【RE-ANIMATOR/死霊のしたたり3】RE-3854

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洋画

作品データ

公開年月 2003/04/04
ジャンル ホラー
原作 H・P・ラヴクラフト 『死体蘇生者ハーバート・ウェスト』
監督 ブライアン・ユズナ
脚本 ホセ・マヌエル・ゴメス
製作 フリオ・フェルナンデス、ブライアン・ユズナ
製作国 アメリカ、スペイン
鑑賞方法 動画配信サービス

あらすじ

ハーバート・ウェストが開発した「死体蘇生薬」で生き返った死体が無関係の女性を殺害し、言い逃れできずついに逮捕されて刑務所へ収監された。
13年後、ウェストは収監された状況でも限られた素材を使って蘇生薬の研究を続け、小さなネズミを捕まえて実験を繰り返していた。
刑務所に新人の医師が就任するが、13年前に死体が殺した姉の弟で正体を隠しながら、助手としてウェストを指名するのだった。

登場人物&出演者

ハーバート・ウェスト(演:ジェフリー・コムズ)

近年の出演作に『デッド or キル』、『オズの魔法使い』などがあります。

主人公。13年前に蘇生した死体がハワードの姉を殺害し、その悪事がバレた事で刑務所に13年も服役する。

ハワードの指名で助手になると、13年前に失った薬を彼が持ち出して研究を再開させる。 理性を取り戻す実験をすでに成功させ、死んだローラに所長のエネルギーを注入して成功。 所長にネズミのエネルギーを注入させるも反撃を受け、薬を奪われるも取り戻そうと動いた。 最後は所長を電気椅子で処刑すると、ハワードの身分証を手に入れて刑務所から脱獄した。

ハワード・フィリップス医師(演:ジェイソン・バリー)

代表作に『ミラーマスク』、『新・死霊の沼』などがあります。

ヒロイン。医学部を首席で卒業して刑務所の医師としてやって来る。助手として医療経験のあるハーバートを指名する。

ハーバートの実験を調べ尽くしていて、死んだ姉を生き返らせようと研究の手伝いをする。 ローラと肉体関係を持って彼女を後押ししたが、そのせいで殺されると薬で生き返らせた。 刑務所で暴動が起きて一度逃げるが、鎮圧部隊と一緒に戻ってローラを助けようとした。 最後はローラにボコボコにされるも首を切り落とし、精神が崩壊して姉と混乱して捕まった。

ローラ・オウニー(演:エルザ・パタキー)

近年の出演作に『ソー:ラブ&サンダー』、『INTERCEPTOR/インターセプター』などがあります。

新聞記者。刑務所を取材する為に訪れていた。ブランド所長から電気椅子の説明を詳しく受けていた。

すぐにハワードに惚れて家に連れて行くと、そのまま肉体関係を持って取材を続けていく。 モーゼズの独房に入って襲われ、あとから来た所長に反抗したせいで首を締められ死亡した。 ハーバートの薬で生き返り、微小プラズマで理性を取り戻すも所長の影響で凶暴化もした。 最後は助けに来たハワードをボコボコにするが、首を切り落としてもらうもまだ生きていた。

カブレラ(演:エンリケ・アルセ)

代表作に『ターミネーター:ニュー・フェイト』、『スモールワールド』などがあります。

刑務所の囚人。武闘派でリーダー格。ネズミをペットにしているが、ハーバートに奪われたとして目をつける。

ネズミを返すようにハーバートを脅迫するが、まったく相手にされず殺そうと誘い出した。 運動場に来たハーバートからネズミを渡され殺害を止め、モンチョから鍵を奪い暴動が発生。 ローラを犯そうと追い回すも所長の人格で体を真っ二つにされ、薬を注入されて生き返った。 最後は上半身だけでハーバートに襲いかかるが、杖でボコボコにされて反撃できなくなる。

モーゼズ(演:ニコ・パクサス)

