作品データ
あらすじ
人間の高校生アディソンと、ゾンビのアメフト選手であるゼッドは、高校卒業を控えていた。
ゼッドがアメフトでの活躍によって注目され、奨学金をもらってゾンビ初の大学進学を果たそうとしていた。
一方、アディソンはチアの全国大会を企画して、大会に出場を希望するエイリアンたちが銀河系の外からやって来てシーブルックの町に滞在するのだった。
登場人物&出演者
・ゼッド(演:マイロ・マンハイム)
代表作に『ゾンビーズ』シリーズ、『プロムの約束』などがあります。
主人公。ゾンビの男性。シーブルック高校でアメフト部に所属している。大学の特待生となるべく努力する。
エイリアンがやって来て大学を諦めそうになるが、規約にゾンビ禁止がない事から期待する。
大学からのスカウトがやって来ると、アディソンのせいでZバンドが不具合となってしまう。
結果的に大学へ合格する事になったが、アディソンが宇宙へ行くと悲しみながら見送った。
最後は卒業式にアディソンが戻ってくると、誰よりも喜んで再び一緒になって踊っていた。
・アディソン(演:メグ・ドネリー)
代表作に『ゾンビーズ』シリーズなどがあります。
ヒロイン。人間の女性。シーブルック高校のチアリーダー。バッキーが生徒会長になった事でキャプテンになっている。
全国のチアリーダーによる大会を計画し、ゼッドが同じ大学に入れるように応援をしている。
エイリアンたちが町を破壊しながら来ていたが、一人だけ友好的な態度でゼッドを説得する。
自分がエイリアンの一人だと分かると、彼らを故郷へ導く存在として一緒に宇宙へ出ていく。
最後は故郷がシーブルックだと判明して帰ってくると、卒業式にいたゼッドと再会を果たす。
・ウィラ(演:チャンドラー・キニー)
代表作に『バトル・ダンス』、『ゾンビーズ2』などがあります。
狼族の女性。シーブルック高校の生徒として認められ、今でも狼族のリーダーとして誇りを忘れていない。
チアリーダーの大会が始まろうとしていくと、ワイアットに説得されて応援をする事になる。
エイリアンたちがやって来ると、何かを奪いに来たとして最初から信用せず警戒している。
ムーンストーンを奪おうとしたエイリアンを敵対視し、アディソンに警告するも拒否された。
最後はアディソンが戻ってくると、エイリアンたちを歓迎してアスペンといい感じになった。
・イライザ(演:カイリー・ラッセル)
代表作に『ジャンプ・イン!』、『ゾンビーズ』などがあります。
ゾンビの女性。シーブルック高校からZバンドを作る会社にインターンシップをしている為、一人だけ別の場所にいる。
余った部品から自立型のロボットを作り出すと、シーブルック高校に送って一緒に行動する。
大学へ特待生として行こうとするゼッドに期待するが、エイリアンたちの存在が問題と説明。
マザーシップのパワーが不足してしまうと、ムーンストーンとZバンドで供給できると話す。
最後はインターンシップ先で卒業を迎えたが、最終的にワイアットと両思いだと告白した。
・ワイアット(演:ピアース・ジョザ)
代表作に『How to Beat a Bully』、『ゾンビーズ2』などがあります。
狼族の男性。シーブルック高校の生徒として通っていて、誰よりも馴染んでいてウィラを説得する役目を持つ。
なぜかインターンシップに出ているイライザに片思いをしていて、伝えられない状況にある。
エイリアンたちがやって来ると、ウィラたちと同じく警戒するもイライザの事を思っている。
ムーンストーンがエイリアンたちに奪われそうになり、アディソンに彼らの問題を詰めた。
最後はアディソンが旅から帰ってくると、エイリアンたちを迎えてイライザと両思いになる。
・バッキー(演:トレヴァー・トージマン)
代表作に『ゾンビーズ』シリーズなどがあります。
アディソンの従兄弟。シーブルック高校の生徒会長。チアリーダーによる全国大会がアディソンにアイデアに驚く。
エイリアンたちがやって来ると、真っ先に逃げてボンゾを盾にすると彼らの危険を訴える。
チアリーダーの大会が始まろうとする中で、すでに退部しているのにずっと気にしている。
