作品データ
あらすじ
スティーヴ・ウェイクス警部補の相棒トニーが何者かに殺され、銃撃戦で目撃者のウェイトレスであるマディソンも被弾して巨大救急病院に搬送された。
事件の捜査を進めるスティーヴは事件には警察の銃が使用されており、警察内の組織犯罪であったと判明し、証拠とある銃弾はマディソンの体内に残されていた。
汚職警官たちは警察の立場を利用して病院を占拠し、マディソンの命を狙っていると気付いたスティーヴは満身創痍になりながら助け出そうとするのだった。
登場人物&出演者
・マディソン・テイラー(演:ニッキー・ウィーラン)
代表作に『レフト・ビハインド』、『ダブル/フェイス』などがあります。
主人公。プエルトリコのサンフアンでウェイトレスとして働く。母親が亡くなったせいで病院に対して苦手意識を持つ。
反抗期の妹に手を焼かされ、生活費を稼ぐ為に大学は休学中でいずれ本国に帰る予定がある。
ゴミ出し時に警官が何者か射殺され、足を撃たれるも軽傷で済み、目撃者として重要となる。
証拠品を回収しようとするトゥルたちから逃げ出すが、妹を人質にされて捕まってしまう。
最後はスティーヴがトゥルを倒し、追いかけてきたピアースを妹との連携で射殺し生還した。
・スティーヴ・ウェイクス警部補(演:ブルース・ウィリス)
近年の出演作に『ワイヤー・ルーム』、『ザ・ローブ/THE HEROES HIGHT VOLTAGE』などがあります。
ヒロイン。プエルトリコのサンフアンで重大犯罪課の特別捜査担当する。仕事一筋の為に独り身を貫いている。
相棒が何者か射殺され、目撃者でケガ人のマディソンが狙われるとして隔離病棟に移した。
現場から証拠が出ず苛立つが、そこへトゥルが寄越した刺客の襲撃を食らうもなんとか倒す。
マディソンを助ける為に病院まで行くと、エミリーを人質に取ったトゥルと戦って倒した。
最後はピアースを姉妹で倒した後にやって来て、証拠品となるメモリカードを受け取った。
・エミリー・テイラー(演:キャサリン・デイヴィス)
代表作に『ラン・ハイド・ファイト』、『コードネーム:バンシー』などがあります。
マディソンの妹で高校生。喘息持ちで吸入器を必要としている。母親の事故死で姉と同じく病院を苦手にしている。
母親のように監視する姉に対して反抗的な態度を見せるが、病気のせいで面倒をかけている。
発作を起こして吸入器を家に忘れたせいで病院に運ばれ、一晩の入院で弱気になっていた。
マディソンを捕まえられないトゥルに人質として利用され、劣勢になると連れ出される。
最後はボロボロの姉と再会し、追ってきたピアースを連携によって倒して生還を果たした。
・ピアース刑事(演:ティト・オーティズ)
代表作に『クロウ/真・飛翔伝説』、『ゾンビ・ストリッパーズ』などがあります。
プエルトリコのサンフアンで麻薬課を担当する。相棒のトゥルと金の為に汚職に手を染めて警官を殺害している。
目撃者となったマディソンの足に残った弾丸が証拠となる為、トゥルとともに始末へ向かう。
ガマンできずマディソンを脅していたが、冷静だったトゥルが説得するも失敗して苛立つ。
妹を人質にされたマディソンが現れ、捕まえて拷問するが油断して逆に電気を浴びて倒れる。
最後は逃げる姉妹を追いかけるが、二人の連携プレイによってマディソンに射殺された。
・トゥル刑事(演:テキサス・バトル)
近年の出演作に『ワイヤー・ルーム』、『デンジャラス・プレイス』などがあります。
プエルトリコのサンフアンで麻薬課を担当する。ピアースとともに汚職に手を染め、金の為なら手段を選ばない。
スティーヴの相棒を射殺するが、目撃者のマディソンに証拠となる弾丸がある為に回収する。
警察としての権限を使ってマディソンがいる病室に行くが、バレてしまい逃げられていた。
証拠となるメモリカードを落としてマディソンに拾われ、仕方なくエミリーを人質にした。
最後は刺客を倒したスティーヴがやって来て、タイマン勝負するも勝てず射殺されてしまう。
感想
[個人的な評価]
本作は『未体験ゾーンの映画たち2020/延長戦』にて上映された作品となります。
この作品は『ハード・キル』や『ナイト・サバイバー』で知られるマット・エスカンダリが監督を務めています。
すでに引退を表明して残された出演作が次々と公開されているブルース・ウィリスですが、本作は見逃していた作品となります。
ブルース・ウィリスは病気により長いセリフや演技ができない状態であり、当然ながらアクションもムリとなっている。
それでも本作は少しだけアクションをやっていて、セリフも近年の作品の中では多い方だと思えるぐらいしゃべっていました。
ただ、さすがに長いセリフを出せないせいか、ブルース・ウィリスのシーンだけカット割りの数が多くなっているのは仕方ないだろう。
主人公をニッキー・ウィーランが演じていますが、軽傷とは言え足に銃弾が残っているような状態で普通に歩く事すら困難となっている。
そこへ殺す気満々の汚職警官が来て必死に逃げ回るが、もはや超人の域に達するような動きとしか思えないです。
天井にある排気口を一瞬で登って逃げるのはケガしていなくても大変だが、あれだけ素早くできるのは物語の進行上仕方ないだろうと思います。
それとブルース・ウィリスの出演作で共演が多くなっているテキサス・バトルも、今回は敵対する側として登場していました。
どっちかと言えば、テキサス・バトルは少しコミカルな感じの演技が似合っているが、本作では徹底した悪役をやっていました。
とは言っても、主人公が最終的に勝つシステムなので、途中から凡ミスを連発するという感じになってしまうのも仕方ない部分だろうと感じました。
あと、ちょい役で久しぶりにスティーヴ・グッテンバーグを見かけましたが、もっと物語に絡んで欲しかったです。
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