される毎日で主人公たちの体力と精神を奪っていきます。
ただ毎日を生きて人間とも言えないような子供を育てる役目だが、ハッキリ言って目的が不明すぎて考える意味がない。
そもそも、監督は最初からカップルに課せられる相手側の理由なんて考えておらず、とにかく現代社会に対する風刺をやりたいだけです。
便利な世の中になって情報化社会において、人間が一人ですべてを把握できないような文明の進化を果たしています。
しかし、それは人間が依存してしまっている事で、これを取り上げた時に何が残るかという哲学にも繋がっています。
残念ながら個人的に映画に哲学を求めていないので、考察する以前の問題として面白さがないからそれで終わりという感じです。
ただ、世界観の作り方や不気味な雰囲気、意味不明な子供の存在などインパクトに残るような設定だと言えます。
最初から説明する気がないから謎というごまかしを使っているが、それにハマった時点で監督の思うツボだと思います。
改めて言うと、この作品にも登場している味のない食べ物のように、本作もまた味のない何かという感じでした。

コメント

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