作品データ
あらすじ
同級生たちと比べて流行に高校生のエヴァーは、クラスメイトたちと一緒に野外授業へ行く事となった。
しかし、車の事故でバスは崖下へ転落し、その直後にラジオから「国家が化学攻撃を受けている」という奇妙な放送を受信する。
突然の異常事態に混乱するエヴァーたちをゾンビが突然襲い、彼らは近くの廃墟まで逃げ込むもヤツらは追いかけてくるのだった。
登場人物&出演者
・エヴァー(演:ブリアンヌ・チュー)
代表作に『クルキッドマン/歪み男』、『海底47m/古代マヤの死の迷宮』などがあります。
主人公。女子高生。アジア系で地味な存在。化粧や服装も地味で、迎えに来たタマラからダメ出しされていた。
バスが途中で事故に遭ってゾンビが襲ってくると、クラスメイトを助けられずに逃げ出した。
廃墟で待機していると同じクラスメイトを助けようとゾンビを中に入れ、色々とぶち壊す。
勝手に行動して真実を知ってチップを倒し、檻からみんなを出してスティーヴンを振った。
最後はランダルに薬を与えて凶暴化させるが、女子みんなで倒してタマラと仲直りをした。
・タマラ(演:アリ・ギャロ)
代表作に『Before I Go』などがあります。
エヴァーのクラスメイトの女子高生。エヴァーとは真逆で派手な服装や化粧をする。ダニーたちに憧れている。
地味すぎるエヴァーの服装を見てガッカリし、車の運転中にランダルを追突して謝罪する。
バスが事故に遭ってゾンビが襲うと、ランダルたちについて行くがジェイミーたちと動く。
エヴァーが死んだとランダルに聞かされたが、すべてがウソだと分かって反撃をしていった。
最後は主犯格のランダルをぶっ飛ばし、微妙になっていたエヴァーと仲直りをして喜んだ。
・ダニー(演:ユリア・シェルトン)
代表作に『NO RULES/ノー・ルール』、『ザ・スイッチ』などがあります。
エヴァーのクラスメイトの男子高生。アメフトの選手。筋肉自慢でランダルたちが大好きでずっとからかっている。
バスでもランダルたちにちょっかいを出し、ロレンツォ先生が食われるとみんなと逃げた。
ロレンツォ先生がゾンビに襲われてランダルたちに付いていくが、リーダー面をしていた。
ハントがゾンビに捕まって薬を打たれ、暴走する偽ゾンビに高所から落とされるも無事。
最後は檻から解放され、剣を振るうランダルの前に出て斬られるも死なずライアンと仲直り。
・ジェイシー(演:ロー・グラハム)
代表作に『YOGAN/ヨウガン』、『フライング・ジョーズ』などがあります。
ダニーの恋人。ブランド物の派手な服装で課外授業に参加する。ダニーが単位を取りたいから付いていった。
バスが事故にあってシートに思い切って鼻が当たり、折れなかったが酷い出血をしていた。
ゾンビの襲撃でみんなと廃墟まで逃げると、一緒に行動するタマラを見下す発言をする。
ダニーが死んでゾンビ化したランダルたちに言われるが、エヴァーのおかげでウソだと知る。
最後は女子みんなランダルをボコボコにして、タマラに対する失言を謝るほど仲良くなる。
・ハント(演:C・J・ルブラン)
代表作に『キング・ホステージ』、『黒い司法/0%からの奇跡』などがあります。
ダニーの親友で体を鍛えている。ランダルやスティーヴンのオタクたちおからかう事が大好きすぎる。
タマラと話していたランダルにジュースが当たって、テンション高く笑っていバカにする。
みんなから「ジャンプストリート」と呼ばれている事を知らず、タマラに言われて知った。
廃墟にゾンビが入ってくると戦っていたが、数に負けて捕まって檻に入れられてしまう。
最後はエヴァーが全部ぶち壊して自由になると、ダニーとライアンが仲直りしたと知った。
・ライアン(演:ブレイク・バート)
代表作に『ピッチ・パーフェクト2』、『ジオストーム』などがあります。
肥満体の男子高生。課外授業でバスが出発しようとした時、一番最後に遅れて腹が大きくて通るのに時間がかかる。
バスが事故に遭遇してゾンビが襲ってくると、エヴァーたちに付いて行けず別行動で逃げた。
エヴァーたちが奥へ来ると姿を現して、外であった出来事をこまかく話してみんなと逃げる。
過去に減量キャンプでダニーと一緒にいたが、結局痩せられず彼にも見捨てられてしまう。
最後はランダルの仕組んだ事だと分かってボコボコにして、ダニーと友情を取り戻していた。
・スティーヴン(演:ドリュー・シャイド)
代表作に『ハロウィン』シリーズ、『インバトル』などがあります。
