作品データ
あらすじ
かつて、ある噂に興味を抱き、学校の大鏡の前で“紫の鏡”と5回唱えた2人の女子高生が恐るべき惨劇に見舞われた。
それは大鏡のある旧校舎での合宿を控えたテニス部員たちに、顧問の佐々木先生がふざけ半分に聞かせた都市伝説だという。
しかし、1年生の美奈子だけは笑い飛ばす事ができず、いよいよ二泊三日の強化合宿が始まろうとするのだった。
登場人物&出演者
・神崎美奈子(演:紗綾)
代表作に『口裂け女』、『メリーさんの電話』などがあります。
主人公。高校1年生のテニス部員。極端な怖がりで何かあると悪い予感がすると言ってビビってしまう。
先生が話す「ムラサキカガミ」について冗談だと思えず、何かあるとして悪い予感がする。
冬の強化合宿で旧校舎に寝泊まりする事に怖がり、絵里たちに言われてなんとか行っていた。
絵里がいなくなって学校にまだいると先生に話すと、理沙の罰ゲームで鏡の前で襲われる。
最後は怪女と一緒に遊ぶと行ってしまい、そのまま鏡の中に引き込まれて出られなくなった。
・蒲田絵里(演:上杉奈央)
代表作に『メリーさんの電話』、『生贄な彼女』などがあります。
高校1年生のテニス部員。美奈子とは親友な関係。先生の怪談話にビビっていた美奈子に噂話だと説明した。
冬の強化合宿が旧校舎で不満を漏らすも理沙に逆らえず、美奈子とみのりたちと向かった。
理沙がサッカー部の恋人と別れた噂話をして、自身は大学生の恋人ができたと自慢する。
美奈子と「ムラサキカガミ」を見に行って唱えてしまい、そのまま姿を消してしまう。
最後は怪女に姿を借りられて美奈子をビビらせ、パニックになったみのりを殺害していた。
・山下睦美(演:森下まい)
代表作に『退魔天使(エンジェル)/ビザールシューター』、『萌えよ!ドラゴンガールズ』などがあります。
高校1年生のテニス部員。冬の強化合宿前に先生から「ムラサキカガミ」を聞くと気持ち悪いと言っていた。
理沙から冬の強化合宿のスケジュールを受け取り、旧校舎での寝泊まりと知って嫌がった。
途中から絵里がいなくなった事について先生に聞かれ、大学生の恋人と遊びに行ったと証言。
理沙から団体責任の罰として「ムラサキカガミ」の真偽を確かめる為に選ばれてしまう。
最後は背後から来た怪女に首を絞められ、抵抗できないまま首を切り落とされて死亡した。
・相田みのり(演:安岡あゆみ)
代表作に『メリーさんの電話』、『ケータイ小説家の愛』などがあります。
高校1年生のテニス部員。冬の強化合宿前に先生から「ムラサキカガミ」を聞くが、特に信じていなかった。
冬の強化合宿が旧校舎で不満を持つも理沙の指示として従い、美奈子と絵里たちと向かった。
途中から絵里がいなくなっても気にならず、新しい大学生の恋人と楽しんでいると思った。
理沙から団体責任として「ムラサキカガミ」の肝試しをさせられ、カメラ係として撮影する。
最後は睦美が死に逃げ回り、先生が来るとカメラで撲殺して、絵里に化けた怪女に殺された。
・林理沙(演:岡本奈月)
代表作に『ガチバン』シリーズ、『うさぎドロップ』などがあります。
高校2年生のテニス部員でキャプテン。1年生たちに厳しい態度を取って、ストレス発散にあれこれ指示している。
冬の強化合宿でスケジュールを配っていくと、1年生は旧校舎で寝泊まりすると決めていた。
絵里が強化合宿の途中からいなくなるが、気にする事なく他の部員の練習を見ていた。
睦美から絵里のサボり内容を聞いて気に食わず、独断で1年生に団体責任の罰を与える。
最後は学校に登校してくると、昇降口で惨殺された1年生と先生の死体を見て悲鳴をあげた。
・佐々木先生(演:長澤奈央)
代表作に『メリーさんの電話』、『柔道ガールズ』などがあります。
高校の教師でテニス部の顧問。冬の強化合宿前になぜか1年生に「ムラサキカガミ」の怪談話をしていた。
みんなが信じていない中で、美奈子だけが真剣に詳細を聞くと喜んで話すも噂だと片付けた。
冬の強化合宿が始まって絵里がいなくなるも探さず、美奈子から学校にまだいると言われる。
昔の記事を探していると「ムラサキカガミ」との関係性を知り、車でどこかへ向かった。
最後は学校に戻って美奈子たちを探すが、ビビっていた睦美にカメラで撲殺されてしまう。
感想
[個人的な評価]
本作は都市伝説として知られる『ムラサキカガミ』を題材にしています。
この作品はグラビアアイドルとして活躍していた紗綾の映画初主演作となります。
既視感のあるような展開だと思ったら、『メリーさんの電話』とかなり似たような展開になっていた感じです。
なぜなら主演が紗綾で先生役が長澤奈央だったので、まったく似たような展開だから既視感があったのかもしれない。
しかも、同じようにラストで物理的に攻撃してくる「ムラサキカガミ」の怪女に襲われるパターンも一緒でした。
そもそも、アイドルが主演するホラー映画というのは演技力が足りないし、予算もないからできる事が限られています。
これはあくまで主演のアイドルのファンが楽しむ為であり、なぜかホラー映画というジャンルが使いやすいのか定番となっている。
紗綾にとって初主演作であるけど、元々がそんなに演技力が高くないし、目立ったような魅力がないから全体的に地味です。
どっちかと言えば、意味不明にテニス部員たちに怪談話をして怖がらせる先生役の長澤奈央が相当美人でした。
肝心の「ムラサキカガミ」は実際の都市伝説とかなり違ってアレンジされ、そこから怪女が登場して物理的に殺しまくっていく。
これも予算の問題でCGが使えないので、どうしても物理的に殺害していかないと物語が進まないからだろうと思います。
これは『メリーさんの電話』でも同じであり、どうしても最後はそうなってしまうのは予算の限界があるからだろうと言えます。
アイドルが主演するホラー映画というのは総じて作品としての面白くないが、あくまで出演者で選ぶモノだと再認識させられます。
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