【グランパ・ウォーズ/おじいちゃんと僕の宣戦布告】RE-3718

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洋画

作品データ

公開年月 2020/10/09
ジャンル コメディ
原作 ロバート・キンメル・スミス 『ぼくはおじいちゃんと戦争した』
監督 ティム・ヒル
脚本 トム・J・アッスル、マット・エンバー
製作 フィリップ・グラッサー、マーヴィン・ピアート、ほか
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

妻に先立たれたエドは娘夫婦との相談の結果、同居する為にしばらく孫のピーターの部屋で暮らす事になった。
しかし、おじいちゃんに自分だけの部屋を奪われた孫のピーターは不満を募らせ、ガマンの限界を迎えるとエドを追い出すべく様々なイタズラを仕掛けていく。
これを受けたはエドは意地になって部屋に居座ろうとすると、ピーターのイタズラはエスカレートしていき、ついには大騒動に発展するのだった。

登場人物&出演者

エド・マリーノ(演:ロバート・デ・ニーロ)

近年の出演作に『アムステルダム』、『カムバック・トゥ・ハリウッド!!』などがあります。

主人公。建築士だったが引退し、妻が亡くなって独り身となる。周囲に迷惑をかけるせいで娘が同居を提案する。

当初は拒んでいたが説得され、足が悪い事からピーターの部屋に入るも宣戦布告されていた。
真剣に取らなかったが、悪戯がエスカレートする事から応戦し、周囲に被害を及ぼしていく。
決着がつけられず、ピーターと釣りに行って束の間の祖父と孫の時間を過ごし秘密を教えた。
最後は次女の誕生日会を台無しにした事で反省し、ピーターと和解するも恋人のせいで再燃。

ピーター・デッカー(演:オークス・フェグリー)

代表作に『アイアン・ソルジャー』、『ザ・コールドフィンチ』などがあります。

デッカー家の長男。進級して下級生になったせいで上級生のイジメに耐えながらも友人たちと楽しんでいた。

祖父の同居で部屋を奪われて屋根裏部屋に押し込められ、友人たちとの相談で宣戦布告する。
悪戯を仕掛けて祖父から部屋を取り戻そうとするが、逆にやられてしまい一進一退となる。
次女の誕生日会で休戦協定を結ぶも無視して仕掛けるが、そのせいで台無しにしてしまう。
最後は和解し絆を取り戻し釣りに出かけるが、祖父に恋人ができた事で再び戦いが勃発する。

ジェニファー・デッカー(演:ポピー・ギャニオン)

代表作に『500ページの夢の約束』、『ママたちのパーティーナイト』などがあります。

デッカー家の次女。ティーンエイジャーの姉と相部屋であるが、遊んでいるとお互いに衝突していた。

祖父が同居する事になって誰よりも喜んでいて、実際にやってくるとベッタリとなっていた。
妻の死を受け入れない祖父が一緒に遊んでくれず、ずっと外を見ていると母親に言っていた。
誕生日会が開催されて楽しんでいたが、祖父と兄の戦争によって台無しにされて怒っていた。
最後は祖父のケガを心配してビー玉をあげて、家が修理されて再びみんな仲良く暮らした。

ミア・デッカー(演:ローラ・マラノ)

代表作に『ジャケット』、『レディ・バード』などがあります。

デッカー家の長女。ティーンエイジャー独特の反抗期を見せていて、次女のジェニファーと相部屋になっている。

彼氏に夢中となっている一方で、母親から良い大学に入る為に勉強するように言われている。
いつも勉強会と言って彼氏と会っているが、母親にバレているがそれでも止められない。
ジェニファーの誕生日会で自分だけ彼氏を呼べない事に不満を持ち、母親とケンカをした。
最後はこっそり彼氏を家に連れている事がバレて、祖父の助言から母親が交際を許された。

サリー・マリーノ=デッカー(演:ユマ・サーマン)

近年の出演作に『ハリウッド・スターガール』、『ハウス・ジャック・ビルト』などがあります。

エドの娘でデッカー家の母親。独り身の父親を心配して2時間かけて実家に戻っていたが、同居を提案した。

仕方なく父親が同居を承知してくるが、足が悪いという理由で長男から部屋を奪ってしまう。
長女もまた彼氏をうつつを抜かしている状態で、勉学を優先するべきとして認めていない。
祖父と長男の戦争を知っていたが、誕生日会を潰す被害によって強く二人を注意していた。
最後は父親と長男が仲直りした姿を見て微笑み、長女の恋人を認めて家の修理を手伝わせた。

アーサー・デッカー(演:ロブ・リグル)

近年の出演作に『ハロウィンの呪文/ブリッジホローは大騒ぎ!?』、『ステータス・アップデート』などがあります。

デッカー家の大黒柱。スーパーマーケットの設計をしている。以前は建築士を目指すも家族の為に断念した。

義理の父親が同居する事に賛同するが、以前から認められておらず名前すら間違えられる。
エドと長男の戦争を知らず、そのせいで被害を食らい、何度かエドの陰部を見てしまう。
図書館の図案が募集されていて、密かに設計図を描いていてそれを見たエドから褒められた。
最後は破壊された家が元に戻ると、再び同居するエドや家族たちと仲良く暮らしていた。

感想

[個人的な評価]

評価 :2.5/5。

本作は1984年に発表されたロバート・キンメル・スミスの児童文学『ぼくはおじいちゃんと戦争した』を実写映画化した作品です。
この作品は『ガーフィルド2』や『イースターラビットのキャンディ工場』で知られるティム・ヒルが監督を務めています。
あのロバート・デ・ニーロがファリミー映画に出るのは珍しいというワケじゃないが、徹底した役作りで知られる役者だからこそ気になります。
今回は妻を亡くして独り身となって娘に迷惑をかける年寄り役で、面倒をみる為に住んでいた家から娘夫婦の家に引っ越すという事になる。
そのせいで長男から部屋を奪う事になるが、実際は気乗りしておらず、妻を亡くした事実をまだ克服できずにいる。
そこで部屋を取り戻そうとする長男から宣戦布告をされ、お互いに悪戯レベルの心理戦を仕掛けていく展開になります。
一瞬だけ『ホーム・アローン』のような展開を期待したが、さすがにロバート・デ・ニーロにアクションを求めるのはムリがあったようだ。
当初は祖父と孫だけの戦争から周囲に迷惑をかけるようになっていくが、あくまで部屋の争奪戦で二人の仲に問題はない。
なので、そこら辺の緊張感がまったくないし、他の家族についてのエピソードも中途半端すぎて意味がないように感じてしまった。
本当なら家族にも個別に問題があって、最終的に祖父と長男が和解した事で崩壊しかかった絆と思わぬ成功を手にする王道のパターンにするべきでした。
ただ、そうすると他の作品と差別化ができないから、本作のようにいいとこ取りしようとして中途半端に終わってしまったと思います。
本作はロバート・デ・ニーロ、ユマ・サーマン、ロブ・リグルといった主役級が出ているのに微妙な感じになったのは監督の演出や脚本の悪さだろうと思います。
さすがにロバート・デ・ニーロに体を張るような役は見ていて心配になるので、純粋に彼の演技力だけを楽しませる作品がいいと感じました。

コメント

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