優勝トロフィーを実際に見ていたが、エイリアンの思考を読み取る機械から悪事をバラした。
最後はアディソンが帰ってくると、勝手に宇宙船を奪って一人で宇宙へ出ようとしていた。
・アスペン(演:テリー・ヒュー)
本作が長編映画デビュー作となります。
宇宙からやって来たエイリアンの女性。短髪のアジア系。地球人の常識を知らないせいで失礼な言動を取っている。
マザーシップからの指令で故郷となる惑星を探すべく、シーブルック高校に生徒として探す。
ゼッドの思考を読み取ってから彼とはカップルだと言い放つが、実際は理解をしていない。
アディソンが仲間だと分かって、彼女の遺伝子に地図があると判明すると一緒に宇宙へ出る。
最後はシーブルックこそが自分たちの故郷だと分かると、戻ってウィラといい感じになった。
・アラン(演:マット・コーネット)
代表作に『ブラッディ・アフェア/過ちのキス』、『ダーク・メモリー/哀しき復讐』などがあります。
宇宙からやって来たエイリアンの男性。自分たちは平和主義で友好的な種族だと自負している。
自分たちには圧倒的な科学力を持っていて、チアリーダーを知って積極的に取り組んでいた。
科学技術を使ったチアリーディングで圧勝できると宣言するが、バッキーに無理と言われる。
アディソンが仲間と判明して地図である彼女と宇宙に行くが、シーブルックが故郷と知る。
最後はアディソンの考えに賛同すると、みんなでシーブルックに帰って一緒に暮らしていく。
・アリ(演:キーラ・タンタオ)
代表作に『The Adults』などがあります。
宇宙からやって来たエイリアンの女性。地球人たちの文明が遅れているとして、自分たちの技術を説明する。
マザーシップからの指令でシーブルック高校に潜入するが、感情を解放して過激な発言する。
地球人とシーブックをあまり気に入っておらず、何かと敵対心を持ってゼッドだちを見る。
アディソンが仲間だと分かって一緒に故郷を探す旅に出るが、シーブックが故郷と知り納得。
最後はシーブルックに戻ってくると、それまでの偏見がなくなってみんなと一緒に暮らす。
感想
[個人的な評価]
本作はディズニーが送るミュージカルゾンビ映画シリーズの3作目となります。
この作品は前作に引き続きポール・ホーエンが監督と製作総指揮を務めています。
子供向けの作品とは言え、あまりにも設定が雑すぎて地雷映画よりも苦行としか思えない内容が更にとっ散らかった状態になっている。
人間、ゾンビ、狼族というのは枠の中に入っていると思うが、ここに地球外生命体であるエイリアンを入れるのはちょっと無理がある。
てっきり、次は吸血鬼辺りが来ると思っていたが、まさかホラーからSFにぶっ飛ぶとは予想できるはずもない。
多分、インパクトだけしかストーリーを際立たせる事ができず、子供向けだから分かりやすい内容にするのはこれしかなかっただろう。
1作目からのテーマである差別意識について本作でも描いているけど、そもそも人間派生の相手になると違う意味になってくる。
ただ、物語の構造が前作とほとんど変わらず、エイリアンは目的を隠して学校に来て、主人公とヒロインが揉めて、最後はハッピーエンドという流れ。
あまりにも既視感たっぷりでストーリーは頭がお花畑じゃない限り、終始に渡ってイライラしかないような感じだった。
そもそも、こういう作品はファン向けに作っているから、そうじゃないと好みが最初から違うから鑑賞するべきじゃない。
あくまでゾンビ映画という大きな枠で鑑賞しているが、残念ながらまったく合わないタイプの作品で1作目から右肩下がりでイライラしかありませんでした。
特にヒロインの立ち回りが好きになれず、みんな平等だと主張するのは、結局は自分のエゴでしかない深層心理が見えてくるからタチが悪い。
本来なら主人公とヒロインの成長物語にするべきであるが、ターゲットが子供という事で難しくなる上に暗くなる可能性があるから路線を変更したと思います。
このシリーズは好きな人が鑑賞するべきであり、まったく興味がないとか、嫌いな人ならば絶対に鑑賞する作品じゃないと感じました。
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