代表作に『バルセロナの恋人たち』、『REC/レック2』などがあります。

刑務所の囚人。長身でスキンヘッド。常に怯えているような状態で、聖書を片手に神への救いを求めている。

同室のカブレラからネズミ以下の扱いをされ、運動場で心臓発作を起こして苦しんで死亡。 ハワードが所持していた13年前の薬をハーバートに打ち込まれ、生き返ると暴走していた。 拘束着で縛られ独房に入ると、取材に来たローラを襲うもブランド所長の耳を噛みちぎった。 最後は鎮圧する為に来た警察に襲いかかると、危険だと判断されて蜂の巣にされて倒れた。

モンチョ看守部長(演:ロロ・エレーロ)

代表作に『ターミネーター2018』、『シャドー・チェイサー』などがあります。

刑務所の看守部長。ハーバートを“アインシュタイン”と呼んでバカにするが、逆に無能と罵られる。

ハーバートがハワードの助手になる紙を手渡し、揉めていたカブレラたちを止めていた。
再び取材したいローラがやって来ると、賄賂をもらってモーゼズの独房に入れていた。
カブレラのネズミに鼻先を食いちぎられ、所長に助けを求めるも杖で殺されて薬で生き返る。
最後は所長の言いなりで見回りするが、鎮圧部隊が暴動を制して外でなぜか待機していた。

ブランド所長(寝:サイモン・アンドリュー)

代表作に『鮮血の花嫁』、『午夜死神』などがあります。

刑務所の所長。取材にやって来たローラを特別扱いして、死刑囚を処刑する電気椅子の部屋まで紹介していた。

モーゼスが生き返って騒ぎになって来ると、モンチョに拘束させて強引にその場を処理した。
再び刑務所を訪れたローラが勝手にモーゼスに取材し、反抗的な態度から首を絞めて殺した。
ハーバートが微小プラズマを抽出する為に殺され、生き返らせネズミのモノを注入される。
最後はネズミ化してローラを襲うも局部を食いちぎられ、ハーバートに電気椅子で再び死亡。

感想

[個人的な評価]

評価 :3.5/5。

本作は『死霊のしたたり』シリーズにおける3作目となります。
この作品は製作を務めていたブライアン・ユズナが前作に引き続き監督を続投しています。
前作ではグロテスクな描写が盛りだくさんだったが、本題に入るまでのテンポがちょっと悪くもったいないと感じました。
13年ぶりの続編となっていますが、しっかりとその時間経過を作品にも使っているから主人公のハーバート・ウェストは引き続き登場します。
もちろん、ハーバート・ウェストを演じるのはジェフリー・コムズですが、相変わらずのマッドサイエンティストぶりが嬉しい限りです。
ジェフリー・コムズは年齢を感じさせるところがありますが、逆に歳を重ねたからこそ冷静さの中にある狂気が際立っています。
相変わらずパートナーがいないと研究ができない状態だが、本作では青さがなくなって妙に落ち着いている感じに安心感があります。
前シリーズ同様にハーバート・ウェストはロマンスの要素が一切ないけど、研究に没頭する意味では正しいキャラクターだと感じます。
逆にパートナーは就任した日に取材していたジャーナリストと肉体関係になるので、ここら辺も前シリーズと同じ流れと言える。
さすがに予算があまりないせいで死体が暴れる状況が少なくなったけど、それでもエログラなこだわりは感じられます。
シリーズの醍醐味と言えるけど、終盤でもメチャクチャな展開は素晴らしく、下品すぎるシーンも納得ができてしまう。
それぐらい本シリーズでは定番であって、みんながそれを期待しているからこそ、ブライアン・ユズナ監督はしっかりと応えてくれています。
最終的にハーバート・ウェストは刑務所を脱獄してしまうが、まだまだ続編を作って欲しいけど、さすがにもできないのは少し残念です。

コメント

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