【レディ・ガイ】RE-2771

スポンサーリンク
アクション

作品データ

公開年月 2018/01/06
ジャンル アクション/サスペンス
原作 なし
監督 ウォルター・ヒル
脚本 ウォルター・ヒル、デニス・ハミル
製作 サイド・ベン・サイド、ミヒェル・メルクト
製作国 アメリカ
鑑賞方法 レンタルDVD

あらすじ

凄腕の殺し屋フランク・キッチンはある日、隠れ家に上客であるマフィアのボスが訪れ、突然として銃撃戦となる。
被弾して意識を失ったフランクは見知らぬ安ホテルで目を覚ますが、全身に巻かれた包帯を取って鏡の前に立つと愕然とした。
フランクは強制的に性転換手術を施され、ベッド脇に置かれたテープレコーダーから犯人を知ると、女性として復讐を始めるのだった。

登場人物&出演者

フランク・キッチン(演:ミシェル・ロドリゲス)

近年の出演作に『ワイルド・スピード/ICE BREAK』、『スマーフ/スマーフェットと秘密の大冒険』などがあります。

主人公。凄腕の殺し屋。どんな依頼も確実にこなし、バーでは女を誘惑して部屋に連れ込む。

マフィアのボスであるオネストから依頼を受け、大金を受け取って安ホテルで待機していた。
レイチェルの弟を殺した事で実験台に指名され、オネストに囚われ性転換手術を施された。
行きずりの女だったジョニーと同居し、着々と自分を女に変えたレイチェルに近づいていく。
最後はレイチェルのアジトに乗り込んで部下全員を殺し、彼女に銃弾を浴びせて指を奪った。

ジョニー(演:ケイトリン・ジェラード)

代表作に『ソーシャル・ネットワーク』、『マジック・マイク』などがあります。

フランクが酒を飲んでいたバーで出会った女性。本業は看護師。犯罪者に惹かれるビッチ。

フランクとは一度寝ただけの関係だったが、性転換手術を受けた彼と再会して受け入れる。
実は過去に看護師の特権を利用し、レイチェルに様々な薬品を横流しして大金を得ていた。
その関係からフランクを監視する役目を担うが、彼に対する想いは少しだけあった。
最後はフランクにバレてしまうが、殺されず遠い街に逃がされ、そこで定住する事になる。

ラルフ・ガレン(演:トニー・シャルーブ)

代表作に『メン・イン・ブラック』、『13ゴースト』などがあります。

精神科医。精神科病院に収容されていたレイチェルの精神鑑定をする新たな担当医となる。

自信に満ち溢れたレイチェルの精神鑑定をするが、毎度のように小バカにされて見下される。
レイチェルが話すフランク・キッチンの存在を信じず、彼女の作り話に付き合っていた。
ようやくレイチェルが自供する知って場を設けるが、そこでフランクの話しをして台無しに。
最後は真実を語る意味がないと悟ったレイチェルに別れを告げられ、病院を立ち去った。

オネスト・ジョン・ベコニアン(演:アンソニー・ラパリア)

代表作に『ランタナ』、『ジャンゴ/繋がれざる者』があります。

マフィアのボス。主にホームレスを捕まえ、レイチェルの実験に提供して資金を得ている。

フランクに殺しの仕事を依頼し、大金を払ってターゲットが街に戻るまで待機させる。
実は過去にクズでどうしようない従兄弟をフランクに殺され、密かに復讐を考えていた。
レイチェルとの利害の一致によって、フランクを捕まえて性転換手術を受けさせた。
最後は復讐を企てたフランクに部下を全員殺され、ジョニーの裏切りを口にして殺された。

ベッカー(演:ケン・カージンガー)

代表作に『フレディ vs ジェイソン』、『クライモリ/デッド・エンド』などがあります。

レイチェルの下に従う看護師。医療関係者とは思えないほど立派な体格をしている。

大の女好きでいつも娼婦を買って楽しんでいるが、費用はすべてレイチェルが払っている。
過去にひと目で気に入ったジョニーと関係を持った事で、薬品の横流しをする事になる。
最後はアジトに乗り込んだフランクを一度捕らえるが、反撃を受けて呆気なく射殺された。

レイチェル・ジェーン(演:シガニー・ウィーバー)

近年の出演作に『怪物はささやく』、『ゴーストバスターズ』などがあります。

天才外科医。医学界で偉業や新たな発見をするが、周囲の嫉妬から次第に孤立してしまう。

結局は医師免許を失ってしまい、そこから違法でクリニックを開業して整形医となる。
他の人間は無能だと考え、常に自分は重要な役割を果たし、人類にとって必要だと信じる。
クズでどうしようもない弟をフランクに殺され、彼を女性に性転換手術を施して復讐した。
最後はフランクが何も変わらず、襲撃されて銃弾を浴び、親指以外を切断されてしまう。

感想

[個人的な評価]

評価 :3/5。

本作は監督を務めるウォルター・ヒルが自らグラフィックノベル化した企画の実写映画化させた作品です。
ウォルター・ヒル監督は『48時間』や『ストリート・オブ・ファイヤー』で知られています。
そんな本作は殺し屋の男が天才外科医の性転換手術を強制的に受けてしまうという物語。
かなりぶっ飛んだ設定であるが、漫画らしい設定と言えば納得する事でしょう。
自身の意思とは無関係に性転換手術を受ける主人公を演じるのはミシェル・ロドリゲス。
アクション女優としても知られるミシェル・ロドリゲスですが、本作の役はピッタリのキャスティングと言えるだろう。
女性らしい一面を持っているが、時には男性顔負けの迫力ある演技をする女優である。
冒頭では男であるフランク・キッチンを特殊メイクで顔だけじゃなく、全身まで再現しているのが注目するところ。
残念ながら日本版ではボカシが入っていて肝心の部分は見えないが、多分だが、リアルに再現しているはずだと思います。
ただ、どうしてもミシェル・ロドリゲスは魅力的な女性なので、男を演じるにはちょっとばかり中性的でした。
それらしく立派な口ヒゲを蓄えたり、胸毛を見せているが、やはり、骨格が女性なので今一つというのが正直な印象でした。
その代わり、女性になった時の魅力は化粧をしなくても分かるぐらい美人なのです。
主人公を性転換させた天才外科医を演じたシガニー・ウィーバーもハマリ役と言えます。
人を見下す典型的な天才として登場し、精神科医すら足元に及ばないような態度はシガニー・ウィーバーならば納得できてしまう。
最初から最後まで余裕の持った態度であるが、ラストで明かされるフランク・キッチンの復讐はなかなかでした。
フランク・キッチンは大事なモノを奪われてしまい、そのお返しとして天才外科医の大事なモノを奪う結果は満足できる。
しかしながら、本作はもっと軽い展開で良かったと思うし、激しい銃撃戦があった方が更に面白くなっただろう。
でも、ここは予算の都合があったのか、一方的な主人公の復讐は少しばかり飽きてしまう。
個人的には分かりやすい復讐劇でも良かったが、シガニー・ウィーバーの存在感が絶妙なバランスを生んでいるのが救いだと感じました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました