作品データ
あらすじ
フィラデルフィア市警を引退したジャックは、長年連れ添った妻を数週間前に亡くし、その傷を癒やしに人里離れた山荘を訪れていた。
山中を散策していたジャックは、口封じの為に抹殺されようとしていたシャノンを助け出す。
シャノンは汚職警官による麻薬取引のトラブルに遭遇し、殺人現場の目撃をしており、二人は生き残る為にタッグを組んで立ち向かうのだった。
登場人物&出演者
・ジャック・ハリス(演:ブルース・ウィリス)
近年の出演作に『サバイバル・シティ』、『コズミック・シン』などがあります。
主人公。元警官。妻を亡くして早期退職した。妹の山荘を訪れる。妹の助言を聞いて気晴らしとして散歩に出かける。
散歩している途中でシャノンの助ける声を聞いて、トミーたちの処刑を止めて一緒に逃げた。
事情を話してシャノンに信用してもらうと、銃を手渡して山荘で電話をしようと向かった。
ハンクにパムの事がバレて人質に取られ、シャノンから疑われるも作戦を立てて共闘した。
最後はハンクを逮捕させてパムが昇進して、シャノンが父親の遺灰を撒く為に同行していた。
・シャノン・マザーズ(演:ジェイミー・キング)
代表作に『シン・シティ』、『大脱出』シリーズなどがあります。
ヒロイン。写真記者。父親の遺灰を山に撒く為に来たが、嵐のせいで断念して帰ろうとした。麻薬の取引現場に遭遇。
ビリーと売人がやり取りしている会話を聞いて、カメラで撮影するもバレて逃げ出していた。
トミーに殴れて倒れ縛られると、処刑される寸前にジャックが駆けつけてなんとか助かった。
ジャックとは共通点があってカメラを取りに行くが、取引するところを目撃して信用を失う。
最後はジャックと和解してハンクを罠にハメて逮捕させ、改めて父の遺灰を撒きに山へ行く。
・パム・ハリス(演:ケリー・グレイソン)
代表作に『ブレイク・タウン』、『ドント・サレンダー/進撃の要塞』などがあります。
ジャックの姪。兄が32年連れ添った妻を亡くしたショックから立ち直れず、時間が解決するとして励ました。
都会から来た兄から何をすればいいか聞かれると、ハイキングがいいと提案をして見送った。
実は保安官事務所のオペレーターであって、山荘に来たハンクに知られて連絡をもらった。
昇進するという話しから付いていくが、人質になっている事を知らずジャックに助けられた。
最後は昇進して現場のパトロールに出る事となり、ジャックとシャノンを見送っていった。
・ビリー・ジーン(演:ララ・ケント)
代表作に『10ミニッツ』、『スプリー』などがあります。
保安官事務所の女性警官。シングルマザー。売人との取引を担当。売人とは肉体関係を持つがビジネスが優先。
売人に会話を録音している事から射殺するが、現場をシャノンに目撃されて発砲して追った。
死体と車を隠しハンクに連絡して、シャノンを捕らえる為に3つある出口の1つに向かった。
ジャックのせいで逃げたシャノンを追い詰めるが、反撃で太腿にナイフを食らって負傷する。
最後はハンクがやって来て邪魔になると言われ、トミーによって多量出血によって死亡した。
・トミー・リバース(演:タイラー・ジョン・オルソン)
代表作に『デッド・シティ2055』、『リーサル・ストーム』などがあります。
保安官事務所の警官でハンクの兄。保安官事務所でハンクとしゃべっていると、ビリーから連絡を受けていた。
ビリーが売人を射殺した上に目撃者を逃したと知り、ハンクから現場へ手伝う指示を受ける。
現場に到着して売人の車を確認して片付けながらハンクに連絡し、市長選の看板も立てた。
シャノンの反撃でビリーが負傷すると、ハンクに連絡して来てもらうと処分する指示に従う。
最後は目の前をシャノンが逃げて追いかけるが、銃を奪われて撃たれてしまい呆気なく死亡。
・ハンク・リバース(演:マイケル・シロウ)
代表作に『サウスランド』、『サバイバル・シティ』などがあります。
保安官事務所の保安官でトミーの弟。自分が有能だと思っていて、兄やビリーたちが無能として汚れ仕事を任せる。
市長選に出馬する為に問題を起こしたくない一方、資金が必要として部下と金を作っていた。
ビリーが売人を射殺した連絡を受けると、目撃者がいると分かってトミーを向かわせていた。
トミーに呼び出されてビリーは助からないと判断し、トミーに処分してもらって捜索する。
最後は一人だけになって追い詰めようとしたが、逆にジャックたちの罠で逮捕されてしまう。
感想
[個人的な評価]
本作は主に音楽監修で活動し、初の映画監督に挑戦するマイク・バーンズが務めています。
この作品は助監督や音楽監修として活躍するアル・イムラン・ニロイが共同監督を務めます。
認知症となったブルース・ウィリスの出演作になるが、映画へ出演しているだけでも充分という感じで見守っています。
セリフもちゃんと覚えられない状態だから、撮影は短時間でカット割りが非常に多くて不自然なところがたくさんあります。
これはブルース・ウィリスに配慮した撮影となっているが、ワザワザ彼を起用するスタッフの金儲け主義が本当に残念でならない。
もし、ブルース・ウィリスが認知症になっていなければ、このような退屈で面白味のない作品には出演していないでしょう。
低予算で作られているだろうけど、あまりにも脚本のレベルが低くて、それがそのまま登場人物たちの行動に反映されています。
難しい事ができない脚本家たちが使う手段として、登場人物の知能を下げる事によって整合性のない行動を取らせられます。
とにかく、本作における悪役たちは知能指数が猿並みに退化させられており、すべての行動が幼稚すぎて笑うにも笑えない。
リーダー格が部下を小バカにしているけど、その当人の行動もまたお粗末としか言えないぐらい短絡的で決して賢いとは言えない。
そんな悪党のリーダーが市長選に出ようとしているから、よほど地元民のその程度だと思わせるような悪い印象になります。
もちろん、主人公のようなポジションに見えて実は違うブルース・ウィリスもほとんど活躍せず、代わりにヒロインが色々と大変な目に遭う。
これは引退寸前のブルース・ウィリスの作品に見られる特徴であり、代わりの主人公がボロボロになるのはお約束となっています。
残り少なくなったブルース・ウィリスの出演作も、引き続き見守っていきたいと思います。
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