エヴァーのクラスメイトの男子高生。オタクでランダルの友人。エヴァーが自分に似ているとして片思いしている。
バスが崖下に落ちてしまい、ランダルとみんなを誘導して廃墟となった建物へ入っていく。
ランダルの指示に従って動いていて、エヴァーと近づくチャンスとして一緒に行動していた。
実はいじめっ子たちに仕返しする為にランダルと計画したが、ケガ人が出てビビってしまう。
最後は薬を打ったクラスメイトたちの檻へエヴァーに入れられ、ボコボコにされて倒された。
・ランダル(演:ベンジャミン・ワズワース)
代表作に『Preydators』、『Joy Comes in the Morning』などがあります。
エヴァーのクラスメイトの男子高生。オタク。エヴァーたちとは6年生から一緒だが相手にされていない。
ダニーたちによるイジメを受け入れていて、バスが事故に遭うと積極的にみんなを誘導する。
的確な指示を出して廃墟の防御を固めていくが、エヴァーのせいでぶち壊しになってしまう。
主犯格としてタマラを手に入れようとしていたが、またもエヴァーによって邪魔されていた。
最後は女子生徒たちにボコボコにされ、スティーヴンと一緒に拘束されて廃墟に放置された。
・ロレンツォ先生(演:ピーター・ジャイルズ)
代表作に『イエスマン “YES”は人生のパスワード』、『オードリー・ヘプバーン物語』などがあります。
高校の課外授業で張り切っている。生徒たちのテンションが低い中で、スクールバスの前でスマホを回収する。
目的地へ出発する前にテンションの高い演説をするが、明らかにスベっても気にしない。
道中は平然と居眠りをするも道の悪さで運転手に文句を言って、そのせいで崖下に落ちる。
バスに入りたい男の為にドアを開けると、顔を噛みちぎられ運転手にもボコボコにされた。
最後は死んだと思われていたが、バスを修理して出発すると目を覚まして生徒が驚いた。
・チップ(演:ジョシュア・ミケル)
代表作に『ラスト・シフト/最期の夜勤』、『エクストラクション』などがあります。
ドラッグの売人。いじめっ子のせいで人生が壊れてしまい、2度も捕まって刑務所を経験している。
同じいじめられっ子のランダルから計画を持ち出されて、リセットする為に協力していた。
ゾンビ化した男に扮してロレンツォ先生の顔を食いちぎって、他の生徒たちを凶暴化させる。
特別に調合した緑色の薬を持っていて、人生をやり直す為にいじめられっ子を殺そうとした。
最後は油断して逃げようとしたエヴァーを追うが、反撃を食らってあっさりと倒されていた。
感想
[個人的な評価]
本作はホラー映画で有名なブラムハウスからの作品となります。
この作品は『ネイバーズ』で知られるマーカス・ダンスタンが監督と脚本を務めています。
ブラムハウスはホラー映画を専門としている映画会社という認識があって、及第点の作品を多く作っているイメージがあります。
なので、必然的に本作への期待を持ちましたし、何よりゾンビ映画という事でこれは鑑賞しておかないといけないと思った。
主人公は地味で目立たない存在であるけど、ゾンビに襲われてから一気に存在感を出して目立つようになります。
これが勇敢な行動であると思ったら、せっかく安全な場所を確保しているのにすべてをぶち壊すような事をしてくれる。
この時点で主人公の価値が一気に下がってしまうのに、主導権を握って物語を動かすような存在になって久々にイライラさせられました。
主人公が物語の主導権を握った瞬間から他の脇役は雑魚になりさがってしまい、何をやっても最終的に勝つ事が決定しました。
問題はここから一気にどんでん返しという禁術とも言える手法を使うが、ここまで裏目に出るのは逆に珍しいと感じた。
予想を裏切る展開としてやろうと考えいたけど、主人公のマイナスポイントがあまりにも大きすぎてフォローできていない。
それどころか逆効果になっていて、ゾンビ映画じゃないパターンという一番冷めるような展開で更に苛立ちを与えてくれました。
これは『カメラを止めるな!』のようなタイプの作品だが、ここまで苛立ちを覚えるのは『テリトリー・オブ・ザ・デッド』以来だと思います。
主人公のセリフが全部矛盾しているところも、ワザとやっているんじゃないかと疑うほどツッコミどころ満載だった。
ハッキリ言って、こういう作品を作るブラムハウスにはガッカリしたし、今後は積極的に観ないようにしようと決めました。
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